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人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本 の商品レビュー

4.3

14件のお客様レビュー

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2024/01/18

書かれた当時と状況は変わってしまっている部分があるものの、だいぶ興味深く読んだ。 面白い。 文体や表現などに誤りや不自然な箇所が見られて若干気になった。

Posted byブクログ

2024/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の『おいしいものでできている』を読みオモシロかったので新書である本著をサクッと読んだ。画一化の象徴であるチェーン店について深掘りしていてとても興味深かった。どこの県の国道沿いにも同じようなレストランやファーストフードチェーンしかないことを憂いてはや数十年。その画一化の中での進化を見過ごすのは本当にもったいないと思えた。当然個人経営のお店を真っ先に応援したい気持ちはありつつ著者のようにチェーンの良さを最大限まで堪能したいなと感じた。  チェーン店を安かろう悪かろうで下に見る風潮の中で著者が目をつけたのはサイゼリヤだった。2023年現在、サイゼリヤをメタ的に本格イタリアンだと考えてベタ褒めするのは当たり前になっているが著者が火付け役のよう。提供されるメニューの美味しさに加えて顧客側のカスタム要素を根掘り葉掘り教えてくれていた。特に無償提供されている調味料を最大限に活用するテクニックの数々は今すぐ真似したくなるやつだった。ただ読了後に食べに行ったものの本著が書かれたときと状況が異なっており調味料はかなり縮小されており残念…とはいえ本著を読むことでサイゼリヤだからこそ楽しめるメニューを知れるので有用なのは間違いない。  冒頭かなりのボリュームで説明されるサイゼリヤと同じように、さまざまなファストフード、ファミレスについて延々と書かれていて、いずれの論考も興味深かった。行ったことない店はほとんどなく身近なメニューに関する新たな価値観の提示があるので、食べたことあるものだとしても改めて食べたくなる。個人的には松屋のパンチの効いた味に関する歴史を紐解いた章が納得度が高かった。またチェーンではないものの、どの街にもある中華料理屋、インドカレー屋についても背景含めて細かく解説されていて勉強になった。「ベタ」はバカにされがちだけども、その先を見つめられるような著者のような視点は忘れずにいたい。

Posted byブクログ

2022/12/24

サイゼやガストなど、外食チェーンの知られざる凄さを語る一冊。特に、冒頭にあるサイゼ愛が凄い。著書の推奨するサイゼのフルコースは一度は試してみたいな。ひとに教えたくなるネタも多し。いいですね。

Posted byブクログ

2022/07/26

めちゃくちゃ面白かった~!ゲラゲラ笑いながら読んだ。イナダ先生は文才があるのだ。だからTwitterも面白いんだね。 松屋行きたい~

Posted byブクログ

2022/04/14

サイゼリヤ編はもちろんのこと、マクドナルド節、松屋節、バーミヤン節も素晴らしく、挙げ句の果てに「さわやかvsブロンコビリー徹底比較」節は見出しを見た瞬間に顎が外れそうなほど笑ってしまった(この本を読み終えるときには倍ダブチを買ってきてアサヒ生ビール缶と一緒に食べていた)。 話の内...

サイゼリヤ編はもちろんのこと、マクドナルド節、松屋節、バーミヤン節も素晴らしく、挙げ句の果てに「さわやかvsブロンコビリー徹底比較」節は見出しを見た瞬間に顎が外れそうなほど笑ってしまった(この本を読み終えるときには倍ダブチを買ってきてアサヒ生ビール缶と一緒に食べていた)。 話の内容の巧みさもさることながら、ここ30年のチェーン店の限定メニューを、さも食べて覚えていることが当たり前であるかのように持ち出し、論じてみせるあたりに、職業的食い道楽の面目躍如があるように見えた。まるでここ半世紀の演劇の演出論を複数の公演を全部踏まえた上で語るような、そういうともするとスノッブな風合いさえ出てくるような語り口、それがファミレスほかチェーン店の限定メニューでも可能であり、マウント要素たりうるのだと(本人はマウントしてるつもりはなくて本当に好きで覚えてるだけなんだろうけど)圧倒させられた。著者の稲田さんが言う通りにチェーン店を舐めずに向き合うことで、食事の楽しみは増えるはずだと思えたのは収穫だった。その辺のなんてことないチェーン店の限定メニューのことを、数十年後まで語り継ぐかも知れないと言う思いで注文することなんてこれからどれだけあるだろう。そんな食い道楽的にスケールのデカい想像をさせられる本だった。 

Posted byブクログ

2022/04/08

これは新書版「メシばなタチバナ」です。 「メシばなタチバナ」とは、チェーンの牛丼店 などの歴史や、そのメニューの変遷の歴史を語 る人気漫画です。 そしてこの本も、チェーン店のビジネス的な観 点でのスゴさを語るのではなく、「こういう隠 された楽しみ方ができる」というスゴさがある...

これは新書版「メシばなタチバナ」です。 「メシばなタチバナ」とは、チェーンの牛丼店 などの歴史や、そのメニューの変遷の歴史を語 る人気漫画です。 そしてこの本も、チェーン店のビジネス的な観 点でのスゴさを語るのではなく、「こういう隠 された楽しみ方ができる」というスゴさがある というのを語っているのです。 例えばサイゼリヤ。 サイゼリヤでは普通の調味料としてオリーブオ イルがあります。このオリーブオイルを使って 既存のメニューを「味変」させるテクニックを 語っています。 チェーン店も侮れない。明日の昼には行ってみ るか、と思う一冊です。

Posted byブクログ

2021/12/26

筆者のサイゼリヤ愛がひしひしと伝わってくる本。 松屋の紹介「とにかく私たちに米の飯を食わせようとしている」は非常に納得!(笑) 食べログの低評価レビューの話は、実用的で良い。 チェーン店の凄さを語る筆者の勢いに圧倒される。所謂"美食家"は、チェーン店を色眼鏡...

筆者のサイゼリヤ愛がひしひしと伝わってくる本。 松屋の紹介「とにかく私たちに米の飯を食わせようとしている」は非常に納得!(笑) 食べログの低評価レビューの話は、実用的で良い。 チェーン店の凄さを語る筆者の勢いに圧倒される。所謂"美食家"は、チェーン店を色眼鏡で見勝ちなものの、筆者の飲食に対する平等愛、尊敬を感じ取れる。飲食店を経営しているからこそ分かる凄さなのだと思う。  P266で、若い世代はチェーン店への偏見も少なく、今後は旧弊な先入観に囚われない実力勝負の時代が来る、と記載あるが、コロナで予想以上に早くその時代がやって来ている様に思われる。(3千円の格安店なら、お家で良いものを食べる動きなど。出版時点で2019年。) 筆者も述べる様に、成功しているチェーン店とは常にアグレッシブな挑戦をやめない企業だろう。消費者としても、チェーン店(に限らずだが)の挑戦を楽しむ度胸が大切。 チェーン店でもっと自信を持って食べて欲しい、凄さを知って欲しい、その思いで書かれた事を最後に知り、その熱い思いに感動しました!

Posted byブクログ

2021/08/15

サイゼリア  パスタ アマトリチャーナ  ハム プロシュート、ミラノサラミ、粗挽きグリルソーセージ  フレッシュチーズとトマトのサラダ(モッツァレラチーズ)  バッファローモッツァレラピザ  無料のオリーブオイルと粉チーズ(ペコリーノ、グランモラビアチーズ)  イタリアンプリン ...

サイゼリア  パスタ アマトリチャーナ  ハム プロシュート、ミラノサラミ、粗挽きグリルソーセージ  フレッシュチーズとトマトのサラダ(モッツァレラチーズ)  バッファローモッツァレラピザ  無料のオリーブオイルと粉チーズ(ペコリーノ、グランモラビアチーズ)  イタリアンプリン マック  クオータパウンダーはなくなったが、グランシリーズ  ダブルチーズバーガー ハティ2倍を狙え

Posted byブクログ

2020/10/26

★★★★ 今月7冊目 おもろかった。食べることに命かけてる私もうすうす気がついてましたよ。 チェーン店の凄さに。 そして個人店よりチェーン店を見下す事に。 この本読んでサイゼリアめちゃ行きたくなった。 カスタムして食うぞ。 大陸系中華屋とこインドネパール屋をインネパ系とか新たなワ...

★★★★ 今月7冊目 おもろかった。食べることに命かけてる私もうすうす気がついてましたよ。 チェーン店の凄さに。 そして個人店よりチェーン店を見下す事に。 この本読んでサイゼリアめちゃ行きたくなった。 カスタムして食うぞ。 大陸系中華屋とこインドネパール屋をインネパ系とか新たなワードを手に入れた

Posted byブクログ

2020/07/01

世の中には食べることの好きな人と食べることが異常に好きな人の2種類がある。実際に幅広い種類の飲食店を複数運営するという筆者。プロの視点だからこそ気づく人気飲食チェーンの魅力。 全4章のうち初めの4分の1はサイゼリア礼賛。どうなることかと思ったがその後、デニーズ、ロイヤルホスト、...

世の中には食べることの好きな人と食べることが異常に好きな人の2種類がある。実際に幅広い種類の飲食店を複数運営するという筆者。プロの視点だからこそ気づく人気飲食チェーンの魅力。 全4章のうち初めの4分の1はサイゼリア礼賛。どうなることかと思ったがその後、デニーズ、ロイヤルホスト、バーミヤンからマクドナルドやモスバーガーなどファストフード、最近雨後の筍のように増殖中の大陸系中華やインドカレー店(実際はほとんどがネパール人経営だとか)まで、実に広いジャンルを解説。 本書の魅力、何より実際に飲食店の経営者が筆者と言うところが実に良い。原価、仕入れの手間、調理方法、メニュー構成などチェーン店のマーケティング戦略を推察する視点はさすがはプロ。 100点×70人か、70点×100人か、なんて視点は客サイドからはなかなか出てこない。 元々はサイゼリアのメニューのアレンジのブログがから生まれた本作。本書に登場するチェーン店1つ1つを粗探しでなく、前向きに捉える姿勢が良い。 ダラダラした記載は素人っぽいが中身の充実度でカバーできた一冊でした。

Posted byブクログ