失われた地図 の商品レビュー
買ってから★が2.75だったことに気がついたが、確かにこれは…。 何の説明もなくいきなり“裂け目”や“グンカ“が現れて、何だか特殊な能力を持った一族らしい主人公たちがそれらを収めようと苦闘する。 裏表紙にはそれらしいことが書いてあり、読み進める内に多少の設定が分かるようにはなる...
買ってから★が2.75だったことに気がついたが、確かにこれは…。 何の説明もなくいきなり“裂け目”や“グンカ“が現れて、何だか特殊な能力を持った一族らしい主人公たちがそれらを収めようと苦闘する。 裏表紙にはそれらしいことが書いてあり、読み進める内に多少の設定が分かるようにはなるが、肝心なところは「?」のままに読み進む。 舞台になるのは日本各地の軍都や戦場の跡で、どうやら戦争とかナショナリズムということに対して何らか語りたいのだろうかと推察するが、それがこれでは、さすがに、ね。 このとっ散らかし方はこの作者らしいと言えばそうだし、この作者の読者なら“特殊な能力を持った一族”なんて説明しなくても察しろよってとこだろうかと、そう思って読めば、★2.75が頭に残っていたので、そこまで酷くはないかもという印象だったが、最後の章とその前の幕間になって、『ダイジョウブ』って、最後までこちらに投げっ放しなのが、やっぱり感じ良くなかったのでした。
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最後の終わり方がちょっと意味分からなかったなー。 世界観が大きそうな話なのに、かなり短いので、なんだか物足りないというか。 長編アニメにしたら、面白そうかな。
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旧軍都に発生する「裂け目」 そこからかつての人間の記憶が形を成し、蘇ってくる。 その裂け目を封じ、記憶の化け物たちと戦うものたちの物語。 結局、日本どころか世界中いたるところが、戦いの歴史なのだろう。そして、その過去の血の上に、私たちはいる。 というのが、通奏低音のよう...
旧軍都に発生する「裂け目」 そこからかつての人間の記憶が形を成し、蘇ってくる。 その裂け目を封じ、記憶の化け物たちと戦うものたちの物語。 結局、日本どころか世界中いたるところが、戦いの歴史なのだろう。そして、その過去の血の上に、私たちはいる。 というのが、通奏低音のようにずっと鳴っている感じがした。 記憶の化け物<グンカ>は、明日の自分の姿なのかもしれない。 一族同士で、結婚したものの、というのはまぁありそうだし、その子供が、っていうのもステレオといえばそうなんだけど、曖昧とするところは曖昧としておく、そういうところは非常に上手い。 意味があるのか、ないのか、そもそも意味を問うことに意味があるのか、そんな堂々巡りの中で不確かな答えを探してる感じなる。 光と影の描き方が上手かったな。
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ゴーストバスターズだね。 アニメ化を狙ったのか、やけに端折ったストーリー展開だった。 あまりおもしろくはなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
奇想天外なファンタジー。重要ぽい設定にほぼ説明がないままゴリゴリ話が進んでいくので「前作があっての続編か?」とも思いましたが完全新作のようです。 以上を納得したら、あとは読者として想像力をフル回転させながら読み進めるとなかなかに楽しいです。何一つ解決しないエンディングも、恩田陸先生ならでは。 都内のディープなスポットが出てくるので、お散歩場所のネタとしても良いかと。
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土地が記憶と力を持っているという従来からの設定に、霊能力バトルを入れ込んだような物語。 続くのか⁉️続かないのか⁉️それが問題だ。
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「空に黒い水玉模様。草間彌生の新作か。」「ヤマト、発進」などなど、もうはちきれまくった恩田さんの世界が日本のあちこちの都市を舞台に繰り広げられます。知っている街のことが出てくると、この作品のためにきちんと取材されたのだろうな、ということもわかります。街の歴史にも触れた丁寧な描写。...
「空に黒い水玉模様。草間彌生の新作か。」「ヤマト、発進」などなど、もうはちきれまくった恩田さんの世界が日本のあちこちの都市を舞台に繰り広げられます。知っている街のことが出てくると、この作品のためにきちんと取材されたのだろうな、ということもわかります。街の歴史にも触れた丁寧な描写。でも、何だか楽しめない。世界に入らせてもらえない。 作品の世界に入り込めるかどうかは、自身が登場人物に気持ちを寄せられるか、登場人物に成り代わってその世界を駆け抜けられるかどうか、これが一つのポイントなんだと思いますが、この作品の登場人物は近づくことを全身で拒むような人ばかり。正体不明だし、そもそもお近づきにはなりたくない雰囲気満載。最後までためにためて明かされる遼平と鮎観が離婚した理由もますます二人は自身などとは別世界の人感が強まるばかり。何なのでしょうか、この人たち。 言葉遊びなどはいかにも恩田さんの描く世界ど真ん中という作品でしたが、物語としては残念ながら楽しむことができぬまま、かつ理解不能な幕切れになった、そんな作品でした。う〜ん。
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自分に所縁のある土地が題材になっていたし、恩田陸の作品ということで大外れは無いかなとも思ったのだが。期待を下回る内容でがっかり。 ちなみに「だしの自動販売機」のだし、実在してて、結構旨かったりする。
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オカルトなのかな? 今一つしっくりこなかった。 二人の間に生まれた息子を含め、今後次作があるのだろうか?
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土地に付随する呪いと祝福。歴史とも言われるそれへの憧憬がカタチになった話だったと思う。積み重なった石への恐怖は昔から恩田作品にあったけれど、とうとう爆発したのが印象的だった。量的に読み足りなくて残念。
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