木曜日にはココアを の商品レビュー
すらすら〜っとすぐ読めました。 4の聖者の直進〜6の半世紀ロマンスがすきだったなあ。 人とのつながりって素晴らしい。この人だと思えた感性を持つ人は、異性であれ同性であれ大切にしていかないといけない。 必ず返ってくると信じられる文通っていいなあ。 「道がまっすぐかど...
すらすら〜っとすぐ読めました。 4の聖者の直進〜6の半世紀ロマンスがすきだったなあ。 人とのつながりって素晴らしい。この人だと思えた感性を持つ人は、異性であれ同性であれ大切にしていかないといけない。 必ず返ってくると信じられる文通っていいなあ。 「道がまっすぐかどうかというよりも曲がりくねった道をまっすぐ歩こうとしてるならいいんじゃないかな」p77 正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら。p117
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1つの話に出てくる登場人物が次の主人公として描かれる数珠つなぎの短編集です。 1つ1つが優しく温かいストーリーで、帯にもある通り心がデトックスされました。 特に日々を忙殺されて張り詰めている方にお勧めしたいです。
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「一杯のココアから始まる東京とシドニーをつなぐ12色のストーリー」と、あらすじにあるが、200ページ程度の作品で12章は多すぎて作品に没入できないし、登場人物も多すぎる。単純な喫茶店小説のほうがよかったのでは?
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求めていた暖かさがありました。人の温かみ、空気感、時間の流れ、どれを取ってもじんわりと滲み入る優しさがありました。温かい飲み物と一緒にのんびりとした時間を過ごしたい時にぴったりの本です。登場人物はどの方も魅力的ですが、敢えて選ぶならラルフさんがお気に入りです。
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12編から成るショートショート。 それぞれの話が連動していて、違った視点から物語が進んでいきます。 読み進めていくと、白色あるいは無色のキャンバスにそれぞれの12色の色が落ちているような1冊でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初は読みやすいなーとしか思ってなかったけど、読んでくうちに人って知らず知らずのうちに思わぬとこで繋がってんだなーって思わされたし、読んでてスーッと心に染みてきて最後の方はなぜか泣きそうになりながら読んでいる自分がいた。 作中の 【赤い糸。それは、小指と小指をつなぐたよりない一本のことではなく、お互いの体の中をかけてめぐる血のことなんじゃないだろうか。あらかじめ結ばれた線を手繰り寄せるのではなく、いろんな出来事を重ねながら、それぞれの中で脈々と流れるたくさんの赤い糸を共鳴し合っていく。そんなスペシャルな相手を、人はみな探し続けているのかもしれない。】 この文字を見たときに生まれて初めてビビッとくる言葉に出会えたと感じるくらい衝撃的だった
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やっぱり小説、好き いろいろな幸せなお話しが好き たくさん想像できる世界が好き お気に入りのカフェって好き 私も見つけたい
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第一回宮崎本大賞に選ばれていたことで手にとりました。そうでなければ出会わなかったかもしれない…。まずは、宮崎の書店さんに感謝したいと思います。と同時に、図書館もまた、そのように読み手の新たな出会いを生み、ひいては作家さんの収入にもきちんと繋がる活動をしなければならないと思うところ...
第一回宮崎本大賞に選ばれていたことで手にとりました。そうでなければ出会わなかったかもしれない…。まずは、宮崎の書店さんに感謝したいと思います。と同時に、図書館もまた、そのように読み手の新たな出会いを生み、ひいては作家さんの収入にもきちんと繋がる活動をしなければならないと思うところです。 グランド・ホテル方式で描かれる12の物語は、色彩と季節の折り合わせのなかで描かれながら細密画のように組まれた心地よいお話です。それでいながら、昨今の流行作品に見られるようないかにも思わせぶりな文章の連続だとか、無用な文調の高ぶりがない作品です。「敬語がほどけた」のように綺麗な言語感覚をお持ちの作者さんで、言葉づかいそのものが心地良いことがその理由なのかもしれません。 元々はシドニーにて発刊されている日本人向けの情報誌にて連載されていたということで、そうして「次作を待ちわびる」のにうってつけの展開なのかもしれません。できればシドニーの風も感じながら、リアルタイムで読んでみたかったおはなしです。
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「マーブル・カフェ」から始まる12の短い物語は、短編で読みやすくほっこりします。 登場する人物それぞれが重なっていくところもすごく素敵でした。 優しい中にも芯のある言葉がところどころあり、読み終えるととても心があたたかくなります。
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2020/6/24読了 12人の物語が描かれた連作短篇。 どれも心温まる話で、自分自身も世間に受け入れてもらえているようなほっこりした気持ちになった。 いろんな人が微妙に絡まりあいながら、それぞれの世界を描いている。 話の大きい小さいはあるものの、現実もこうやって多くの人と繋がり...
2020/6/24読了 12人の物語が描かれた連作短篇。 どれも心温まる話で、自分自身も世間に受け入れてもらえているようなほっこりした気持ちになった。 いろんな人が微妙に絡まりあいながら、それぞれの世界を描いている。 話の大きい小さいはあるものの、現実もこうやって多くの人と繋がり、それぞれの人がそれぞれの物語を持っているのだなぁと思う。 時系列や人の相関図を作ってみたくなった。 ボリュームもそんなに多くないので、軽い気持ちでサクッと読める本でした。
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