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赤毛のアン 巻末訳注付 の商品レビュー

4.6

36件のお客様レビュー

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2025/01/03

少女の頃、ご多分に漏れず読んでみたけど、夢中になったということはなかった。 たぶん、自然の中でのおままごとや次々に楽しい思い付きを披露するアンに対して、こんな友達がいたらいいな、と思うには年を取りすぎていたし、生き生きとした魂を持ち、次々につむじ風のような騒ぎを起こすアンに対して...

少女の頃、ご多分に漏れず読んでみたけど、夢中になったということはなかった。 たぶん、自然の中でのおままごとや次々に楽しい思い付きを披露するアンに対して、こんな友達がいたらいいな、と思うには年を取りすぎていたし、生き生きとした魂を持ち、次々につむじ風のような騒ぎを起こすアンに対して、愛情を感じるには若すぎたんだろうな。 新訳の魅力は、なんといっても膨大な脚注というか「訳者によるノート」にある。アーサー王伝説の解説があったかと思うと、パフスリーブ(私にはやっぱり、膨らんだ袖かな)について産業革命で服地が安くなった影響もあって大流行したと書かれていたいたりする。一番印象に残ったのは、マリラ、マシュー、ミス・バリー等結婚をしない人が登場することについて、18世紀から19世紀の北米では、結婚しなければならないという抑圧はさほど強くなく、独身で過ごす人も少なくなかったとのこと。 しおりを二つ用意して、物語を読みながら、訳者ノートを読むのがお勧めです。

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2024/11/02

第72回ビブリオバトルinいこま「全国大会予選会」で紹介された本です。チャンプ本。 2020.2.2

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2024/10/10

村岡花子の翻訳に親しんだ方にも、おすすめです。松本侑子の新訳も良いです。松本氏による「訳者によるノート 赤毛のアンの謎解き」が最高です。子供の頃に感じた謎が、すべて明らかに!!

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2024/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読して、アンは初期からギルバートのこと意識してたんだなぁと気づいた。子供の頃読んでた時はあんまりわかってなかった、、 アン、マリラ、マシューの家族愛に感動!

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2024/08/18

子どもの頃から、夢中になって繰り返し読んだ赤毛のアン。 関連本はもちろん、TVドラマや映画も全て読んで観て来たけれど、 この本はすごい。詩や小説からの引用がこんなにも沢山アンの物語の中に仕込まれていたなんて! 小説が書かれた当時の国の情勢、文化、宗教、流行の知識と理解がなければ ...

子どもの頃から、夢中になって繰り返し読んだ赤毛のアン。 関連本はもちろん、TVドラマや映画も全て読んで観て来たけれど、 この本はすごい。詩や小説からの引用がこんなにも沢山アンの物語の中に仕込まれていたなんて! 小説が書かれた当時の国の情勢、文化、宗教、流行の知識と理解がなければ この翻訳は成り立たない。 これほどまでに完璧な翻訳をするのに、どれだけの時間と苦労が必要だったのだろう。 こうして出来上がった新しい赤毛のアンから浮かび上がって来たのは、知性と愛情とユーモアが溢れ出るような 大人のための小説でした。 この本を読むことができて幸せです。

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2024/08/07

赤毛のアンは、小学生の頃から繰り返し読んでいます。アンの住んでいるプリンスエドワード島も、アンの人となりも、わたしの永遠の憧れです。

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2024/05/21

松本さんの生き生きした訳と、詳しい注で、深く読めました。子供のころから親しんだ赤毛のアン。何十年経って、日本初の全文訳を読めたのは、長生きしてよかったなとつくづく思いました。なにより訳された松本侑子さんに感謝。

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2024/05/17

10代の頃、途中で読むのをやめてしまったが、あの頃 最後まで読んでいたら…と残念に思った。中年となった今は、マリラに共感。 名作と言われる理由が分かった。

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2024/03/17

もっと若いうちに読んでおくべきであった。 素晴らしい愛と成長の物語である。 訳者作品に愛する愛も深い。 続編もゆっくり読んでいこうと思う。

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2023/09/01

アンシリーズは新潮文庫(村岡花子訳)でひととおり揃っているのだけど、この松本侑子訳(全訳+訳註付)も前々から気になってはいた(1993年に出た1冊目は買った気がする)。この夏、娘が学校の研修でプリンスエドワード島にでかけていたのをきっかけにあらためて手に取りたくなったが、単行本は...

アンシリーズは新潮文庫(村岡花子訳)でひととおり揃っているのだけど、この松本侑子訳(全訳+訳註付)も前々から気になってはいた(1993年に出た1冊目は買った気がする)。この夏、娘が学校の研修でプリンスエドワード島にでかけていたのをきっかけにあらためて手に取りたくなったが、単行本はあるとしてもおそらく実家で、それをさらに全面的に改稿した新訳が2019年から文春文庫で少しずつ出ているとわかり、まずは最初の一冊を買ってみた。巻頭に著者が現地で撮影した写真もモノクロで4ページ分ついている。

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