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赤毛のアン 巻末訳注付 の商品レビュー

4.7

32件のお客様レビュー

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2024/08/18

子どもの頃から、夢中になって繰り返し読んだ赤毛のアン。 関連本はもちろん、TVドラマや映画も全て読んで観て来たけれど、 この本はすごい。詩や小説からの引用がこんなにも沢山アンの物語の中に仕込まれていたなんて! 小説が書かれた当時の国の情勢、文化、宗教、流行の知識と理解がなければ ...

子どもの頃から、夢中になって繰り返し読んだ赤毛のアン。 関連本はもちろん、TVドラマや映画も全て読んで観て来たけれど、 この本はすごい。詩や小説からの引用がこんなにも沢山アンの物語の中に仕込まれていたなんて! 小説が書かれた当時の国の情勢、文化、宗教、流行の知識と理解がなければ この翻訳は成り立たない。 これほどまでに完璧な翻訳をするのに、どれだけの時間と苦労が必要だったのだろう。 こうして出来上がった新しい赤毛のアンから浮かび上がって来たのは、知性と愛情とユーモアが溢れ出るような 大人のための小説でした。 この本を読むことができて幸せです。

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2024/08/07

赤毛のアンは、小学生の頃から繰り返し読んでいます。アンの住んでいるプリンスエドワード島も、アンの人となりも、わたしの永遠の憧れです。

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2024/05/21

松本さんの生き生きした訳と、詳しい注で、深く読めました。子供のころから親しんだ赤毛のアン。何十年経って、日本初の全文訳を読めたのは、長生きしてよかったなとつくづく思いました。なにより訳された松本侑子さんに感謝。

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2024/05/17

10代の頃、途中で読むのをやめてしまったが、あの頃 最後まで読んでいたら…と残念に思った。中年となった今は、マリラに共感。 名作と言われる理由が分かった。

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2024/03/17

もっと若いうちに読んでおくべきであった。 素晴らしい愛と成長の物語である。 訳者作品に愛する愛も深い。 続編もゆっくり読んでいこうと思う。

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2023/09/01

アンシリーズは新潮文庫(村岡花子訳)でひととおり揃っているのだけど、この松本侑子訳(全訳+訳註付)も前々から気になってはいた(1993年に出た1冊目は買った気がする)。この夏、娘が学校の研修でプリンスエドワード島にでかけていたのをきっかけにあらためて手に取りたくなったが、単行本は...

アンシリーズは新潮文庫(村岡花子訳)でひととおり揃っているのだけど、この松本侑子訳(全訳+訳註付)も前々から気になってはいた(1993年に出た1冊目は買った気がする)。この夏、娘が学校の研修でプリンスエドワード島にでかけていたのをきっかけにあらためて手に取りたくなったが、単行本はあるとしてもおそらく実家で、それをさらに全面的に改稿した新訳が2019年から文春文庫で少しずつ出ているとわかり、まずは最初の一冊を買ってみた。巻頭に著者が現地で撮影した写真もモノクロで4ページ分ついている。

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2023/06/02

名作に初めて触れた。アンでもマリラでもない、誰にも共感できない立場だけど、とっても楽しかった。 アンの少女らしさと破天荒さ、ロマンチストなところが愛らしくて、次はどんなことをするのだろうと楽しみだったし、それに対してマリラはどんな反応をするのだろうとワクワクした。子育て中の人は...

名作に初めて触れた。アンでもマリラでもない、誰にも共感できない立場だけど、とっても楽しかった。 アンの少女らしさと破天荒さ、ロマンチストなところが愛らしくて、次はどんなことをするのだろうと楽しみだったし、それに対してマリラはどんな反応をするのだろうとワクワクした。子育て中の人は物語をもっと身近に感じそう。 巻末の解説もとても興味深くて余す所なく全部楽しめた。

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2023/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「神は天に存り、この世は全てよし」 赤毛のアンにはたくさんの名台詞が登場するけれど、この台詞には特にものの見方が変わるような、新鮮な気持ちにさせられる。 身を裂くような悲しみや苦しみが行手を阻んでも、前を向き希望を忘れずに歩き続けるアンの強さとひたむきさには心を打たれ、私もアンのように真っ直ぐに生きたいと思った。 どんな道にも曲がり角はあって、その先がどうなっているのかは誰にもわからない。けれど、どんな道でもアンのように、広い心でありのままを受け入れれば、幸せの花が咲いていることにもきっと気付ける。 読み終わった後の暖かな余韻が心地良くて、定期的に読み直したくなる作品。

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2023/01/07

かれこれウン十年前に、村岡花子さん訳の赤毛のアンを、夏休みの課題図書として読みました。 当時は、夏休みの約1ヶ月半のあいだに、このシリーズ10冊全て読んでからの感想文を書く、という、本嫌いの生徒であればなかなかに厳しい宿題でした。 かくいう私も3冊しか読めず、、、今回は別訳ですが...

かれこれウン十年前に、村岡花子さん訳の赤毛のアンを、夏休みの課題図書として読みました。 当時は、夏休みの約1ヶ月半のあいだに、このシリーズ10冊全て読んでからの感想文を書く、という、本嫌いの生徒であればなかなかに厳しい宿題でした。 かくいう私も3冊しか読めず、、、今回は別訳ですが再チャレンジ! 感想としてまず、おもしろかった!あれ、こんな内容だったっけ? です。 文体も読みやすくなっているせいか、私が歳を重ねたせいか、内容がすんなりと入ってきました。 やっぱり、大人目線で読んでしまいますね。アンの言動、行動にやきもきしたり、リンドのおばさんやマリラの気持ちに共感したり。 マシューの、アンがかわいくてしょうがない、といった描写が微笑ましいです。 何をやらかすかわからない、子供のアンから、ステキな女性へと成長していくアンに、マリラと同じく、嬉しいような寂しいような気持ちになりました。

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2022/11/15

某ドラマの夢見る主人公に対し「赤毛のアン」とうやと揶揄した場面を見て実際にはどんな内容の本なのか気になって手に取った本。 読んでみるととても面白くて続きがどんどん読みたくなった。 本作も面白いが巻末の解説も面白い。 たくさんの文学作品から引用されている文も多く さとても読み応えが...

某ドラマの夢見る主人公に対し「赤毛のアン」とうやと揶揄した場面を見て実際にはどんな内容の本なのか気になって手に取った本。 読んでみるととても面白くて続きがどんどん読みたくなった。 本作も面白いが巻末の解説も面白い。 たくさんの文学作品から引用されている文も多く さとても読み応えがあった。

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