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また明日 の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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2022/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供時代の同級生との再会。 しかも還暦を過ぎた、人生の酸いも甘いも知り尽くした大人たちの50年ぶりの再会は、恥ずかしさ懐かしさ嬉しさが複雑に混ざり合った楽しいものだった。 結婚して子供を持った人もいれば、結婚はしたけれど子宝に恵まれなかった人、独身の人、バツイチ、とその後の人生もそれぞれに異なる。 若い頃はもちろん還暦を過ぎた今でさえ、思い通りの生き方をしている訳ではない。 それこそ、子供の頃に夢に描いた道を歩んでいる人は一人もいない。人生の節目節目で悩み、悔しくて泣いたことも多々ある。 それでも懐かしい同級生たちと顔を合わせ笑って話せる彼らがとても羨ましい。 いい年をしたおじさんおばさんも、一気に子供に戻って共通の思い出話が笑ってできる。それが素敵なことだとしみじみと思うのも、私が年をとった証拠なんですよね。

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2021/10/29

ヤヨイ・タカユキ・ユリコ・カツオ・マスコ、小学校の同級生5人それぞれが定年を迎えたあとまで描かれていて、私も がんばろっと思える気持ちのいい読後感。 先日、小学校同級生と電話でお喋りしましたが、あっという間に2時間経っていたので、なんか色々わかる~と思いました。

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2021/06/20

小学校の同級生五人の人生が描かれた先に、 再会。 再会、羨ましいなあ。 自分の人生の先に、 そんな素敵な再会があるのなら、 その時嫌な人になっていないよう、 今の毎日を丁寧に、謙虚に生きなくちゃと 思うだろう。 マスコちゃんもカツオも、良いヤツ!

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2021/05/31

年齢を重ねるほど、うんと昔から知っている人ほど、そのギャップが大きくなる。 でも、変わらない部分もあって、そこに安心したりするのかも。数十年経ってから会うのもアリなのかもしれない。

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2021/03/22

私の親世代の登場人物5人それぞれの幼少期〜還暦までの人生を淡々と描いた内容と、還暦になって再会した5人の絡みをほっこりと描いた内容。 淡々としていたけど、すらすら読んでしまう面白さがあった。 5人それぞれの人生があったな、、と単純に思った。良くも悪くもその人の歩んだ人生。 家族を...

私の親世代の登場人物5人それぞれの幼少期〜還暦までの人生を淡々と描いた内容と、還暦になって再会した5人の絡みをほっこりと描いた内容。 淡々としていたけど、すらすら読んでしまう面白さがあった。 5人それぞれの人生があったな、、と単純に思った。良くも悪くもその人の歩んだ人生。 家族を持とうが持たないが必ず悩みや問題があるんだなと。 個人的に、マスコさんの旦那さんが私の父親の話をしてるみたいで感慨深かった。笑 でも子供が味方でいてくれるだけで嬉しいよね... 私も還暦を迎えても"また明日"と言ってはしゃげる仲間がいたらいいな、、、としみじみ思った。

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2020/08/23

ヤヨイ、タカユキ、ユリコ、カツオ、マスコ、再会の6話。 昭和30年生まれの小学校の同級生たち、ヤヨイから始まって、それぞれの人生の60年。 それぞれ、個性のある子供時代から日々を重ね、気づいたら60歳という感じでした。 生き方は人それぞれだな、という感じ。5人はまじめに生きて...

ヤヨイ、タカユキ、ユリコ、カツオ、マスコ、再会の6話。 昭和30年生まれの小学校の同級生たち、ヤヨイから始まって、それぞれの人生の60年。 それぞれ、個性のある子供時代から日々を重ね、気づいたら60歳という感じでした。 生き方は人それぞれだな、という感じ。5人はまじめに生きてきた感があってさわやかでした。 ある程度の年を重ねた人だと、共感やあるあるを感じるかもの1冊です。あっという間に読み終わりました。

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2020/08/06

群ようこ 著「また明日」、2019.9発行。398頁の大作です。読了に5日かかりました。小中学校の同級生、ひとりっ子、早生まれのタカハシヤヨイ、隣りの家のサエキタカユキ、深窓の令嬢ユリコちゃん、大工の息子カツオ、あだ名が横綱、東京オリンピック後は重量挙げのタマラになったマスコ、こ...

群ようこ 著「また明日」、2019.9発行。398頁の大作です。読了に5日かかりました。小中学校の同級生、ひとりっ子、早生まれのタカハシヤヨイ、隣りの家のサエキタカユキ、深窓の令嬢ユリコちゃん、大工の息子カツオ、あだ名が横綱、東京オリンピック後は重量挙げのタマラになったマスコ、この五人のそれぞれの人生、そして還暦後の再会。愉快な仲間男女5人の楽しい再会。月一の再会に。お別れするとき、思わず「また明日」!

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2020/07/17

小学校の同級生男女5人の、還暦までのそれぞれの人生と再会。 昭和30年代なので、自分と親の中間くらいだ、と思いながら読む。 男性が女性が働く=自分に甲斐性がない、と考えるあたりが昭和感。 でもそれはそれで幸せな時代かも。 話の中で、旦那からもらう生活費でやりくりしてるけど、女性の...

小学校の同級生男女5人の、還暦までのそれぞれの人生と再会。 昭和30年代なので、自分と親の中間くらいだ、と思いながら読む。 男性が女性が働く=自分に甲斐性がない、と考えるあたりが昭和感。 でもそれはそれで幸せな時代かも。 話の中で、旦那からもらう生活費でやりくりしてるけど、女性の自由はなくても男性の責任感とかは今よりあったんだろうな。 結婚が家と家だったり、働く女性が珍しかったり、そして何より、長い人生の中の子ども時代がけっこうそのまま人を形成するんだなーと。面白く読めた。

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2020/04/01

そう、ショートケーキが食べられるのは誕生日とクリスマスだけだった クリスマスのケーキには上に緑と赤のゼリみーたいな丸い 飾りが付いていた。 短大に入った時に苦手な理数を勉強しなくて 良いことに歓喜した。 そうそう、見合いの時は釣書っていうのを渡すんだよね。 見合いしたことない...

そう、ショートケーキが食べられるのは誕生日とクリスマスだけだった クリスマスのケーキには上に緑と赤のゼリみーたいな丸い 飾りが付いていた。 短大に入った時に苦手な理数を勉強しなくて 良いことに歓喜した。 そうそう、見合いの時は釣書っていうのを渡すんだよね。 見合いしたことないけど、お見合いをした友達に見せて もらったことがある。 ひっさしぶりに聞いたな、この言葉。 東京オリンピックの記憶はないし、タイガースなどの グループサウンズにもそれほど興味はなかった。 でも確かにあの時代だな、という感覚を感じながら読んだのだ。 ヤヨイの平凡な毎日を淡々となぞっていくのは途中で退屈しそうに なったのだが平凡そうなヤヨイの人生にも大きな傷を残す出来事 が起こる。 それぞれに悲しい出来事や嬉しい出来事を経験して皆 大人になっていく。 ほんと、どんな人にもその人の人生があって山あり谷あり 人に言えない苦悩を抱えていたりもするわけですよ。 それでも毎日生きていく 結婚したりしなかったり、子供がいたりいなかったり。 日常の中で起こる様々なこと、思い当たることも多くて 共感したりしなかったり(笑) 小学校の時に一緒の学校だったというだけでその後の人生で 関わりがあったわけでもなかった5人がちょっとしたきっかけで 還暦を過ぎてから集まることになった。 若い頃に思い描いていた幸せとは違っていた。 スムーズに運んだ人生ではなかったと思う。 それでも今はみんな幸せだという5人。 それは正しく生きてきたからなのかもしれない。 そうなのよね、悩みがないわけではないのよ。 でも必要以上に深刻に考えすぎてもロクなことはないっていうのも どこかで分かっていたりするわけですよ、もうこの年になるとね。 また明日ねー、って言い合える友達。 これからもまだまだ毎日は続いていく。 思い通りにならないことのほうが多いのが人生なのかもしれない。 しかしこの年だから分かり合えることもあるのかもね。 腰が痛いや老眼、足がいたい、50肩が・・・ となにかと不調を口にする今日のこの頃だけれど いやいやいや、まだまだですよ。 バス旅行で一緒になった女子高生のようにはしゃぐ平均年齢 83歳の女性グループのお姉様がた。 還暦ぐらいではまだまだ小娘でしたね。 読後感のよい元気になれる本でした。

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2020/03/03

少し上の世代ではあるけれど 子供の頃のエピソードも だんだん大人になっていくさまも 共感しまくり。 普通の人達の日常なのに イキイキと どうしてこんなに面白いのだろう。

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