本バスめぐりん。 の商品レビュー
移動図書館「本バスめぐりん」で働き始めた65才のテルさんと、図書館司書ウメちゃんが、利用者さんとの触れ合いの中で小さな謎を解きながら市内16ヶ所を回る日々を温かく描いている。 移動図書館を利用したことがないので分からないが、こんなに利用者同士やスタッフが仲良くなるものなのか、と...
移動図書館「本バスめぐりん」で働き始めた65才のテルさんと、図書館司書ウメちゃんが、利用者さんとの触れ合いの中で小さな謎を解きながら市内16ヶ所を回る日々を温かく描いている。 移動図書館を利用したことがないので分からないが、こんなに利用者同士やスタッフが仲良くなるものなのか、と驚いた。 どこか地方ののどかな田舎町というわけでもなく、神奈川県のとある市なので。 もちろん物語なので楽しんで読みましたが、ちょっと違和感も残ります。
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またしても日常系ミステリー。 以前、『だいじな本の探し方』を読んだ。 本への愛情が心地よい本だった。 だから、自然と本書に吸い寄せられた。 定年退職し、暇を持て余していた照岡久志。 今は種川市の巡回図書館バス、愛称めぐりんの運転手。 若手司書の梅園奈緒子とともに、本を載せて市内...
またしても日常系ミステリー。 以前、『だいじな本の探し方』を読んだ。 本への愛情が心地よい本だった。 だから、自然と本書に吸い寄せられた。 定年退職し、暇を持て余していた照岡久志。 今は種川市の巡回図書館バス、愛称めぐりんの運転手。 若手司書の梅園奈緒子とともに、本を載せて市内を巡る仕事を始める。 野暮を承知で言うと、やっぱり図書館員や図書館関係者が、利用者のことを穿鑿するような形になってしまうのが嫌だ。 日常系ミステリーと自分の相性がよくないのかもしれないが。 図書館の利用者をどう増やすか、高齢化するニュータウンと移動図書館など、今日的な問題が扱われていてとても興味深かったのだけれど…。
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この作者の他のシリーズに比べるとキャラクターが弱かった。 謎の解き方も主人公たちのひらめきなどで解かれず周りが勝手に情報を与えてくれての解決、それをメインにして読むと肩透かし。 ほのぼの人情話として読めば楽しめる。 ただそれもバリエーション少ないかな。 これはシリーズにするには難しそう。 第1話のある読書家の描写が刺さる。 この作者さんがこうゆう描き方をするのか、と意外に感じた。 ハッピーエンド的に終えるが果たしてそうなのか? この話が引っかかり本書の中では一番好み。 シリーズ続くなら読み続けたい。
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図書館で。 移動図書館を舞台にしたちょっとした謎解き小説。 でも図書館利用者ってそんなに仲良くなるのかなぁ?自分ももうかれこれ10年ぐらい?図書館利用してますが、勤務されている方は定期的に変わるし、貸出・返却であいさつはしてもそんなプライベートな話なんかしないし、本の話もしないけ...
図書館で。 移動図書館を舞台にしたちょっとした謎解き小説。 でも図書館利用者ってそんなに仲良くなるのかなぁ?自分ももうかれこれ10年ぐらい?図書館利用してますが、勤務されている方は定期的に変わるし、貸出・返却であいさつはしてもそんなプライベートな話なんかしないし、本の話もしないけどなぁ。ましてや利用者同士の会話なんて無いけど、そこは移動図書館が舞台だからかな。同じ地域に住んでいる顔見知りだから挨拶したり会話したりするって事なんだろうか? 殺人とか殺伐とした話ではないのでそれが良いですよね。まぁ実際の利用者獲得を頑張ったり、少子高齢化が進んだりと舞台も結構、現実的ではあるんですが…
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本バスめぐりんという、市立移動図書館に、定年退職後に再就職した65歳の新人運転手、テルさん 図書館司書、ウメちゃんのコンビ。 前職はエンジニアとして、プロジェクト開発~管理まで勤め上げたバリバリの会社人だが、公共サービスの接客となると勝手が違う。 管理職となって若手との交流も減ってしまったがゆえ、様々な年代、職種の利用者の対応にギクシャクする。 都内の図書館は、遅延本があると借りられなかったり、メールで知らせるなど、システム対策がめっちゃ進化してる。 基本ちゃんと2週間で返すというルールを守る、市民達のマナーがなっている前提なのは、現代であるのかな…。ネガティブかニュースの見すぎかな?
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何となく小粒にまとまってしまっている。 それが正直な読後感。 移動図書館という、ちょっと珍しい設定は○。 だが紙数に対して登場人物が多すぎるか... 「小さな事件」はいくつか起きるが、おしなべて小粒で、 「謎解き」も何となく消化不良感が残る。 不勉強で正解は存じませんが、初出...
何となく小粒にまとまってしまっている。 それが正直な読後感。 移動図書館という、ちょっと珍しい設定は○。 だが紙数に対して登場人物が多すぎるか... 「小さな事件」はいくつか起きるが、おしなべて小粒で、 「謎解き」も何となく消化不良感が残る。 不勉強で正解は存じませんが、初出が連載ものだったか? 「CM前の引っ張り」みたいな章の終わり方が多く、 「CM明け」にはある程度時間が経過していて、 作中ではすでに「謎が解決」していたりする。 振り返る形で、追々読者にも真相は分かるが、 「快刀乱麻の謎解き」による快感みたいなものは無い。 まぁ、普通の人の日常では、そうそう人が殺されたりもせず、 身近に「名探偵」がいたりすることもなかろうし(^ ^; これはこれでリアルとも言えるが(^ ^; ただ「読み物」「エンタメ」としては、 いささか引力が弱いのでは...と思いました(^ ^;
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私の住んでいる地域では移動図書館は運用されていないのでなじみはありませんが、舞台は神奈川のどこかのようなので、なんとなく知っている地域を思い浮かべながら読んでいました。 描かれる謎はどこかほっこりするような何気ないもの。地域ごと、利用者ごとに事情があり、それらを丁寧に拾っていく感...
私の住んでいる地域では移動図書館は運用されていないのでなじみはありませんが、舞台は神奈川のどこかのようなので、なんとなく知っている地域を思い浮かべながら読んでいました。 描かれる謎はどこかほっこりするような何気ないもの。地域ごと、利用者ごとに事情があり、それらを丁寧に拾っていく感じがよかったです。
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移動図書館めぐりん号の新米運転手てるちゃんと司書ウメちゃんが謎を解決。私も小学校低学年〜中学年のとき移動図書館利用してました、懐かしい。読んでるとまた行きたくなる。学生の時は図書館や学校の図書室をよく利用していましたが、成人してからはもっぱら購入。でも図書館の利用も大切だから、た...
移動図書館めぐりん号の新米運転手てるちゃんと司書ウメちゃんが謎を解決。私も小学校低学年〜中学年のとき移動図書館利用してました、懐かしい。読んでるとまた行きたくなる。学生の時は図書館や学校の図書室をよく利用していましたが、成人してからはもっぱら購入。でも図書館の利用も大切だから、たまには図書館に行って本を借りようと思う。
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[本バスめぐりん。] 大崎 梢 5編の日常ミステリ連作短編集。 本バス移動図書館・めぐりんの運転手デルさんと先輩職員のウメちゃんが図書館を移動させながら本が絡む日常の?を利用者からの情報を基にスッキリしていく。 大崎さんは本当に本が好きだと感じる作品。相変わらず優しい文章が◎。 ...
[本バスめぐりん。] 大崎 梢 5編の日常ミステリ連作短編集。 本バス移動図書館・めぐりんの運転手デルさんと先輩職員のウメちゃんが図書館を移動させながら本が絡む日常の?を利用者からの情報を基にスッキリしていく。 大崎さんは本当に本が好きだと感じる作品。相変わらず優しい文章が◎。 個人的には四話目の「道を照らす花」が好き。
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移動図書館における日常の出来事。 謎にはどんな理由があるのかが気になりながら読んだ。 なんでこんなことしてるのか?これは何? 人の行動には理由があって、人生はちょっとした謎解きの繰り返しだ。 本を通して人も繋がる。 優しい物語。
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