派遣社員あすみの家計簿 の商品レビュー

青木祐子(著者)

2020/12/10

最初は考えなしにお金を使ってしまう、ルーズな子だと思っていたが、だんだんとしっかり者になっていくあすみを応援したくなる。
自分の夢とか目標は分からないけど、目の前のことに一生懸命取り組んで、大変なときでもしっかり歩いていける子、強い。かわいくて強いって、最強だ。

2020/11/14

偶然なのか必然なのか…カードの引き落とし明細のメールが届いて金額に驚愕した日の本屋でたまたま目に入りタイトルで決めた本。
ライトな感じで読みやすかった。そう思ってたら経費の作者さんなんですね、納得。
読んでてあすみの行動が自分のことのように思えて仕方がなく…とりあえず次の給料日はきちんと管理してカードは使わないと決めました。笑
お金は大切。この本は必要経費。

2020/10/30

可読性が高いので、非常にライトな感じで読める。

前向きなんだけど手切金受け取ったり非正規って嘘ついてた男に粉かけたり結局基本はダメなところで終わるのはこの小説らしさなのかなと。

2020/10/24

め……っちゃ面白かった。
いまのわたしが読むべき本というか、やっぱり本って出会いがあるよなあとしみじみ思った。
わりと日常がバタバタしてるのに、無理くりでも時間を作ってイッキ読みで読了。
とりあえず、お金の使い方をもっぺん考え直そ……、とも思った。笑

他人と比べず、自分の手の届く範囲ないで自分を癒して楽しく生きることが一番の幸せなんちゃうやろか…。

この本を読んでそう感じたってことは、わたしがそういうのを求めているんかもしれへん。笑

冒頭ではあすみちゃんが「この子大丈夫か」ちゅうくらい流されやすくて考えなしな子なのかなと思わせといて、作中でどんどん立て直していくのも読んでいて気持ちがいい。

あすみちゃんの流されやすさは誰もが持っている部分なのもいいな。いいというか、身につまされるというか。

わたしにはあすみちゃんのような若さはないから、「同じ」なんて感じたら絶対にあかんねんけど、二十代の迷走はいくらでも立て直しがきくよな～。
むしろこのあたりで迷走しておくほうが、四十を超えてまで迷走せんでもええんかもしれへんで。（それはわたし）

理空也くんとのくだりで、お金を受け取ったあすみちゃんの意地が好き。
誰かを攻撃するのではなく、甘んじて受け止めるというこういう強さって憧れるな。

仕事なんて、よほどのことがない限りは「誰でもできる」ことであって、でも、その職場で「あなたがいい」と、求められるかどうかというのは、スキルと同じくらい人間性なのかもしれん。

あすみちゃんはいい出会いをしたんじゃないのかなあ。
この先がどうなるかはわからないけど、やっぱり、自分で考えて、判断しての出会いは、意味があるのかもしれない。
結局そこ。こないだ違う本でも読んだなあ。
「考えない」のが一番あかん、って話。

考える世界が狭かろうが、判断材料が少なかろうが、それでも常に考え続けないとあかんとかいう話。
そこを放棄した時点で地に落ちるって、何でやったかな……。

そのあたりも、今のわたしにクリティカルヒットやから刺さったわけやけど、あすみちゃんも色々と考えて行動するようになって、いいことばかりじゃないけど、でも、泣いても行き詰っても何かはあるというのが、羨ましいなと思った。

2020/10/21

最初は主人公に対してイライラしてしまって、不愉快な気持ちMAXでした。
お金無いのにそんな使い方すんなよーってつっこみどころ満載。
だけど２章を過ぎたくらいから、主人公も彼女なりに考えて一生懸命なんだなと伝わって、最終的には私もどこかで働きたいなと思えるようになりました。
サブキャラクターも魅力的ですね。

小説だから、現実はこんな上手くいかないと思うけど、私も頑張ろうって思える小説でした。

2020/10/19

ドラマみたいな展開で読みやすくておもしろかったのだけど
どうしても主人公が好きになれない。
周りに恵まれていてとてもラッキーだな～と思った。

2020/10/04

あすみは、全く共感出来ない（否定的なニュアンス）、という要素もベースにしっかりあるのに、なんだかんだ応援したくなる。
まあ実際のところ、じぶんはあすみより余程だめ人間な訳だが……。

恋愛の着地がどちらもかわいい。（……語弊。）
上手くいかなくても過剰な責めにもっていかないところがすき。
ハッピーエンドの方は、こんな風にみんな自分を奮起している、あるいは、奮起のもとになる恋愛を欲しているのかなと思う。
フィクションは大らかになれるからすきだ。

五つ星は、自分でも少し意外。
でも最後まで読んだら、なにかがやんわりと押し上げてしまった。

2020/09/19

読みはじめはダメダメなあすみに呆れましたが、だんだん成長するあすみにがんばれがんばれと思いながら読み進めました。今は努力してもあすみのような状況の人は多いんじゃないかなぁ。理空也は悪気のない結婚詐欺師、相手の求める男を演じて夢を見させるだけで、幸せに出来ない。八城さんと出会えてあすみ良かったね、八城さんはカッコつけずに一緒に乗り越える方法を考えてくれると思う。仁子とあすみはいい友達同士。深谷さん、ミルキーもいい人たちだった。

2020/09/11

節約の話。

意外と　好きなんですよね。

経落ちの作者の作品。

すごく楽しみに　読みました。

期待を　裏切られませんでした。

もう少し　青木ワールドに　付き合ってみます。

2020/07/27

最初は、自分に甘くだらしない主人公にイラっとし、共感できずに読んでいましたが、途中からは、がんばりに応援の気持ちに変わりました。

主人公あすみは、がんばりました。もっと楽な道も選択できたのにそれじゃないと思って、日雇いをコツコツ。
最初のマスカラがなきゃ空港へ行けないだの言っていた彼女からは想像もできないがんばりです。

読み終わって、よーし！よくやった！って気分になりました。