きみの言い訳は最高の芸術 の商品レビュー
20191124 立ち読みで惹かれて買ってしまった。感情や人格を言葉で表す事が出来る人とできない人。感覚で話すことを許してくれない怖さ。今更ながら楽に生きてきた自分で良いと思うけど、そこにごまかしを感じてるから、詩人の本を読みたくなるのかも。
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どのエッセイから読んでも面白いです。タヒさんの詩のエッセンスとか感じ方が凝縮されていて読み応えがあります。やっぱりタヒさんが好き
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読んでいるうちに、うんうん、と首肯したり、逆に首を傾げたり。そんな自由な空間を味わう…。 どこから読んでもいいのが、エッセイの魅力だと思います。 最果タヒさんの表現力の豊かさ、言葉選びのセンスはものすごく羨ましくて、そんな「らしさ」がギュッと詰まった濃縮果汁のようなこの本(しか...
読んでいるうちに、うんうん、と首肯したり、逆に首を傾げたり。そんな自由な空間を味わう…。 どこから読んでもいいのが、エッセイの魅力だと思います。 最果タヒさんの表現力の豊かさ、言葉選びのセンスはものすごく羨ましくて、そんな「らしさ」がギュッと詰まった濃縮果汁のようなこの本(しかも文庫本!)は、表現力が枯れた時に、それを潤すための栄養のようなものだと感じています。 個人的に最もシンパシーを感じたのは、「作りましょうましょうましょう」。 自分が作ろうと思ったものは、頭の中で出来上がっていても、いざ手を動かしてみると、思っているほどうまくできなくて、こうして幻滅を繰り返す。 ただ、「思ったようにできない」が、ときに「予想とも理想ともかけ離れた偶発的にできたもの」を作り出すこともある。それが楽しい。だから作ることはやめられない…。 なんか言葉にできないけれど、とにかく書く、と決めて、ひたすらに書き殴るように綴ると、後から見て、ほとんどは意味不明だったりするけれど、予想外の出来栄えに驚くこともあります。 この、狙っていない偶然のヒット、もしくはホームランが、文章を書くのが下手な自分にとっても嬉しくて、そんな、打率を上げたくなってまた書いています。 もう一つのお気に入り、「最初が最高系」にもありましたが、やろうと思った瞬間が楽しさ最高潮なのは、自分も同じで、書き始めた時の気持ちは続かないものです。 だから、なかなかモチベーションを保つのが難しいのです。 ただ、そう考えてみると、自分の本棚は、読みたいと思った時の、最高潮が集まった本棚なのかも知れません。 それってなんだか素敵ですよね。
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エッセイを読むのがあんまり得意ではないのですが、最果先生のエッセイはすんなり読めました。なんとなく共感できるというか、遠い人の言葉ではなく近い人の言葉に思え、てしらじらしくなくて好きです。読みやすいとかではないのですが、最果先生の言葉が好きです。どうしてああいう詩が書けるのかな、...
エッセイを読むのがあんまり得意ではないのですが、最果先生のエッセイはすんなり読めました。なんとなく共感できるというか、遠い人の言葉ではなく近い人の言葉に思え、てしらじらしくなくて好きです。読みやすいとかではないのですが、最果先生の言葉が好きです。どうしてああいう詩が書けるのかな、という一片を垣間見れたような気がしました(著者にしたらこういう共感とかいらないのかもしれませんが、わたしはそう思ったという感想です)
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一度読んだらもう戻れないんだろうなと思ってずっと頭の片隅に置いたままにしていたのが最果タヒ。そんなある日エッセイを読むことに決めたのでした。エッセイの感想を書きたいと思っていて、それでも読中読後、頭に浮かぶのは自分のことだった。エッセイがそのまま自己に直結する感覚が新鮮です。彼女...
一度読んだらもう戻れないんだろうなと思ってずっと頭の片隅に置いたままにしていたのが最果タヒ。そんなある日エッセイを読むことに決めたのでした。エッセイの感想を書きたいと思っていて、それでも読中読後、頭に浮かぶのは自分のことだった。エッセイがそのまま自己に直結する感覚が新鮮です。彼女はこう考えている。では私は?共感していた矢先に少しのズレを感じる。たぶんそれでいいのだと思う。溢れ出すマシンガントークのような言葉に置いていかれないように気を付けていた。ぜひ今度は詩集を読んでみたいです。
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