本日のメニューは。 の商品レビュー
どのお話もとってもおいしそうだった!個人的にはおむすび狂詩曲が好きかな〜。特別な料理とか、高級なものってわけじゃない、日常の味って感じが素敵。 中華そば、おむすび、ロコモコ…私も食べたくなった。少しずつ人がつながってるのもよかった。
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食は馬鹿にできない。 作り手も食べ手も優しい気持ちになったり食に支えられたり、その一方でしんどい思いをさせる可能性もある。いただきます・ごちそうさま・ありがとう・美味しかったよ、ちゃんと言わないといけないですね。 特に個人的に泣けたのは「闘え!マンプク食堂」。デカ盛り定食を提供...
食は馬鹿にできない。 作り手も食べ手も優しい気持ちになったり食に支えられたり、その一方でしんどい思いをさせる可能性もある。いただきます・ごちそうさま・ありがとう・美味しかったよ、ちゃんと言わないといけないですね。 特に個人的に泣けたのは「闘え!マンプク食堂」。デカ盛り定食を提供する食堂のおじちゃんと底なし沼の胃を持つ若者の話。おじちゃんがなぜデカ盛りを提供するに至ったのか、若者が抱えてきた食への思いと交差する時おもわず涙が溢れてしまいました。
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食に(飲食店に)まつわる短編集。 コメディタッチを想起させる各短篇タイトルに騙されました。どれも何かしらの終わりが関連する話で、軽い気持ちで読むと不意に胸をズキンとさせられます。 けど読後感は、かなり良い。短編の構成が、終わりかけのエネルギーが、また始まりに繋がる感じで、好きなつ...
食に(飲食店に)まつわる短編集。 コメディタッチを想起させる各短篇タイトルに騙されました。どれも何かしらの終わりが関連する話で、軽い気持ちで読むと不意に胸をズキンとさせられます。 けど読後感は、かなり良い。短編の構成が、終わりかけのエネルギーが、また始まりに繋がる感じで、好きなつくりでした。
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短編集ですが一話一話、それぞれに素敵なお話で温かい気持ちで胸がいっぱいになりました。 どれも良かったけど、特別好きなのは *「闘え!マンプク食堂」 満腹になったお客さんを見送るのが無上の喜びの店主と常連客の物語。余韻も良いし食堂の夫婦もすごく好き♪何度も涙腺崩壊しました。 他...
短編集ですが一話一話、それぞれに素敵なお話で温かい気持ちで胸がいっぱいになりました。 どれも良かったけど、特別好きなのは *「闘え!マンプク食堂」 満腹になったお客さんを見送るのが無上の喜びの店主と常連客の物語。余韻も良いし食堂の夫婦もすごく好き♪何度も涙腺崩壊しました。 他にも入院中の父のため自ら出前を試みる兄弟と周囲の大人たち、メシマズ母と娘&おむすび屋の母と娘、閉店を迎えた洋食店、キッチンカーで商売を始める夫婦の物語にもじーん。 軽いボリュームなのに、温かい感情で胸が満たされる大満足の一冊でした♪
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本書は一つの町を舞台に、「食」をテーマにした5つのお話を集めた短編集。出てくるメニューは、毎日でも食べたい昔ながらの中華そば、人と人とを結ぶおむすび、来た人を満腹にさせることを喜びとする食堂のデカ盛りのマンプク定食、老舗洋食店で50年かけて作られてきたビーフシチュー、キッチンカー...
本書は一つの町を舞台に、「食」をテーマにした5つのお話を集めた短編集。出てくるメニューは、毎日でも食べたい昔ながらの中華そば、人と人とを結ぶおむすび、来た人を満腹にさせることを喜びとする食堂のデカ盛りのマンプク定食、老舗洋食店で50年かけて作られてきたビーフシチュー、キッチンカーで挑戦する究極のロコモコ。料理が趣味の著者が表現する料理は、どれも食欲を刺激します。
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食に絡む短編5作品 5作品の中に他作品とつながりがあるものありました また、単に食の物語っていうよりも 人間関係による物語が印象的でした いずれの作品もとてもよかったです
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目頭が熱くなり、心が温かくなる話ばかりでした。 おむすびの話は、おむすび食べたいなぁと思いながら読み、読み終わったあとに米を握りました。おむすびではなくおにぎりになってしまいましたが、いつもより美味しかったような気がします。 どの話も、お腹が空く…!
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恥ずかしながら大泣きしてしまった。 食を巡る5つの短編集。 完全に独立したものではなく、 それぞれの物語は緩やかにつながっている。 「四分間出前大作戦」は、 こだわりのラーメンを4分で届ける物語。 父と子の関係性に早くも心の扉がノックされる。 「おむすび狂詩曲」は、 うって変...
恥ずかしながら大泣きしてしまった。 食を巡る5つの短編集。 完全に独立したものではなく、 それぞれの物語は緩やかにつながっている。 「四分間出前大作戦」は、 こだわりのラーメンを4分で届ける物語。 父と子の関係性に早くも心の扉がノックされる。 「おむすび狂詩曲」は、 うって変わって母と娘の物語。 食べること、感謝の気持ちを考えさせられ、 もう瞳はうるむ。 そして「闘え!マンプク食堂」で号泣。 ユーモラスを感じさせる大食いの話で、 前2話の方がしんみりしているにも関わらず、 店主の大盛への想いを聞いたらもう駄目だ。 「或る洋食屋の一日」が静かに涙を収めてくれる。 風景スケッチのような作品で意外な感じ。 それを「ロコ・モーション」が回収する。 歴史ある洋食屋の味が、形を変え受け継がれていく。 温かな物語に涙の跡もすっかり乾く。 ごはんを食べた後、お腹がほっこりするように、 読後、穏やかで前向きな気分にさせられる。 食べることと生きることは近い。 食べ物を作ることは、 どうやって生きるかと近い。 だからか食と料理する人々を描く物語が心を打つ。
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本屋で目に止まった同書を図書館で借りて、読む。最初は、良くある軽い本かと思ったが、「おむすび協奏曲」と「闘え!マンプク食堂」は、少しコミカルでほのぼのとしたやさしさを感じる。著者の他の小説を試して見たくなりました。
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久しぶりに本を読みながら泣いてしまった。 5つの短編のどれもが、実際にありそうな何気ない物語。だからこそ、ひとつひとつの台詞や気持ちが胸を打つし、こんなにも温かい。 登場する料理も特別じゃないけれど、登場人物たちにとっては意味をもつもので、その描写が美味しそう。洋食屋さんのビー...
久しぶりに本を読みながら泣いてしまった。 5つの短編のどれもが、実際にありそうな何気ない物語。だからこそ、ひとつひとつの台詞や気持ちが胸を打つし、こんなにも温かい。 登場する料理も特別じゃないけれど、登場人物たちにとっては意味をもつもので、その描写が美味しそう。洋食屋さんのビーフシチューが食べたくなりました。 それぞれ独立した物語だけど、実はどこかで繋がっているのも秀逸。5篇目のロコ・モーションを読んだときには膝を打ちました。 大きな事件がおきるわけではないですが、温かいお話ばかりでした。個人的に今期かなりのヒットです。
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