行動経済学の使い方 の商品レビュー
平均への回帰。女性よりも男性の方が競争好きという統計データがあるが、文化的環境的背景によるという説もある。シーシュボスの岩実験→人は意義のある仕事やその実績を実感できる仕事に対してやりがいを感じる→仕事の記録・見える化重要。オプトイン・オプトアウトに見るデフォルトの効果。軽減税率...
平均への回帰。女性よりも男性の方が競争好きという統計データがあるが、文化的環境的背景によるという説もある。シーシュボスの岩実験→人は意義のある仕事やその実績を実感できる仕事に対してやりがいを感じる→仕事の記録・見える化重要。オプトイン・オプトアウトに見るデフォルトの効果。軽減税率は低所得者に不利。色んなナッジの話。
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行動経済学で自身の習慣をよい方向へ変えられないかと思い、この本を見つけて読んでみた。 行動経済学とは、人間の性質を知る学問だなと読んで思った。 取りあえず、ナッジと現在バイアスの先延ばし行動が役に立ちそうだ。
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経済学の知見を実社会に応用しようとしたら、かなりの場面で生活者の慣習と衝突したり、利害に影響を与えるので政治的決着を求められ玉虫色的になることが多い。 行動経済学は政府や生産者側が消費者側(必ずしも一方的では無いだろうが政府、生産者側からのアプローチが多いだろうと思う)にこちら...
経済学の知見を実社会に応用しようとしたら、かなりの場面で生活者の慣習と衝突したり、利害に影響を与えるので政治的決着を求められ玉虫色的になることが多い。 行動経済学は政府や生産者側が消費者側(必ずしも一方的では無いだろうが政府、生産者側からのアプローチが多いだろうと思う)にこちらの意図に沿った行動を促すための知恵を与え、上記の問題の有効な解決方法を与えてくれる。 それは厚生の向上へのコストを削減して社会全体の効用をあげることが出来るのだろうが、パレート改善に至るまでの調整過程に、人間行動の面白さを感じることができるとしたら、そこも法則が発見され理論化されていくと何か味気ないような気がする。 また権力にとっては非常に有効な武器になり得るので、表面上は自由民主主義を標榜している国家が、実は巧妙な世論誘導により市民を恣意的に特定の層に有利になるように操作している、いわば操作された民主主義へと移行するのではという一抹の不安を感じる。 ただネガティブなことを言っても仕方がない。行動経済学は制約がある資源を有効に利用、配分方法を思考すると言う経済学の理念に沿っていると思う。 消費者側からもこの理論を熟知する必要があるだろう。社会が我々にどう行動させようと動機付しているのかを理解することは政府や生産者側にとって必ずしも都合が悪い訳では無い。誠実なコミュニケーションを発生するきっかけを与え、市民社会の熟成が期待できるからだ。
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ナッジの活用方法を知るために読んでみた。前半は類書で見聞きした内容で、後半は仕事や医療、防災での活用事例等は参考になったが、事例の紹介に留まっており少し物足りない。アンカリング、参照点を変えることで行動を変化させる手法が印象的だった。
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著者は経済学者でコロナ禍の時に「分科会」にも所属していた人。行動経済学の基礎を初学者向けに書いた本で、読んでいて大学一年生向けの基礎講座を受講したような気分になった。巻末に詳細な参考文献一覧があるのも嬉しい。行動経済学について学ぶ時のとっかかりとして、最適となる一冊であるように思...
著者は経済学者でコロナ禍の時に「分科会」にも所属していた人。行動経済学の基礎を初学者向けに書いた本で、読んでいて大学一年生向けの基礎講座を受講したような気分になった。巻末に詳細な参考文献一覧があるのも嬉しい。行動経済学について学ぶ時のとっかかりとして、最適となる一冊であるように思う。
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行動経済学の簡単な説明と、仕事や健康や日々の生活でナッジをどのように作るかを教えてくれている本。様々な実験や研究の例を示しながら説明してくれている。言い回しが少し難しく感じる箇所もあったが全体的に面白く、実際に生活の中で使ってみようと思った。
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読もう読もうで積読でやっと読んだ本。聞いたことあることも多いけど、わかりやすく定義の説明がされてる。
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大学の講義のために購入。 最初は課題として読んでいたが、読んでいくうちに行動経済学の面白さに気づくことができて楽しく読むことができた。 何気ない行動も意思と密接に関わっていることがわかった
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大学の勉強内容に行動経済学があったので、興味本位で読んだ。まず、第一に感じたことは、人間の何気ない行動1つ1つ全てに、なんらかの因果関係があり、その多くは言語化が可能なことに驚いた。様々なバイアスやナッジによって人間がその行動を取るということを知った。 まだ行動経済学の基本を知っ...
大学の勉強内容に行動経済学があったので、興味本位で読んだ。まず、第一に感じたことは、人間の何気ない行動1つ1つ全てに、なんらかの因果関係があり、その多くは言語化が可能なことに驚いた。様々なバイアスやナッジによって人間がその行動を取るということを知った。 まだ行動経済学の基本を知っただけだが、行動経済学は様々な場面で役に立つと感じた。本の中で挙げられていた実例のように、社会の中や自分の行動を制御することに大きな可能性を感じた。 行動経済学について、少し興味が湧いた。
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とても社会心理学的な性格を持った内容なので 人の行動原理を臨床的に検証するのに有効なのではないかと感じる 大きなポイントは ☆☆メッセージにより選択は変わる☆☆ という点だ 例えば 「消費税を上げる必要がある」と書かれた本を読んでそれだけを信じてしまうような人はいる。多様な価...
とても社会心理学的な性格を持った内容なので 人の行動原理を臨床的に検証するのに有効なのではないかと感じる 大きなポイントは ☆☆メッセージにより選択は変わる☆☆ という点だ 例えば 「消費税を上げる必要がある」と書かれた本を読んでそれだけを信じてしまうような人はいる。多様な価値観の中で、どう行動すれば より良い選択行動なのかは自分の頭で考える訓練をしてからでないと盲目的で危険なヒューリスティックの渦に巻き込まれてしまいます とでも怖いです キーワードは ナッジ 医療への活用もあって実用性が注目されているので読んでおきたいと思って お勉強 人間の行動パターンを理解するのに、心理学と併せて理解を深めたいと考えさせられる リチャード・セイラー の提示した
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