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赤毛のアン 巻末訳注付 の商品レビュー

4.7

32件のお客様レビュー

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2022/04/13

素晴らしい、の一言です。 赤毛のアンは、まだ小学生の頃、金の星社から出ていた映画の風景を物語にした本を祖母に買ってもらって、何度も何度も読んでいましたが、すべてを読んだことはありませんでした。 それが、アンという名の少女を見て、すっかりアンにはまり、こちらの本を手に取りました。 ...

素晴らしい、の一言です。 赤毛のアンは、まだ小学生の頃、金の星社から出ていた映画の風景を物語にした本を祖母に買ってもらって、何度も何度も読んでいましたが、すべてを読んだことはありませんでした。 それが、アンという名の少女を見て、すっかりアンにはまり、こちらの本を手に取りました。 アンのようにお喋りでない私は、アンのように思うことを言葉にできたら、、、と憧れます。 一方で、性格も年齢も近い気がするマリラの心もよく分かり、涙が滲みます。 プリンスエドワード島の風景、すべてを人の手で行っていた時代の生活の知恵や工夫の数々、そうした描写が素晴らしく、人として生きる喜びが詰まっていると思いました。 続編を読むのが楽しみです。

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2022/02/15

退職後のことをちらほら考えるような年齢になり、一念発起して読み始めた赤毛のアンシリーズ。 驚いたのはマリラさんへの自分の共感が半端なかったこと。でもアンの瑞々しい感性に触れるのも心地よくて、この年で読んでも良いことはあるものだと思いました

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2022/02/13

アンの一人語りが長くて辛い。 感情の振れ幅が大きい彼女はとても魅力的でした。 続きが知りたい!と思わせる物語。

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2021/10/14

NHKでやっているドラマの「アンという名の少女」がとても面白かったので原作を読みたくなった。 小さい村社会の中での人間関係、孤児としての生きづらさ、家族のために結婚を諦めた過去など重たいテーマを描きながらも、アンのどこまでも飛んでいく想像力とじっとしていられない行動力によって物...

NHKでやっているドラマの「アンという名の少女」がとても面白かったので原作を読みたくなった。 小さい村社会の中での人間関係、孤児としての生きづらさ、家族のために結婚を諦めた過去など重たいテーマを描きながらも、アンのどこまでも飛んでいく想像力とじっとしていられない行動力によって物語に明るさと躍動感が生まれている。 そんな鉄砲玉みたいなアンに対して、マニラが(おそらく真顔で)ちょいちょいユーモアのある返しをしているところも良い。 マシューの話し言葉は小説でもドラマでも「そうさな」「わしは〜だと思うがな」って感じで訳されているけど、英語では一体どんな表現だったのか気になる笑 ドラマだけでは分からなかったセリフや小道具の意味などが巻末の解説でよく分かって面白い。こんなにぶ厚い解説をあまり見たことがない。

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2021/10/09

作品全体が愛にあふれていて、作者の人としての温かみを感じる プリンスエドワード島の自然や家族愛、友情など…美しくて心が洗われる… アンが真っ直ぐで明るくて、力強く生きているところがすてきで憧れる おっちょこちょいなところには共感できて親しみが湧く 社会に疲れてしまったり人の優しさ...

作品全体が愛にあふれていて、作者の人としての温かみを感じる プリンスエドワード島の自然や家族愛、友情など…美しくて心が洗われる… アンが真っ直ぐで明るくて、力強く生きているところがすてきで憧れる おっちょこちょいなところには共感できて親しみが湧く 社会に疲れてしまったり人の優しさを忘れてしまったときに読むとなお癒される

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2023/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『赤毛のアン』は私の愛読書です。 村岡花子さんの訳しか読んだことがありませんでしたので、訳者が違うとどうなのだろう?という興味で読んでみました。 当然ですが、大きな違いはなかったです。 注釈が多くあり、今までとは違う見方も出来て勉強になりました。 大好きな作品ですが久々に読んだので、アンよりマリラに感情移入してしまいました。アンの成長した姿に幼かったアンがもういない寂しさに泣いてしまうマリラに泣けました。 アンは本当に次から次へと問題を起こします。でも子どもは皆、大小の違いはあっても何かしら騒動をおこして成長していきますよね。マリラとマシューが遅い子育てにあたふたしながら、アンに愛情を注いでいく過程が本当に大好きです。 アンの想像力豊かなおしゃべりはとても楽しいです。 シリーズ再読したくなりました。

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2021/06/14

30年ほど前まで文通していた親友が大好きだったシリーズ。お家で映画も見せてもらったっけ。訳者のTwitterによる当時の文化の紹介で改めて興味を持ち、40代になって初めて読んでみた。とても面白くてケタケタ笑いながら読んでしまった。勿論、ただ笑ってしまうだけではなくて、もっと深いも...

30年ほど前まで文通していた親友が大好きだったシリーズ。お家で映画も見せてもらったっけ。訳者のTwitterによる当時の文化の紹介で改めて興味を持ち、40代になって初めて読んでみた。とても面白くてケタケタ笑いながら読んでしまった。勿論、ただ笑ってしまうだけではなくて、もっと深いものがあるのだけれど。女性の夢とユーモアと教養が詰まったこの作品を、10代の時には理解し大好きだった友人と違い、私は随分と道を誤ったなぁ。人物の繊細な描写、目に浮かぶような風景、引用される古典・・・何もかも素晴らしい!

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2021/06/06

めっちゃ良かった。アンのキャラクターもそうだけど、周りの人たちも素晴らしい。文章もオチがついてて、読んでて「あ、マリラはツッコミ担当なのか」と思いながら読んでいた。 マシューのアンへの愛が無限大で怖い(が、死因…) アンが成長して、あまりしゃべらなくなった時は、マリラと同様に寂し...

めっちゃ良かった。アンのキャラクターもそうだけど、周りの人たちも素晴らしい。文章もオチがついてて、読んでて「あ、マリラはツッコミ担当なのか」と思いながら読んでいた。 マシューのアンへの愛が無限大で怖い(が、死因…) アンが成長して、あまりしゃべらなくなった時は、マリラと同様に寂しい気分を味わった。 続編もあるようなので、この際全部読破したい。

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2021/04/20

NHKで『アンという名の少女』が放送されると知り「そういえば昔アニメで観た『赤毛のアン』ってどんな話だったっけ??」と気になり、ドラマはひとまず録画することにして、先に本を読むことに。 本の感想は「素晴らしい!」の一言につきます。 自然豊かな風景の描写が実に詳細で美しく、景色が目...

NHKで『アンという名の少女』が放送されると知り「そういえば昔アニメで観た『赤毛のアン』ってどんな話だったっけ??」と気になり、ドラマはひとまず録画することにして、先に本を読むことに。 本の感想は「素晴らしい!」の一言につきます。 自然豊かな風景の描写が実に詳細で美しく、景色が目に浮かびました。花の香り、草木がそよぐ音、水の煌めき、時間と共に変化する空の色までもがしっかりと伝わりました。 アンの言葉もいくつも心にぐっと来るものがあり、忘れていた大切な何かを思い出させてくれるものばかりでした。 小説は敢えて少しずつに区切って時間をかけて読むようにしてますが、本を閉じる度にいつも見ている景色が違って見え、この世の中は素晴らしいと感じさせてくれた本でした。 巻末の松本さんによるあとがきもとても良かったです。 少し時間を開けて続きも読みたいと思います。

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2021/03/13

心ときめく文章が続き、頭の中で、アンと一緒にグリーンゲイブルズで過ごすように読めた。香りたつ花々や素敵な詩、果物の砂糖煮などおいしそうな食べ物にうっとりしたり、プディングのソースにねずみが入った話などアンのドジもとてもかわいい。ギルバートブライスがかっこよくて切なくかったり、ラス...

心ときめく文章が続き、頭の中で、アンと一緒にグリーンゲイブルズで過ごすように読めた。香りたつ花々や素敵な詩、果物の砂糖煮などおいしそうな食べ物にうっとりしたり、プディングのソースにねずみが入った話などアンのドジもとてもかわいい。ギルバートブライスがかっこよくて切なくかったり、ラストは涙が止まらない。早く読み終わらないよう、一言一言味わいながら読んだ作品だった。

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