貸出禁止の本をすくえ! の商品レビュー
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とても面白かったです。 taknalというアプリで「もう1つの1Q84」という紹介文に興味が湧き手に取りました。「鏡像世界」というワードは出てきましたが、お話し全体を通して紹介文に期待してしまったパラレルワールドの要素、或いは村上春樹の描く世界観の様な要素はなかったです。 作中の貸し出し禁止にされた本が、実際にアメリカの図書館で異議申し立てや貸し出し禁止になったことがある、ということに驚きました。リストアップされた本たちにも興味が湧きました。 内気な少女が騒動を通して色々な人と関わり成長していく姿がとて頼もしかったです。 児童書ですのでお子様にもお勧めです♪
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手に取る機会があって、図書館で借りた。 小学4年生のエイミー・アンは、本を読むのが大好きで、内気な女の子。 ある日、学校の図書室から、大好きな本『クローディアの秘密』が消えた。 教育委員会で貸出禁止に指定されたと知り、あることを始めた! はじめに「世界中の図書館員へ」とあります。 どきどきしながら読み出すと、なんと検閲の話。 シェルボーン小学校の図書室の司書であるジョーンズさんは、この貸出禁止には反対。 「子どもにむかって、この本は読んでもいいけどこの本はいけない、なんていう権利があるのは、その子の保護者だけだとわたしは思ってる。」 ふむふむ。 本には、実際にはできないことも描かれていて、代体験ができるからおもしろいわけで。 教育ママって厄介ですよねぇ。(反面教師にしよう) さて、エイミー・アンは、友達のレベッカとダニーと一緒に、ロッカーに貸出禁止になった本を集めて「ロッカー図書館」を設置し、みんなが本を読めるようにします。 こういう主体性って、ちょっとやそっとじゃ育まれないなぁ、と感心。 授業の様子も少し出てきて、やっぱり違うんだなと思います。 でもそんな自由の国アメリカでも、こういう検閲が起こるんだとちょっと驚きました。(この物語のなかで教育委員会が貸出禁止にするのは、過去30年間でアメリカで、少なくとも1回は、じっさいに異議申し立てや貸出禁止措置を受けたことのある本なんだそうです!) エイミー・アンの妹の描写がそれはもう腹立たしくて、最後の方では、エイミー・アンの苛立ちが伝染してほんとうにイライラしてきました。 何はともあれ、エイミー・アンが、きちんと自分の気持ちを周りに伝えられるようになって、家族や友達と打ち解けられたのが、ほんとうに良かったです。
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本当に読めてよかった。エイミー・アンを抱きしめたい。学校のみんなが図書館の本を思って行動するところももちろん、貸出禁止措置を決定したスペンサーさんを貶めないところもすごくよかった。そうして私が長女なだけに、エイミー・アンが大爆発するところがすごく辛くて辛くて、でもいいぞ!と思った...
本当に読めてよかった。エイミー・アンを抱きしめたい。学校のみんなが図書館の本を思って行動するところももちろん、貸出禁止措置を決定したスペンサーさんを貶めないところもすごくよかった。そうして私が長女なだけに、エイミー・アンが大爆発するところがすごく辛くて辛くて、でもいいぞ!と思ったり。この年になってから初めて児童書で泣いたわ。
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久々に児童書。 一気に読破しました。本好きなら、きっと主人公に共感すると思います。 お気に入りの本を図書館から奪われることになった主人公の気持ちを、共感しつつ読みました。 世の中の風潮とか、教育的配慮みたいなもので読むことを否定される本を取り戻す。 図書館戦争が、アメリカの小学校...
久々に児童書。 一気に読破しました。本好きなら、きっと主人公に共感すると思います。 お気に入りの本を図書館から奪われることになった主人公の気持ちを、共感しつつ読みました。 世の中の風潮とか、教育的配慮みたいなもので読むことを否定される本を取り戻す。 図書館戦争が、アメリカの小学校図書室で起きてるような感じで、、児童書でも大人も楽しめると思います。
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大人が読んでもハラハラわくわく。 思ったことを中々口に出せない、本好きなエイミーが納得できない規制に対抗していくお話。 エイミーが思ったことを口に出したり、行動することで仲間が増え、その仲間たちも一人ひとりが魅力的で応援したくなります。 日本でも「はだしのゲン」か図書館から消えた...
大人が読んでもハラハラわくわく。 思ったことを中々口に出せない、本好きなエイミーが納得できない規制に対抗していくお話。 エイミーが思ったことを口に出したり、行動することで仲間が増え、その仲間たちも一人ひとりが魅力的で応援したくなります。 日本でも「はだしのゲン」か図書館から消えたことがあったけど今、どうなっているんだっけ?
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私の読みたい本が図書室から消えた。理由は「ずるやぬすみなどの仕方を教える本が多くの子どもたちが読む図書室に置いているのはふさわしくないから」教育委員会の会議で意見を頼まれたエイミー・アンは折角書いてきた意見書わ話す事が出来なかった。 でも、貸出禁止にするなんて間違っている。エイミ...
私の読みたい本が図書室から消えた。理由は「ずるやぬすみなどの仕方を教える本が多くの子どもたちが読む図書室に置いているのはふさわしくないから」教育委員会の会議で意見を頼まれたエイミー・アンは折角書いてきた意見書わ話す事が出来なかった。 でも、貸出禁止にするなんて間違っている。エイミー・アンは友達のレベッカに貸出禁止になった大好きな『クローディアの秘密』を貸すことになり、レベッカとの話を聞いていたダニーが同じ本を読みたいと言い出し、貸出禁止の本を貸し出すロッカー図書室が出来た。ロッカー図書室の噂を聞いた生徒たちの利用と本も増えていった。しかし、ロッカー図書室の秘密がばれてしまう。エイミー・アンは貸出禁止の本を救えるのか。生徒たちも一緒に教育委員会の会議での場面は必読。 実際にアメリカで貸出禁止になった本がモデルになっている。本を救うだけではなくて、本が大好きなエイミー・アンが本を通して自分の思いを話せるようになる成長物語。話しさないと相手の気持ちもわからないし自分の思いも伝わらないんだよね。と改めて考えてさせられました。
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学校図書館で『クローディアの秘密』が禁止になっちゃった! これを読んで、「なんですって?!」と思った人は、ぜひ読んでみてください。 実際にアメリカの学校図書館で貸出禁止になった本たちをめぐる、本好きシャイガールとその仲間たちの成長ものがたり。 ラストシーンは小気味良く、スッキリ...
学校図書館で『クローディアの秘密』が禁止になっちゃった! これを読んで、「なんですって?!」と思った人は、ぜひ読んでみてください。 実際にアメリカの学校図書館で貸出禁止になった本たちをめぐる、本好きシャイガールとその仲間たちの成長ものがたり。 ラストシーンは小気味良く、スッキリします!
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言いたいことが言えなかった主人公の成長物語としておもしろかった。アメリカの学校ってこんなに自由というか、子どもが自分で許可をとって行動できるというところがうらやましかった。
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貸出禁止になった本が救われる過程と、思ったことを言えない女の子が成長する過程が2つ楽しめます。児童書なので想定外のどんでん返しはないものの、やられたらやり返しのお話はやはり楽しい。アメリカにはこういう他の小説がたくさん出てくるお話よくありますね。他の本の読書にも繋がって良いと思い...
貸出禁止になった本が救われる過程と、思ったことを言えない女の子が成長する過程が2つ楽しめます。児童書なので想定外のどんでん返しはないものの、やられたらやり返しのお話はやはり楽しい。アメリカにはこういう他の小説がたくさん出てくるお話よくありますね。他の本の読書にも繋がって良いと思います。
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ずっと読みたいと思っていた本。 とてもよかった。 頭の中で色々考えていても口に出せなかった主人公が、大好きなクローディアの秘密が学校図書館の棚から撤去されたことをきっかけにかわっていくのだけれど、自分だけが正しい、ではなくて、違う意見を持っている人のことも、たとえそれが自分とは違...
ずっと読みたいと思っていた本。 とてもよかった。 頭の中で色々考えていても口に出せなかった主人公が、大好きなクローディアの秘密が学校図書館の棚から撤去されたことをきっかけにかわっていくのだけれど、自分だけが正しい、ではなくて、違う意見を持っている人のことも、たとえそれが自分とは違っていても尊重しないといけないんだよね、と思い至るところもとてもよいなぁと思った。 映画フットルースを思い出した。 図書館に関わる人は必読ですね。
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