彼女たちの犯罪 の商品レビュー
医者の神野智明を陥れるため、妻の由香里、愛人の繭美、警官の理子が計画した犯罪とは。 視点が変わるので、読みやすく面白かったけど最後は3人とも幸せになれそうにない結末なので苦味が残る感じでした。
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面白くないとまでは思わないんだけど、個人的には微妙かな...。2019年刊行にしては古臭い価値観。と思ったらその謎はラストで解けるわけだが。医師でイケメン、ボンボン育ちの神野という男性をめぐる女性たち。神野に対して思う所がある彼女たちが考えた『犯罪』とは。とりあえず登場人物誰にも...
面白くないとまでは思わないんだけど、個人的には微妙かな...。2019年刊行にしては古臭い価値観。と思ったらその謎はラストで解けるわけだが。医師でイケメン、ボンボン育ちの神野という男性をめぐる女性たち。神野に対して思う所がある彼女たちが考えた『犯罪』とは。とりあえず登場人物誰にも共感できない。「女って怖いね」という主旨のストーリーなんだろうけど、その割にあまり女心がうまく書けてないような気がしてイマイチ。ラストもようわからん。題材は好きなので、もうちょっとブラッシュアップしたものが読みたい。
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医者の妻で義理の両親と同居する神野由香里。夫の浮気と、不妊に悩んでいたが、ある日失踪、海で遺体として発見される。一方、結婚願望の強い日村繭美は、“どうしても会いたくなかった男”に再会。しかし繭美は、その男と付き合い始めることになり―。彼女たちに一体何があったのか。(e-honより...
医者の妻で義理の両親と同居する神野由香里。夫の浮気と、不妊に悩んでいたが、ある日失踪、海で遺体として発見される。一方、結婚願望の強い日村繭美は、“どうしても会いたくなかった男”に再会。しかし繭美は、その男と付き合い始めることになり―。彼女たちに一体何があったのか。(e-honより)
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何もかも嫌になってどこかへ行ってしまいたくなることがあるのかもしれない。 少しの旅行で気分が晴れればいいのだけれど、犯罪に手を染めるとなると、それはちょっと違うような。 あれやこれが偶然合致してしまうことってあるのかな。
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評価は4. 内容(BOOKデーターベース) 医者の妻で義理の両親と同居する神野由香里。夫の浮気と、不妊に悩んでいたが、ある日失踪、海で遺体として発見される。自殺なのか、他殺なのか。原因は浮気なのか、犯人は夫なのか。一方、結婚願望の強い日村繭美は、"どうしても会いたくなかった男“に再会。しかし繭美は、その男と付き合い始めることになり 酷い男とは分かるが、懲らしめるなら他の方法もあるんじゃないかと。特に、舅と姑は意地悪そうの一方で人間味ある人たちだしと読了後唸ってしまった。
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女は怖いということですかね。 でも女を怖くするのは男だと自分は思います。 ラストは間抜けな気がします。 もう少し工夫が欲しいと思いました。
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最後の最後に、そんな…っていうのは、なんだか久しぶりだなぁ。15年ぐらい前にいっぱい読んだ気がするけど。いやー、色々気になるけど。 2020/2/15読了
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一人の男性医師とその妻、愛人、過去の女性らが仕掛ける嘘と罠の話。今までに読んだ横関さんの2冊の著書は、主人公が善良で正義感が強く魅力的だったので、今回は意外な内容だった。 ナースとして働いていた病院で知り合った整形外科医・智明と結婚し、義理の両親と同居する由香里。仕事を辞め、地味で内気なので友だちもおらず、夫からも構ってもらえずに使用人のように暮らす日々。ある日、夫の愛人の存在を知る。 一方、その夫の愛人となる繭美は美人なのに独身であることに引け目を感じていて、大学時代の同級生である智明と偶然再会し、既婚と知らずに誘われるままに付き合い始める。そしてある日、智明が既婚者であることを知る。 お互いの存在を知った妻と愛人に、ある女性がある提案をし、彼女たちの嘘と罠が始まる。 ストーリーは由香里が死亡した記事から始まり、対照的な由香里と繭美の視点で、時間が交差しながら話が展開していく。エンディングと罠の裏側に隠された秘密には多少強引さがあるけど、面白かった。 全体を通して、女性の執念、強かさ、愛の表裏を描いている。母親は子供のためなら何でもするけど、男女の愛って単純に自己犠牲で一方的に愛せるものじゃないよね、って共感する。結婚って何だろう、男ってずるいなとも思った。 時々、描写とか設定の細かな箇所に違和感があったがラスト2ページで判明した事実で納得!横関さんはこういう仕掛けをするってわかってても、いつも最後まで予測できずに引っ掛かってしまう!だから読了後に痛快・爽快感が味わえる。
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一人の男を中心にそれに関係する女たちの嘘や罠が飛び交います。女の執念は、根深く、恐いなと思い知らされました。 男の妻の視点と男に恋をしてしまった女の視点で、基本的に交互に進行していきます。妻になったからこその苦悩、独身女ならではの苦悩など、様々な立場に立つ女たちの苦悩が次々と登場します。比較的ダークな部分が垣間見られますが、読みやすい文体で、それほど暗い気持ちにはなりませんでした。逆に共感する部分はあるのではないかと思います。 序章が、ある女の死亡ニュースから始まり、そこから過去へと戻る。え?どういうこと?何で、こんなことが起きるの?と興味をそそりながら、二転三転する展開にグイグイ引き込まれてました。あっ、やっぱりと思ったり、えっ、何で?と思ったりと色々楽しめました。 特に中盤。妻と愛人、そして・・・。驚いてしまいました。 また、一番最後の演出にも驚きました。そういえば、携○や〇〇カメラが登場していない。そう思った瞬間、ガラリと世界観が変わりました。 ちょっとした違和感も、これで納得するのではないかと思います。 こうした演出は面白く、新しい体験でした。
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初めてこの作家の本を読んだが、引き込まれて面白かった。 色々な女性が登場するが、姑の素子が1番好かんタイプだわ。真相とは関係ない登場人物だけど。 しかし、神野って罪な男の子だね。
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