失われた地図 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
裂け目から現れる軍の亡霊(?)を退治する異能力バトル…という分類でいいのか…?亡霊というか概念というか…。突然始まり突然終わるのが恩田節だなぁという感想。キャラ立ちはとても良い。しかし「最大の能力者(下手したらラスボス)は身内、次回へ続く!」で終わってしまった…
Posted by
常野物語の系譜だろうか。どれも少し尻切れとんぼ。登場人物一人一人について、きちんと説明してほしい。綻んだ世界を繕う。
Posted by
Posted by
特殊な能力を持つ鮎観は、同族の遼平と結婚し、息子が生まれたが、彼らが将来に対して抱く不安を、その息子が過敏に感じとり銃弾を吐き出すなど、奇妙な現象が起き始める。 ファンタジーの世界の話だが、自分にはよさが理解できなかった。
Posted by
恩田さん、こういう感じの話が他にもあったので特別驚きはしないけど、いや酷いね… SF系は作者の力量によって出来が左右されると思うが、これに関してはそういう話じゃない気がする。 夫婦のゴタゴタより無口な青年にスポット当てた方が良かったんじゃないかね。
Posted by
最後がひどい。むしろそこからでしょうよ。 物語の起承転結どこいった。いくらなんでも「転」に入ったその瞬間にぶった斬らなくても。 上下巻だっけ?と確認してしまったくらい。 書きたいところだけ書いたんだろうなぁ…。 恩田さんは『チョコレートコスモス』の続編が出ないかなってずっと期待し...
最後がひどい。むしろそこからでしょうよ。 物語の起承転結どこいった。いくらなんでも「転」に入ったその瞬間にぶった斬らなくても。 上下巻だっけ?と確認してしまったくらい。 書きたいところだけ書いたんだろうなぁ…。 恩田さんは『チョコレートコスモス』の続編が出ないかなってずっと期待してるんだけど、こっちは全然書いてくれないしなー。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目次 ・錦糸町コマンド ・川崎コンフィデンシャル ・上野ブラッディ ・大阪アンタッチャブル ・呉スクランブル ・横須賀バビロン ・六本木クライシス かつて軍都があったところに現れる「裂け目」。 放置しておくと「グンカ」が湧き出し、大惨事の引き金ともなる。 鮎観(あゆみ)や遼平は、それを人知れず封じ込める能力を持つ一族の一員だ。 最初これは「常野物語」のような話かと思ったけど、主眼が一族にあるのか「グンカ」にあるのかよくわからなかった。 最後に鮎観と遼平の息子に現れた能力の兆し。 オープンエンドになっているのだけど、それにしては書き込みが足りない。 私は「横須賀バビロン」で、封じ込める側の能力と読みましたが。
Posted by
恩田陸は物語という大風呂敷を広げるだけ広げて、そのまま畳まずに終わることが多々あります。今回もそのパターン、というか広げきる前に風呂敷をひっくり返してしまったみたいな物語でした。 ナショナリズムに象徴されるきな臭いアレコレを具象化した物語なのでしょう。わらわらと出てくる「グンカ...
恩田陸は物語という大風呂敷を広げるだけ広げて、そのまま畳まずに終わることが多々あります。今回もそのパターン、というか広げきる前に風呂敷をひっくり返してしまったみたいな物語でした。 ナショナリズムに象徴されるきな臭いアレコレを具象化した物語なのでしょう。わらわらと出てくる「グンカ」を封じ、グンカが出てくる「裂け目」を縫い閉じる。 人知れず何かと戦うヒーローもののようであり、何かわからぬものが跋扈する薄ら寒さをもたらすホラーでもあり。カバーには幻想ファンタジーとありますが、結局はよくわからないものです。物語の全体図を見せず、登場人物の行動と含みのあるセリフから推測するしかない。 そういう物語構築は嫌いじゃないです。後ろに大きな世界が垣間見える、それを楽しむのも悪くないです。でも今回のは余りにも思わせ振り過ぎるのではないかと。でも面白かったのです。面白かったからこそ言いたい、続きもちろんありますよねえ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ファンタジーにしても説明不足だし設定がいまいち。色々と未完成で出版したような感じにとれてしまった…。 おもんなかった…。 あと、カオルの話し方がのっぺりした感じの、下手なオネエ喋りで薄寒い。 泣いてるか笑ってるか分からないような笑顔って言葉も、何故か嫌いでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
謎や背景にあるものが説明されずに終わるのは、この作者には珍しくないけど、これはさすがに判らなすぎ。常野物語と繋がったりするのかな?とほんのり期待したのだが。キャラクターも、ちょっと狙いすぎ感。
Posted by