『罪と罰』を読まない の商品レビュー
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ウケる。読書のプロ4人があーだこーだ筋書きを予測する座談会。キシモトさんてやっぱすげー面白い人なんだな… 本物 (?) も読みたくなった。意外とエンタメらしい。 読後の座談会も良かった。読み方がさすがプロ。
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ドストエフスキーの『罪と罰』を読まないで座談会をする、そして答え合わせ 『罪と罰』を読んだことがある人にもない人にも面白いと思う
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しをんさんに惹かれて購入。私は『罪と罰』を読んだことがなく、前半の予想妄想の連続に読み方が迷子になりましたが、真ん中辺りから『罪と罰』のストーリーが気になって一気に読みました。後半はあらすじ付きで答え合わせもできてすっきり。メインが予想妄想だと分かりつつも、ドスコさんが故人だからか、めっちゃくちゃ好き勝手言う答え合わせがとても楽しかったです。本の感想のまとめ本は好きですが、ここまで言いたい放題しない(できない)もんなぁ。読まないシリーズ、他本でもやってくれたら買っちゃうんですが、でませんかね。
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まだ読んでないけど感想書きます。正確には読み切ってないけど、ということです。 三浦しをんさんがぐいぐいと出てくる物語の筋。そこにちょっとたじたじになる吉田さん。影絵を見たことをずっと思い出している奥さん。翻訳者の役得な岸本さん。 筋を読むのは面白い。 登場人物がことわりなしに...
まだ読んでないけど感想書きます。正確には読み切ってないけど、ということです。 三浦しをんさんがぐいぐいと出てくる物語の筋。そこにちょっとたじたじになる吉田さん。影絵を見たことをずっと思い出している奥さん。翻訳者の役得な岸本さん。 筋を読むのは面白い。 登場人物がことわりなしに愛称になったり、略されたりしてロシア人はとにかく複雑。名前も長いです。 なんでこんなに長いものを書くのか、読めるのか。不思議でならない。 原作は読むつもりはない(笑)
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まず作家や翻訳家の皆さまが、私と同じく『罪と罰』を読んだことがなかったり、ロシア人の名前が覚えられない。という共通点に安心(笑) しかし作家さんの想像力は、凡人ではない。 どこで殺すのが物語として盛り上がるか、この人物はこういう人なのでは、という想像力が半端ない! 最終的に全...
まず作家や翻訳家の皆さまが、私と同じく『罪と罰』を読んだことがなかったり、ロシア人の名前が覚えられない。という共通点に安心(笑) しかし作家さんの想像力は、凡人ではない。 どこで殺すのが物語として盛り上がるか、この人物はこういう人なのでは、という想像力が半端ない! 最終的に全員がちゃんと読み、また集まることになりました。 読んだ後の読書会は、皆さまさすがの感想で、それぞれ本に貼ったふせんやメモを、全部見せてください!と思いました。 『罪と罰』は長編で、この遅読の私はどれくらいで読めるのか、と思いましたが、やっぱり読みたくなりました。
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隅から隅まで面白かった。「“読む”は読む前から始まっている」という考えは、私もぼんやりと思っていたことではあるが、この四人のおかげで私の罪と罰読書も、読んでないけど始まったぞ!と感じた。 四人の自由で対等な雰囲気がまたとても良かった。罪と罰を読んでない者同士で話すという企画な...
隅から隅まで面白かった。「“読む”は読む前から始まっている」という考えは、私もぼんやりと思っていたことではあるが、この四人のおかげで私の罪と罰読書も、読んでないけど始まったぞ!と感じた。 四人の自由で対等な雰囲気がまたとても良かった。罪と罰を読んでない者同士で話すという企画なんだから対等なのは当然だが、誰かの持っていた文学や歴史の知識がヒントになるときも、ガイド役の学者先生的な人の授ける解説を拝聴するみたいな空気は一切なく、プロ作家としての作劇的勘で何かを言い当てようとするときも、「ここできっと二人の対話が八十ページ続くんですよ」とか「結婚式で繰り広げられる七日七晩にわたるロシアの宴の描写でページ水増し作戦に違いない」とか、ただただ面白い。未読読書会の前に十五分の影絵版罪と罰を見たということで「私知ってるのよ、言っちゃっていいのこれ?」と誰よりも優位に立って発言していた浩美さん(矢部太郎さんの解説マンガでは、影絵原理主義者と呼ばれていた)による、後半の衝撃の告白には盛大にずっこけたし、なんて可愛い人なんだと思った。 四人が読んだあとに開催された読書会の様子も収められており、コロンボさながらの倒叙ミステリになっているという指摘と、彼女らによる脳内キャスティングで、松岡修造、スティーブ・ブシェミ、片岡愛之助(あと、私は知らなかったけど皆さんお気に入りの様子だったヴィゴ・モーテンセン)が登場したのも楽しかった。
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憶測で語り合う様子が面白い。私も読んだけれど忘れた一人なので再読したくなった。 ちなみに私はラスコが寒いと言って外套を着ていたから冬の話だったと記憶していましたが実際には夏だったようで……
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読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。 ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。 この企...
読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。 ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。 この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。 特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。 テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち好きだなぁ」とニヤニヤしながら読んだ一冊でした
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読前の「読み」も面白かったけど、読後の感想のほうがより面白かった。 『罪と罰』は学生の頃読んだけど、とにかくロシア文学!文豪!古典!って構えて、読むこと自体に意味があるという読書だった。いずれにしても内容は何も覚えてない。 それが、こんな風に笑ったりツッコミ入れたりして楽しんでい...
読前の「読み」も面白かったけど、読後の感想のほうがより面白かった。 『罪と罰』は学生の頃読んだけど、とにかくロシア文学!文豪!古典!って構えて、読むこと自体に意味があるという読書だった。いずれにしても内容は何も覚えてない。 それが、こんな風に笑ったりツッコミ入れたりして楽しんでいいものだったのか!となり、改めて読み直したくなった。 これに限らず、若い頃に背伸びして読んだような名作の類は、大人になって読み直したら全然違う魅力があるんだろうなと思った。
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今回の選書は偶然ではなく必然でした。赤染晶子氏→岸本佐知子氏(赤染氏と交換日記)→クラフト・エヴィング商會(岸本氏のエッセイ挿画)とつながった不思議な縁です。そういや流れじゃないけど、しをん氏の文庫解説を吉田篤弘氏が書いてたな。 それにしても誰が考えた、この読書会? 本書冒...
今回の選書は偶然ではなく必然でした。赤染晶子氏→岸本佐知子氏(赤染氏と交換日記)→クラフト・エヴィング商會(岸本氏のエッセイ挿画)とつながった不思議な縁です。そういや流れじゃないけど、しをん氏の文庫解説を吉田篤弘氏が書いてたな。 それにしても誰が考えた、この読書会? 本書冒頭で、吉田篤弘さんが経緯を明かしています。これは、古典的名作『罪と罰』(1866年ドストエフスキー)を、未読4人による「本を読まずに本の内容を推しはかる」という、ある意味ナンセンスな実験なのだと。 この前代未聞の読書会メンバーが、宴席の片隅で話していた「同人」の4人。(以下、紹介文は私) ・岸本佐知子‥‥翻訳家にして妄想の達人 ・三浦しをん‥‥BL妄想と一人ボケツッコミの達人 ・吉田 夫 妻‥‥ないものをあることにする達人 なんかこの4人、集まるべくして集まった? 読書会のルールとして、最初に冒頭と最後の各1ページだけ、岸本さんが英訳本から翻訳したものを配布し、あとはなりゆきで…。とはいえ、暴走対策で唯一読了者である文藝春秋の立会人を置き、読書会の途中何度かテキスト朗読し、方向性のヒントにするというものです。 構成は、未読座談会→登場人物紹介・あらすじ→読後座談会(答え合わせ)となっており、やはり前半の未読座談会が特に面白いです。 アルコール入ってんの?みたいな盛り上がりで、ドストとか言っちゃってるし(ミスドじゃないんだから)、登場人物にツッコミを入れる悪ノリ満載。 少ない情報からの推理と妄想が広がり、作家目線での視点・分析には大いに感心もしました。 改めて、「読む」ことの奥深さを再認識させられました。作中で触れられていますが、「読む」ことには、先を読むことや行間の深読みの意味もあるのですね。本を読むことの楽しみ方が広がり、読書の敷居を低くして多様性を示す一冊でした。
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