世界史とつなげて学ぶ中国全史 の商品レビュー
中国の地域で数多くの国の栄枯盛衰があり、次第に現代の中国が形成されていく過程を追うのが面白い。塩、茶。中国の名の由来。
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一般大衆のために分かりやすく書かれていて、ありがたかった。娯楽として歴史を楽しむのに最高の本。 人々の生活は、環境によって大きく変わるんだなと思えた。 農耕民⇔遊牧民、気温の急激な変化、大事。 宗教、金、権力などだんだん複雑化していく...。 ギリシャ・ローマ→中国→日本の順番で新しいものが来た。日本かなり田舎だな。 この歴史の流れを知り、実際に中国中心都市に行ってみると中国プライドというものがないのかねという気持ちになる。寿司やサンリオや日本のコンビニなど日本の文化に攻め込まれ終わった感がある。 四川省は海から遠いから、今も昔も田舎なのか。加油加油 中国は全体としては、非効率な争いは意外と避けたいようだった。今も昔も同じじゃないか。 中国とロシアの関係性を見ても。 中国は省ごとにかなりが個性がある。個性を保ちつつ、統一をはかっている。難しいことだ。中国人一人ひとりも中国国内の個性を把握し切れていないはずだ。 官僚の必要性が少しわかった。 インターネットやスマホの普及により、世界中の若者は似通っているのではないか。中国は将来的に統一できる? モンゴル帝国強すぎ。ワロタ まさかの地球寒すぎて崩壊。 思ったより、物々交換から通貨への話の割合が多い。 中国は爆発的に人口が増えたけど、多くがヒエラルキーの下の方にいて、めちゃくちゃ格差広がったじゃん。 シルクの内容が多い。お茶の話もある。アヘンは
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図書館で借りた。 タイトル通り、中国の先史・古代から現代まで全ての歴史を世界史全体と紐付けつつ通し学べる本。歴史教養といったジャンルか。 世界史の全体像を見据えつつ話が進むので、非常に分かりやすい。読み終えて、歴史知識がレベルアップした気がする。 私自身、高校で世界史を履修せず...
図書館で借りた。 タイトル通り、中国の先史・古代から現代まで全ての歴史を世界史全体と紐付けつつ通し学べる本。歴史教養といったジャンルか。 世界史の全体像を見据えつつ話が進むので、非常に分かりやすい。読み終えて、歴史知識がレベルアップした気がする。 私自身、高校で世界史を履修せず、30を超えてから教養として世界史を学び直し、入門レベルは脱したつもりだが、この本は1冊目だったら厳しかった印象を受けた。2冊目~くらいのレベル感。というのも時折、「これがご存知の~」「言わなくても分かると思いますが」といった文体があり、「最低限は知っていて当然」という感じなのかな、と。著者は大学教授なので、無意識に受験知識は知っておいてよ、という感覚なのかもしれない。
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我々は西洋の価値観で中国を見てしまうので、彼らの言動に違和感を感じてしまう事があるが、中国には中国なりの歴史に基づく価値観があることを理解しておく必要がある。 島国の日本とは異なり、大陸の一部である中国は、絶えず他民族からの影響を受け続けながら、これまで成り立ってきたということを...
我々は西洋の価値観で中国を見てしまうので、彼らの言動に違和感を感じてしまう事があるが、中国には中国なりの歴史に基づく価値観があることを理解しておく必要がある。 島国の日本とは異なり、大陸の一部である中国は、絶えず他民族からの影響を受け続けながら、これまで成り立ってきたということを知る事ができた。
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近くて遠い中国 本書は東洋史の研究者による 中国の歴史のダイナミックな俯瞰である 中国史というと、 夏、殷に始まり、秦の始皇帝で統一されて、 あとは分裂したり征服されたり… このように歴史は、領土、人民がいて統治者が変わる 流れとして、日本史に慣れた我々は見てしまう しか...
近くて遠い中国 本書は東洋史の研究者による 中国の歴史のダイナミックな俯瞰である 中国史というと、 夏、殷に始まり、秦の始皇帝で統一されて、 あとは分裂したり征服されたり… このように歴史は、領土、人民がいて統治者が変わる 流れとして、日本史に慣れた我々は見てしまう しかし広大なユーラシア大陸における歴史は 温暖化寒冷化によるダイナミックな民族移動、 遊牧民による広域の交易、多数の大宗教により、 国としての統治自体が困難な状況の中で繰り広げられた そういう観点で中国の歴史を知ると 日本人との価値観の違いの由来を感じて面白い
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かなりおもしろかった!! 中国史を何一つ知らないので、全てにおいてなるほど〜!と思えて好奇心が満たされた…。 歴史的出来事を羅列していくのではなく、気候や西洋・日本の動き、世界情勢と絡めて広い視野で話が進んでいくためとても面白いし分かりやすい。中国はその領土の広さゆえ、東西南北で...
かなりおもしろかった!! 中国史を何一つ知らないので、全てにおいてなるほど〜!と思えて好奇心が満たされた…。 歴史的出来事を羅列していくのではなく、気候や西洋・日本の動き、世界情勢と絡めて広い視野で話が進んでいくためとても面白いし分かりやすい。中国はその領土の広さゆえ、東西南北で格差が生じ多元化・複雑化していてそれをどう統一していくかがこれまでの、そして現在の課題である、と読み取った。 ●●時代と△△時代という呼び名だと全く別物に思えてしまうが、歴史は全て繋がっていて過去の結果が今である、ということを強く感じた。 とはいえかなり端折っている部分もあると思うのでもう少し詳しい本も読んでみたい。また、わかりづらい部分もあったのでこれは何回か読み返すといい本かなと思った。
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リベラルアーツはやっぱり全く面白くない。 今があるのは過去があるためで過去を学べば今が理解できそして未来を予測できるとは理解ができる。 ただ本書のようにこの時にこうあって誰が治めた。ただそれがこのような反乱が起こりこうなった…など、起こった事実にやっぱり興味が持てない。 ぶっち...
リベラルアーツはやっぱり全く面白くない。 今があるのは過去があるためで過去を学べば今が理解できそして未来を予測できるとは理解ができる。 ただ本書のようにこの時にこうあって誰が治めた。ただそれがこのような反乱が起こりこうなった…など、起こった事実にやっぱり興味が持てない。 ぶっちゃけて「言うとだから何?」と感じてしまう。 歴史の話をしてくれるcotenラジオも聞いていたがやっぱりあまり興味や面白さを感じられず今は聞かなくなってしまった。 本当はもっともっと歴史に興味を持ちたいと思いながら心がそう感じられない。 ==== ジャンル:グローバル リベラルアーツ 出版社:東洋経済新報社 定価:1,760円(税込) 出版日:2019年07月18日 ==== 岡本隆司(おかもと たかし) 1965年、京都市生まれ 現在、京都府立大学教授 京都大学大学院文学研究科東洋史学博士後期課程満期退学 博士(文学)、宮崎大学助教授を経て、現職 専攻は東洋史・近代アジア史 ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/3064
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大きな流れをザクっと見るには有効。 寒冷化・温暖化を基点とした騎馬民族の移動によって、政治に流動性が起きて、経済や文化に影響を与えているという論点は非常に面白かった。(というよりもその部分がWEB記事に転用されていたのでその興味のままに購入した) ただ細部の「と思う」の連呼や、...
大きな流れをザクっと見るには有効。 寒冷化・温暖化を基点とした騎馬民族の移動によって、政治に流動性が起きて、経済や文化に影響を与えているという論点は非常に面白かった。(というよりもその部分がWEB記事に転用されていたのでその興味のままに購入した) ただ細部の「と思う」の連呼や、メッセージが取りずらい図解の連発など、歴史書としての完成度やエビデンスの乏さをみると総合的には微妙。 民間の詳しい歴史好きがかいた、趣味としての中国史、と捉えるとしっくりくる。
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地球の寒冷期に中国も欧州も乱世となり、存亡掛けた戦いに全てが投じられるため一般人の生活もテクノロジーの進化も停滞するという。つまり寒冷期に文明が後退するという主張だ。一方で温暖期は食料が満たされ、政権も比較的安定し、生活の安定がテクノロジーの発展に寄与しやすいという。 ーーでは...
地球の寒冷期に中国も欧州も乱世となり、存亡掛けた戦いに全てが投じられるため一般人の生活もテクノロジーの進化も停滞するという。つまり寒冷期に文明が後退するという主張だ。一方で温暖期は食料が満たされ、政権も比較的安定し、生活の安定がテクノロジーの発展に寄与しやすいという。 ーーでは現代はどう見ればよいのか? 温暖期であることに安心して良いのだろうか?地球規模の観点では実は現代は寒冷期の只中という話を聞いたことがある。それを人類の生み出す温室効果ガスによって温暖化に無理やり傾かせているという主張だ。 でもそもそも寒冷期が戦乱を引き起こしてしまうのは、食料の枯渇による内政の混乱が原因だ。この状況は長引くコロナ・パンデミックとロシアのウクライナ侵攻によってズルズルと乱世に転がり落ちていっているように見える。 本書は、中国や世界史だけでなく、近未来を読み解くための潮流を理解するためにも役立つ。
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オーディブルで聞いた2冊目の本。 高校で習った世界史は部分ばかりでつまらなかったが、世界の繋がりを意識できて、面白かった。2.5倍速で聞いたら、速すぎたので、眼でも読み直したい。
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