空は逃げない の商品レビュー
眩しくて切ないあの頃を追体験したい方におすすめ。2人の棒高跳び大学生アスリートと美術系女子のストーリーが、過去と現在を往き来しながら進みます。さらっと読めて読後も爽快。
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なるほどねぇ!棒高跳がやりたくなった。空を飛ぶ躍動感も、棒のしなりを体で抑える感覚も、跳ぶコツを掴む感じも瑞々しい小説だと思う どういう終わりになるかと思ったらこういう終わりになったか。皆にお酒を奢って労いたい 誰かにとっての魔法の棒が、この本になる。そんな気がする皆の青春本
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同姓同名、同じ大学で陸上部の棒高跳びの選手の数年間の物語。 謎を抱えつつ時系列が飛び、視点も変わるので、頭の中を整理しながら読む。登場人物がとても魅力的。 ターニングポイントとなる時間を共有し、そこから先の人生をそれぞれ歩み、再会する。 日常的にありえることかもしれないけれど、切...
同姓同名、同じ大学で陸上部の棒高跳びの選手の数年間の物語。 謎を抱えつつ時系列が飛び、視点も変わるので、頭の中を整理しながら読む。登場人物がとても魅力的。 ターニングポイントとなる時間を共有し、そこから先の人生をそれぞれ歩み、再会する。 日常的にありえることかもしれないけれど、切りとり方が見事で物語にスッと入り込めた。 思うようにまっすぐに進んでいくって、やっぱり素敵だ。
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読後,ふと空を見上げている一冊。 人が空に憧れを抱く理由がこの本には詰まっていた気がします。 棒高跳の間,空は見えていない。でも,選手達はあのポールをこえた一瞬の間,空を体いっぱいに感じているんだろうなと思いました。 登場人物の発する言葉は透明感があるのにずっしりと胸に残る強さが...
読後,ふと空を見上げている一冊。 人が空に憧れを抱く理由がこの本には詰まっていた気がします。 棒高跳の間,空は見えていない。でも,選手達はあのポールをこえた一瞬の間,空を体いっぱいに感じているんだろうなと思いました。 登場人物の発する言葉は透明感があるのにずっしりと胸に残る強さがあります。人生は不思議。自分の興味関心は自分でも分からない。だから寄り道してみることで見えてくるものもたくさんあるんだなと感じました。 展開の読めなさ,最後まで読みたくなるような構成も印象的な物語です。過去と現在が入り交じった構図であることに加えて,登場人物の名前を使ったトリックも組み込まれているので,最後まで読みたくなること間違いなしな一冊です!
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装丁とタイトルがとても好みで手にとった1冊。 写真家さん、ググりインスタもフォローしちゃいました。ステキ。 大学で棒高跳びをする2人の佐藤リンタロウ。 同姓同名なのでA太郎とB太郎と呼ばれる。 2人を絵画く芸術学部のエレナとの3人の物語を、大学時代とその7、8年後を交互に。 競...
装丁とタイトルがとても好みで手にとった1冊。 写真家さん、ググりインスタもフォローしちゃいました。ステキ。 大学で棒高跳びをする2人の佐藤リンタロウ。 同姓同名なのでA太郎とB太郎と呼ばれる。 2人を絵画く芸術学部のエレナとの3人の物語を、大学時代とその7、8年後を交互に。 競技に挑む苦悩を交えながら爽やかに話しは進むが、A太郎かB太郎のどちらかが練習中の事故により下半身不随になってしまう。 一体どっちが、、、と思いながら読み進めました。みんな、応援したくなる。 読後感も爽やか。うん。空は逃げない。
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学生時代の思い出と社会人になった現在の時間とが交互に描かれ、話の展開がなかなか読めなかったけど物語の中盤でようやく“ある仕掛け”にはめられていたことに気づいた。そこからは物語の印象が大きく変わって見えた。それぞれに悩み、選んで今を生きている3人の幸せを願ってやまない。最後に、どう...
学生時代の思い出と社会人になった現在の時間とが交互に描かれ、話の展開がなかなか読めなかったけど物語の中盤でようやく“ある仕掛け”にはめられていたことに気づいた。そこからは物語の印象が大きく変わって見えた。それぞれに悩み、選んで今を生きている3人の幸せを願ってやまない。最後に、どうして絵怜奈と同じ思い込みをしてしまったのか不思議で仕方ない。作者の仕掛けを解くためにも再読したい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
下半身付随、A太郎とB太郎のどっちにもなってほしくなくて苦しかった。後遺症が重すぎて、その気持ちは読了後も消えない。しかし、それぞれの道でまた空を見つけ、そこに向かっていく姿を見せつけられたのは心にくるものがあった。私にとっての空に挑戦する気持ちを味わってみたくなる作品でした。 個人的に、恋の行方のその後日談が気になる‼︎
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うまーく誘導されました。 全てが明らかになった時にびっくり。 本当に何も気づかなかった。 やられた!
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・最後までどっちが怪我をしたのかわからなくて、読んでいてハラハラした。(A太郎とB太郎) ・スポーツならではの躍動感や言葉では言い表せない表現が巧みに表現されていた。
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読書備忘録562号。 ★★★。 帯には、感動!涙が止まらん!とか書かれていましたが、どこに感動するのか全く分かりませんでした。 ただ、読むのやめよう、とは思わなかったので★3つ。いわゆる、ふつ~。 2011年。大学で競技で走り高跳びをやっている2人の佐藤。A太郎とB太郎。名前も倫...
読書備忘録562号。 ★★★。 帯には、感動!涙が止まらん!とか書かれていましたが、どこに感動するのか全く分かりませんでした。 ただ、読むのやめよう、とは思わなかったので★3つ。いわゆる、ふつ~。 2011年。大学で競技で走り高跳びをやっている2人の佐藤。A太郎とB太郎。名前も倫太郎と林太郎で音が一緒だから付けられた綽名。そこに走り幅跳びをやりたくて仕方がない芸術学部の石井絵怜奈が加わった3人。 そして2019年。リンタロウと思わせぶりな表現で、車いすのカメラマンが登場する。 どうやらどちらかの佐藤が競技で事故にあったようだ。 絵怜奈はメキシコにいた。もうひとりの佐藤は大学に残って陸上部のコーチを務めている。 2011年と2019年のミッシングリンクを文字で紡いでいくのだが、何の感動もない。容易に想像出来てしまい、リンタロウがどっちかということも早々に分かる。 この小説のポイントは8年間のバラバラだった3人がそれぞれ苦難を乗り越え再会するというものだと想像するが軽すぎる。ラノベにもならない。 いじょう!
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