きみの言い訳は最高の芸術 の商品レビュー
『きみが友達との楽しい時間のために、ひねり出した悪意について。』や『わからないぐらいがちょうどいい』が好きです。 人や人生を簡単な言葉でまとめたり切り取ったりせず、複雑で雑多な感覚や思考をそのまま行きつ戻りつ表現している感じ、いいですね。
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この方の詩が時に深く突き刺さり、時に私を救う理由がなんとなくだけど分かった気がした。孤独は悪いことではなく、人と繋がらなくなって平気、そんな自分を肯定してあげたい。
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最果タヒの思考はめんどくさい そのめんどくささをそのまま言葉にした本作 でもそのめんどくささが僕は好き 全く違う経験をしてきた知らない誰かと交差点で一瞬すれ違う それより美しいことは多分この世界にはないってこと そのことを最果タヒはずっとうたってるんだと思う
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ふっと過ぎ去っていく違和感(違和感とすら感じていないけど、ちょっとひっかかる)みたいなものを拾い上げている感じ。しくしくひりひりする感じ。 でも、ことばは目のうえを滑っていってしまいがちでした。
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不安定な10代に凄く読んで欲しいエッセイ。 最果タヒさんの、決して、人を擁護しない姿勢が好き。 君の言い訳も私の言い訳も全部 芸術で、美しくて、そこに何も無くてもいいんだと思えた。
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最果タヒの詩があんまり得意じゃないので エッセイを読んだら印象が変わるかな、 理解が深まるかな、と思って読んだ 結果的にべつに好きにはならなかったし むしろなんだか苦手な理由がわかった気がする いつまでも変わらない10代感とか、ちょっとひねくれて静かな顔してこねくり回す感じと...
最果タヒの詩があんまり得意じゃないので エッセイを読んだら印象が変わるかな、 理解が深まるかな、と思って読んだ 結果的にべつに好きにはならなかったし むしろなんだか苦手な理由がわかった気がする いつまでも変わらない10代感とか、ちょっとひねくれて静かな顔してこねくり回す感じとか、いいよいいよみたいな面倒臭さとか
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映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』と同じく、一瞬んっ?と感じるポエムな文章が続く。表現は自由なのだと思わされる。軽く読めるエッセイ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんか読んでる途中でめんどくさいなーって思って飛ばしたところもある。同じこと書いてる感じがしてしまった。 エッセイは他人の思うことを押し付けられてる感じがしてしまう悲しい
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最果タヒさんの句読点が少なくだだだだっと文字が並んでいる感じがすき。ひとと共有したくない、できるだけしゃべりたくない、の感覚がよくわかってうなずいた。自分と同じような感覚を持っている方(僭越ながら)がいることに安心した。
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最果タヒさんのエッセイ。初めてこの方の作品を読んだのですが、凄く面白かったです。流れるように滔々と綴られた文章は軽やかで爽やかな風のよう。言葉から自己を徹底して排除しようとしてる著者のあり方は創作においてなかなか重要な部分なのかなと感じました。他者への理解や共感、何かを共有するこ...
最果タヒさんのエッセイ。初めてこの方の作品を読んだのですが、凄く面白かったです。流れるように滔々と綴られた文章は軽やかで爽やかな風のよう。言葉から自己を徹底して排除しようとしてる著者のあり方は創作においてなかなか重要な部分なのかなと感じました。他者への理解や共感、何かを共有することの意味も考えさせられました。人を解りたいと思うことは実は傲慢な、思い上がった考えで、本当はそんなに誰かを解ろうとしなくても良いのかなと。解らないことに人は不安になってしまうけれど、でもその「解らなさ」を引き受けることも大切で、そうすることで真の意味で相手を信頼できたり、尊重できたり、対等な関係を築けるのではないかなと感じました。
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