危険なビーナス の商品レビュー
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今季ドラマ化で気になっていたので原作を手に取った。東野さんの作品は久しぶり。 率直に、とても読みやすかった。最後まで楓の本性が分からず、気になって一気に読み進めた。 多少強引な描写があったり、この小説自体に大きなメッセージが読み取れないあたりは、エンターテイメントだなと思う。映像作品向け。 ドラマは原作と違う箇所が多い印象。中村アンさんが出演しているから観てたけど、もう観なくてもいいかな。
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すごいわ。ホント。 かなり後半まで読んでも、明人は現れないし。 楓と伯郎との関係も変わらないしで、どうなるんだろうと、物語の中にグイッと引き寄せられた。 最後の最後に、色々と明らかになって、びっくりの連続でした。
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久々の東野圭吾作品 ドラマの先が気になり1日で読破、思ったより軽くてなんか肩透かし… 吉高由里子と妻夫木聡のドラマの方が原作の軽さに合ってて良いかも。 弟の妻、と名乗る楓が現れ、動物病院院長代行の伯郎と真相を探る。 八神家の莫大な財産相続を軸に、亡くなった母の死因解明と画家...
久々の東野圭吾作品 ドラマの先が気になり1日で読破、思ったより軽くてなんか肩透かし… 吉高由里子と妻夫木聡のドラマの方が原作の軽さに合ってて良いかも。 弟の妻、と名乗る楓が現れ、動物病院院長代行の伯郎と真相を探る。 八神家の莫大な財産相続を軸に、亡くなった母の死因解明と画家達の特殊能力と脳の解明へ向けた研究など各テーマ的には面白いのだが其々が軽くしか絡まず、そして最後も呆気なく収束 楓にはすっかり騙されたが、伯郎の女好きな軽さがこの作品の軽さの元なのかな?
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少し厚めだけどスラスラ読めます。 やっぱり東野圭吾の小説はどんどんページを捲りたくなります。 展開が気になりすぎて、ちょっとの空いた時間でも読んでました。
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ドラマで人間関係がわからなくて、先に原作読破。原作は面白いですね。メリハリもついてるし、展開も速い。さほど人間関係の複雑さも感じさせず、思いもよらない方向に話を飛ばしていって。 これ読むと、連続ドラマは別にいいかなーと思ってしまう。
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2020年10-12月期、TBS系「日曜劇場」の原作である。第1回の放送を観てその展開の面白さに舌を巻き、「ドラマの放送中に原作本をAmazonで取り寄せる」という、僕にとって初めてのことをさせた本だ。 主人公・伯朗の弟、明人は一体どこに、誰が拉致しているのか。そして伯朗の母、禎子は本当に事故死だったのか。この物語にずっとつきまとう2つの大きな謎が、全487ページの最後のわずか54ページ――全体の11%までになってやっと解明される、しかもこんなまさかの結末って、アリ? ドラマを見続けている人はそもそもこの「ネタバレレヴュー」を読んでないと思いますが、ドラマを最後まで楽しみたいなら、この小説を読むのは後回しにした方が絶対にいいです。それくらい最後のどんでん返しが衝撃的。伯朗が「自分が世界一の間抜けのように思えた。」と自らを評しているシーンがあるが(p. 471)、それがそのまま読者である僕自身に向けられているような気さえするのである。 東野圭吾おそるべし。そう、大阪出身の彼が、吉本新喜劇の「よくある展開」をこの小説で採用したと言えなくもないのだ(吉高由里子さんの役を、思わず鮫島幸恵さんと重ねてしまった)……って、それはさすがに無理繰りな解釈かな。
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あまり普段、本を読まないのですが読み出したら続きが気になりすぎて面白すぎて、どんどん一気に読んでしまいました!こんな経験は初めてでした。
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前回が恋のゴンドラだったので久々にラブミステリー⁉︎を読んでなんだかミステリーを忘れていたように読んでいたような…犯人とかいるのを忘れてはないが忘れてるみたいな感じで物語を読んでいたのでミステリーだったんだと思い出す感じで流れて行くように読めた。いつもの東野圭吾なのにいつもと違う...
前回が恋のゴンドラだったので久々にラブミステリー⁉︎を読んでなんだかミステリーを忘れていたように読んでいたような…犯人とかいるのを忘れてはないが忘れてるみたいな感じで物語を読んでいたのでミステリーだったんだと思い出す感じで流れて行くように読めた。いつもの東野圭吾なのにいつもと違う感覚が良かった。内容的には面白い!久々だったというのもあるけどドラマがやるとなって読み始めたがすぐ読み終わるくらい楽しく読めた。ドラマももちろん観ます!
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ドラマ化されるという事で、その前に読む。 どう考えても突然現れた、失踪した弟の妻が怪しいと思って色々疑いながら読んだけど、意外な展開。 面白かったです。ドラマも楽しみ。
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ドラマ化される前に読もうと思いながら積読になっていたのを、ネタバレ気にしながら2話の手前で読了。 いつもの重めなストーリー展開じゃなく、たまにあるソフトなサイドのミステリーで、これはこれでとても楽しかったです。 1話目を観ちゃったので、もう脳内の映像が妻夫木さんと吉高さんでしか再生されないという… そしてこのお話は、映像化ありきで作られたと言っても過言ではないかと思われます。 イケメン(脳内再生がブッキー)なのになぜか彼女がいない38歳独身獣医の伯朗が、弟の妻と名乗る女性から夫の失踪事件を調べたいと頼まれて、美女に弱いという残念な性格から協力してしまい、それが遺産相続争いへと発展していきます。 …でも、伯朗視点で展開するお話なんです。読み進むうちに彼が自分の生い立ちのせいでちょっと拗らせてるのがわかってくると、なんだか憎めないというか、かわいいというか。 伯朗という自分の名前の由来や、親の弟と自分の扱いの違いなど所々でさり気なくぼやきが出てきます。 なので、母の再婚相手の資産家一族全員に最初から不信感がある伯朗なのです。 読んでいて、すごい先入観ができちゃうのがこの話の面白いところですね。 「犬神家の一族」をしれっとパロってるのも、気がつくとニヤつきます。 楓に関しては、どう考えても怪しさMAXだったけど、ああいう性格なので犯人とは考えにくく、最初からやっぱり捜査してる側だなと感じました。峰不二子くらいお色気で勝負してきたら、さすがに胡散臭いと思ったかも(笑) 遺産争いでも監禁事件でもなく、もっと悲しい事件の真相が判明したというのが、とても東野作品らしいなと思いました。 ドラマでは脚本的にあれこれ違った部分もあるかもしれないと思うので、これから楽しみに観てみたいと思っています!
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