貸出禁止の本をすくえ！ の商品レビュー

アラン・グラッツ(著者),ないとうふみこ(訳者)

2023/12/10

献辞。献辞…ああ、献辞。ページを開いて、すっと背筋がのびる。誇りを持って、これからも物語を、文化を、思想、思いを、守り、のこしたい。その手助けをしていきたい。
クローディアの秘密とぜひセットで。そして、みんなのうたのメトロポリタン美術館"ミュージアム"で〆る。

2023/12/08

本を愛するすべての人に読んでもらいたい。
誰かの評価だけで、大好きな本が消えてしまうことがないように。
それはみんなの努力できっと実現できる。
主人公の成長も頼もしい！

2023/06/18

いい本！
読んでいて、主人公の女の子を応援するのに最初から最後まで力が入った。主人公だけでなく、学校司書のジョーンズさんの言葉にハッとさせられるものが多々あった。そして、本文が終わってから記されているコメントにも驚き。大人の子どもに対する熱意が思いがけずして、悪い方へと向かってしまうことがあるんだなぁ…当人は一生懸命なだけに本気だし、気付けないことがあるのよね…気持ちは熱くても、頭は冷静に。気を付けないと！
しかし…クライマックスの場面での利用履歴を公の場で暴露したのは残念（いくら敵だと言っても）。クライマックスだけに本当に残念。

2023/05/04

100冊ビブリオバトル@オンライン第1ゲームで紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。
2020.08.22〜23

2023/03/06

『図書館魔女の蔵書票』の中で紹介されていて、興味を持ったので読んでみた。
児童書コーナーにある本だけれど、大人が読んでも十分面白い。むしろテーマとしては大人向けなのではと思わされる内容だった。

出てくる本が実際に一度は異議申し立て・貸出禁止となったことがあるということに驚く。『マチルダは小さな大天才』も好きな本だったが、その対象となっていたとは。何をもって「禁止」「異議申し立て」とするのかということは、とても恣意的なことなのかもしれない。

ストーリーとして、姉妹喧嘩は必要なのかなともったい思ったところもあったが、主人公の長女特有の悩みが描かれているのを見ると、主人公の変化を描写する上でも必要なシーンなのかなと思える。良い本だった。

2023/03/01

面白かった！
言いたいことが言えて、ちゃんとキレることができてよかった。
うやむやに終わらず完全勝利で終わることができたところもよかった。

2023/02/10

痛快で面白かった！
ロッカー図書館がバレそうでハラハラする場面もあるけど、みんな本が好きな子たちで楽しそうに次の本を借りるの姿にはほのぼのする。
エイミー・アンが言いたいことが言えない子だけど、騒動を通して自分の意見を口に出せる様になって成長するところもとても素晴らしい。

何でもかんでも精査せずにくだらない理由で本を貸出禁止にする大人に対して『子どもにむかって、この本を読んでもいいけどこの本はいけないという権利があるのは、その子の保護者だけです』は名言。

図書館で借りたけど、とても良かったので購入したいと思ってる。クローディアの秘密も読むつもり。

2022/12/05

よかった。
内気な、思いを口にすることのできないエイミーが少しずつ少しずつ自分のやりたいことを実現し、その中で仲間を見つけ、自分の思いを表に出すことができるようになっていく、ああ、こんな風に成長出来たら素敵だなあと。
貸出禁止の本たち、読んでみたいけど、たくさんありすぎて・・・

2021/07/31

小学校の図書室の本がPTA会長の手で次々と貸出禁止に。本好きで引っ込み思案な4年生のエイミー・アンが、クラスメイト達を巻き込み本を取り戻そうと奮闘する物語。

本作で貸出禁止になるのは実在の本で、過去30年間に米図書館で一度は貸出禁止か類似措置が取られた本と言うことなので、子供向けの本のようで奥が深い。

諸々これでもかと壁にぶち当たるものの、最終的にディベートで解決しようとするのはアメリカっぽい。最初は家族にも不満を言えなかったエイミーが、最後には教育委員会の大人相手に自分の主張をする、成長物語としても胸熱。

2021/07/29

大好きな本が突然、学校図書館で貸出し禁止になったらどうしますか？読書好きで自分の意見はいつも飲み込むエイミーが、友達と共に、秘密の図書館を立ち上げます。