文豪どうかしてる逸話集 の商品レビュー
本屋で感覚買い。 厳選された内容でとても読みやすい! コレって誇張されていないの? だとしたら文豪ってぶっ飛んでますね…
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あー、今と比べてなんて自由でおおらかな時代だったんだろう! 破天荒を面白がってくれる人がいて、間違いを許してくれる人がいて。 世界が広い。日常に流れる空気感が広々してる。 貧乏も病気も今よりもっとシビアで、自由より義務や常識が勝つ時代だったかもしれないけど、それだけに同好の士の絆...
あー、今と比べてなんて自由でおおらかな時代だったんだろう! 破天荒を面白がってくれる人がいて、間違いを許してくれる人がいて。 世界が広い。日常に流れる空気感が広々してる。 貧乏も病気も今よりもっとシビアで、自由より義務や常識が勝つ時代だったかもしれないけど、それだけに同好の士の絆は強い?!世間が味方じゃなくても、お天道様は見てくれてる、そんな感じ。 分かりづらいか。 ひとつ言えるのは、彼らが自然に名作を生んだのではないということ。自由奔放に振る舞いながらも、本はアホほど読んでるし書くための努力はする。 悪意で人を裏切らないし、友人となればそれこそ家を売ってでも援助を惜しまない。 エピソードはおかしいけど、日本の近代文学はこの人たちあったればこそなんだなぁとしみじみしてしまいました。 流行りの作家ばかりじゃなく、名作も読もうぜ!
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当たり前に面白かった! 著者選りすぐりの文豪たちはみんな名前を聞いたことのある有名どころばかりだし、タイトルに「どうかしてる」とある通り、「こんな有名な人がこんなぶっ飛んだことしてたんだな〜」と、思わず友人に話を教えてあげたくなるような内容でした。 また、この本を起点に「こ...
当たり前に面白かった! 著者選りすぐりの文豪たちはみんな名前を聞いたことのある有名どころばかりだし、タイトルに「どうかしてる」とある通り、「こんな有名な人がこんなぶっ飛んだことしてたんだな〜」と、思わず友人に話を教えてあげたくなるような内容でした。 また、この本を起点に「この本読んでみたいな〜」とか、「この文学館にこういうものが展示されてるんだ!行ってみたいな〜」とか、これからやってみたいことも増えて、面白かったです。 この本の面白いポイントは、各章が始まる前に文豪たちの相関図が見られるところです。 あの人はこの人を尊敬していて、この人から影響を受けていて、はたまたこの人とはとある事件が勃発していて……などなど色々書いてあって楽しいです。 あと、著者である進士素丸さんのコラムも見逃せません。読み始めのほうはその章の文豪をうまく絡めてまとめているので、「著者が上手いこと書きたくて主観も混ぜて書いてるんじゃないか」とか思いながら読んでいました。しかし、読み進めていくにつれ、シンプルに進士素丸さんの文章力が高いことに気付かされ、また出典本の多さからも、「たくさん色んな本を読まれてこの本を書かれたんだなぁ」と気付かされました。あっぱれです。 有名な文豪の人間味あふれる一面を知れる、面白く、読みやすい本でした。おすすめです♪( ´▽`)
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とても面白かった。 昔の文豪は破天荒な人が多かったんだなぁと〜 そして、時分の体験を書いてる人が多かったんだなぁ… 太宰治が、檀一雄を旅館に残してお金を借りてくると言って出ていったのに戻ってこなかったというエピソードは、笑える… どんな気持ちで走れメロスを書いたんだろう…
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断片的に知ってるエピソードが繋がった。文筆家たちを色々な項目ごとに点数づけした「文壇諸家価値調査表」が面白かった。容姿で99点をつけられてる里見弴、一体どんな超絶イケメンだったのよ… (Twitterより)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった! 酔って太宰に絡む中原中也の話は何回聞いても笑ってしまうし、大宰と檀が2人で酔ってガス栓ひらいて檀だけ正気に戻って太宰を見捨てる図も笑ってしまう。 ドMの谷崎潤一郎、寡黙で借金上手な川端康成、文壇諸家価値評価表とかいうトンデモ評価表を書いた直木三十五、芥川賞と直木賞を創設しその懐の大きさで皆に慕われた菊池寛...... それぞれの個性と関係性が分かりやすく書いてありとても楽しかったです。そしてそれぞれのエピソードがまた、本書のタイトルに恥じない「どうかしてる」感。 文豪に対する敷居を下げてくれる本である一方で、出典がきちんとページごとに記載されている点もとても良い。もちろんそれぞれの有名作品もきちんととりあげられており、よんだことのない文豪の作品も読んでみようと思わせてくれました。
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登場する文豪は一人一人キャラが立っていて面白い。何より文学に対する興味が湧いた。とりあえず太宰の人間失格を読んでみたくなった。
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個々のエピソードは聞いたことのあるものが多かったが、こういう風にまとめてもらえると作家たちの人物像や関係性がはっきりとして面白かった。 これが書けるてまでには、筆者が数えきれないほどの読書をしてきたのであろうことが透けて見えて、なんかよかった。 取り上げられた作家の代表作とかんた...
個々のエピソードは聞いたことのあるものが多かったが、こういう風にまとめてもらえると作家たちの人物像や関係性がはっきりとして面白かった。 これが書けるてまでには、筆者が数えきれないほどの読書をしてきたのであろうことが透けて見えて、なんかよかった。 取り上げられた作家の代表作とかんたんな紹介が書かれていて、「この本を読みたい」が見つけられる本でもある。
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中学受験と、中学入学後、日本文学史を学ぶ機会があり、 暗夜行路!志賀直哉!とコールアンドレスポンスのように覚えました。書き出しやあらすじも覚えました。 若い時に覚えたからまだクイズ番組でも役に立ってます。 でも、全然読んだことない…。クライマックスを知らない。死ぬまでに『吾輩は猫...
中学受験と、中学入学後、日本文学史を学ぶ機会があり、 暗夜行路!志賀直哉!とコールアンドレスポンスのように覚えました。書き出しやあらすじも覚えました。 若い時に覚えたからまだクイズ番組でも役に立ってます。 でも、全然読んだことない…。クライマックスを知らない。死ぬまでに『吾輩は猫である』は読もうと思ってます。 そんな名前だけ知ってる文豪の姿が面白く描かれています。 勉強中の学生さんの息抜きにも面白いのではないでしょうか。
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お、おもろ〜! 文豪達、ぶっ飛びすぎ。 特に太宰。予想を上回るクレイジーさ。 戦時中、混沌とした世の中で娯楽も今より少なかっただろうに、あえて文学を通して自分自身をみつけて世の中に作品を広げた偉大な文豪達に拍手!
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