彼女たちの犯罪 の商品レビュー
発見された医師の妻の遺体。自殺か他殺か。一人の男を巡る妻、愛人などの女性たちの思惑が章を進めるにつれ明らかにされていくのだけれど、なんだかやりすぎ。ちょっと可哀そう。
Posted by
導入部こそ悪くないし、興味を惹かれる書き出しなのだが、その後の焦点が定まらずボンヤリとしたまま物語が幕を閉じた印象が強くあった。 あえて焦点をはっきりさせない事で読者の想像力を働かせようとしたのかもしれないが、個人的には今ひとつハッキリしないまま終わってしまい残念だった。
Posted by
最初は女たらしの男前医者と不倫女性のでドロドロした展開かな、と思っていたのですが、状況が二転三転して、最後の最後まで予測がつかず、一気に読みました。ラストがちょっともや、っとしたというか、いやこれまだこの後次の展開あるよね!というところで終わってしまいました。後は読者の想像、でし...
最初は女たらしの男前医者と不倫女性のでドロドロした展開かな、と思っていたのですが、状況が二転三転して、最後の最後まで予測がつかず、一気に読みました。ラストがちょっともや、っとしたというか、いやこれまだこの後次の展開あるよね!というところで終わってしまいました。後は読者の想像、でしょうか。男前医者、最初思っていたより悪人ではありませんでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドラマがおもしろそうだったから、先が気になり小説を読んでみた。 ドラマでは毎熊さんがかっこよくてセクシーで誤魔化されてるけど、ゆかりの夫は最低過ぎて反吐が出る。 時代的に、男性優位でこういう男は結構いたのかなぁ。 この本は2019年に初版発行されたけど、物語は昭和の終わりです。 はっきりといつの時代なのか語られるのは本当にラストなんだけど、若い女性の髪型がソバージュって時点で、私は一度出版年を確認しました笑。ソバージュってワードが出てくるのは、間違いなく現代ではない…だって、葉桜の季節に君を想うだってソバージュのせいで若者じゃないって分かったからさ…「ソバージュ」は、匂わせとしては強烈すぎて、匂わせ通り越して確信に繋がってしまう。 時代背景を昭和の終わりにする必然性はそこまで感じなかったものの(解剖実施の有無や、被害者特定の技術が、現代を舞台にすると矛盾するのだろうか??)、実際に起きた平成犯罪史を思い出すような、そんな余韻のあるラストは良かった。 事件としては、医師の妻であるゆかりの遺体が海で発見された。 でもゆかりは実際は生きていて。じゃあこの遺体は誰なのか? ゆかり、夫、夫の愛人、夫の元カノ、夫から性加害を受けた女性…皆の思惑が交錯していくところは、話の作り方としておもしろい。 でも!でも!これで遺体が翠(ゆかりの友人で、自殺願望のある女性、夫の元カノ)で、余命いくばくもないと自覚した理子(刑事。ゆかり夫から被害を受けた過去あり)が、ゆかり夫に言うことを聞かせるために(理子の死後、性加害の末に生まれた子供を助けること)翠を殺したっていう終わり方は、ちょっと表面的すぎないかしら。 ゆかり夫が、そんな約束を守るとは思えない。 全てを知る理子が病死したら、これ幸いとまた勝手に生きるのではないかしら…。大人が子どもを丸め込むなんて、簡単でしょうから。 そんな不確かな思惑のために、翠を殺すなんてなぁ…うーん、理子のことがわからないし、翠のこともわからない。 ドラマは翠が生きてる設定なので違う結末が待っていそう。 この本でも理子がアパートから搬送されるときにスーパーの袋を持った若い女性が現れてるんだよね。 私はこの女性が翠なんだと思って、その後何か語られるのかと思っていたんだけど、何もなく終わった…。 この人は、単にアパートの隣人が何かだったのだろうか? これは肩透かしだったなぁ。 小説を読み終えたからと満足せず、ドラマもまだまだおもしろいから追いかけようと思います。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
題名がそのまま真相だったー。 けれども一度自殺として処理された事件をこんなに追えるものなのか?入国管理局とかに問い合わせって簡単にやっていいものなのか?銀行口座の問い合わせやらカード履歴などなど。。 ちょいと都合よいかなーと思いつつも面白かったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
トリックは面白いけど、 人物像にギモンを抱く。。。 由香里の薄情さ 繭美の熱っぽく冷めやすいところ 理子の被害者ぶるところ しっくり来ない。 そもそも神野は そんなに恨まれる男かー
Posted by
まもなく(2023年7月後半)から日テレ系で深川麻衣主演で連ドラになる原作。登場してくる人たちは嫌いなタイプばかりではあるが、話としては面白くできている。まあ、最後はちょっと気に入らないけど。横関さんの話は結構ドラマになるけど、いつも原作の方が面白くて、ドラマはイマイチなんだよな...
まもなく(2023年7月後半)から日テレ系で深川麻衣主演で連ドラになる原作。登場してくる人たちは嫌いなタイプばかりではあるが、話としては面白くできている。まあ、最後はちょっと気に入らないけど。横関さんの話は結構ドラマになるけど、いつも原作の方が面白くて、ドラマはイマイチなんだよなあ・・・、不思議
Posted by
「彼女たちの事情」「彼女たちの嘘」「彼女たちの秘密」の3部構成。 イケメン医師で浮気性の夫・神野智明と不妊に悩む妻の由香里。 そして智明を取り巻く女達の復讐劇。 良く有り勝ちな内容だがリーダビリティが高く一気読み。 冒頭のニュース、海で発見された女性の遺体は本当に由香里なの...
「彼女たちの事情」「彼女たちの嘘」「彼女たちの秘密」の3部構成。 イケメン医師で浮気性の夫・神野智明と不妊に悩む妻の由香里。 そして智明を取り巻く女達の復讐劇。 良く有り勝ちな内容だがリーダビリティが高く一気読み。 冒頭のニュース、海で発見された女性の遺体は本当に由香里なのか?それとも別人なのか?自殺?他殺? 途中で予想は付くもののそこに至るまでの男の身勝手さと女達の嘘やしたたかさに辟易してしまう。 誰一人として共感出来る人物もいなければ歪んだ復讐劇にやり切れない思いが募る。 最後に「彼女」が取った行動には疑問が残る。
Posted by
読みやすいし、おもしろかった。『育ちのいい』お坊ちゃまの神野智明が、女性たちをもてあそんでいるように見えながら、その女性たちに陥れられて頭を抱える姿に溜飲が下がる思いだった。でも、このまま無実の人に罪をなすりつけてしまって本当にいいのかなと思っていたら、最後に「こういうことだった...
読みやすいし、おもしろかった。『育ちのいい』お坊ちゃまの神野智明が、女性たちをもてあそんでいるように見えながら、その女性たちに陥れられて頭を抱える姿に溜飲が下がる思いだった。でも、このまま無実の人に罪をなすりつけてしまって本当にいいのかなと思っていたら、最後に「こういうことだったのね」と納得できる結末が待っていて、色々な疑問点が解消されてすっきりした。お坊ちゃまは知らず知らずに女性を見下しているんだろうなあ。それに気づかないと、幸せになれないだろうなあ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
妻と愛人と警官の理子が協力する形となった犯罪。こんなことあるのか…と思いながら読んだが、最後平成に改元する時だったことがわかり、不思議な気持ちとなった。30年以上前の設定ならあり得る?!
Posted by