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傭兵と小説家 の商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2024/09/11

筆者の次作である「永劫館超連続殺人事件」が見事だったのでこちらを読んでみた。 産業革命後、20世紀初頭のアメリカ(サンフランシスコ辺り?)を想定したような世界観ながら、魔法(と言っても聖なる力?)や異形の生き物などが跋扈する架空の時代・場所設定。 辺境の地を取材する小説家と、...

筆者の次作である「永劫館超連続殺人事件」が見事だったのでこちらを読んでみた。 産業革命後、20世紀初頭のアメリカ(サンフランシスコ辺り?)を想定したような世界観ながら、魔法(と言っても聖なる力?)や異形の生き物などが跋扈する架空の時代・場所設定。 辺境の地を取材する小説家と、同行するボディガード(元傭兵)の冒険行となるが、何といっても800ページの長さには驚く。 しかし、残念ながら不要な心情描写が多いし、洗練されたり、しゃれた会話を目指したのだろうが、不自然な会話・言い回しが多くてキャラとの違和感が大きい。 この作者らしい、仕掛けやどんでん返しもあるものの、そこに行くまでが長すぎて驚きも薄められてしまう。 この内容であれば、この長さは必要なかった。 とはいえ、こちらを先に読んでいたら新人離れした世界 観やプロットをもっと純粋に楽しめたかもしれない。 それと特筆すべきはこのページ数、しかもカラーのキャラ紹介(ここらはコミックとの相乗効果を狙ったことかもしれないが)まであっての900円という破格の値段設定。 出版社の意気込みが伝わってくるし、その後を考えればその先見の明は見事。

Posted byブクログ

2022/03/02

元々WEB小説とのことで、割と気軽に読み始めたのですが面白かったです。 特に、「わかりやすい謎」「割とヒントをくれる謎」「考えてわかる謎」と複数用意されていたのが個人的に好印象でした。 ミラージュがそのままフランス語だったのも今後に通じるのでしょうか?

Posted byブクログ

2021/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「でもそこには ─ ─ ─ 何か途方もない物語があるような気がしないか?」(Kindleの位置No.1426) 19世紀アメリカに似た世界。失業した傭兵はベストセラー作家に雇われる。小説家が欲する、物語が宿る未知の現実を求めて二人は旅に出る。鉄剣とタイプライター、聖女の予言を携えて。 「小説家in異世界」を探していて見つけました!異世界召喚・転生ものではありません。19世紀アメリカのような鉄道がどんどん敷設されていった時代(この時代、大好きです)。世の中が変わりゆく中で生業に困った傭兵(強い)が、ベストセラー作家(天才)に拾われる。牙持つ獣が棲む魔の山に向かう旅の中で二人はそれぞれの過去に向かい合う。未来に救いがあるかないかは自分次第。彼らは何を失って何を得るのだろうか。 歴史・地理がきっちりしっかり提示されているのでイメージしやすく、アクションシーンは短め文章と体言止め。読みやすく面白い。どんどん読み進めました。ただし、私はこういった作品は読む機会が少ないので、多く読まれる方は「こういうの知ってるし」という感想もあるのかもしれません。 ライトノベルに分類されるらしいですが、読んでるときには気にならなかったですが800頁なんですね(;'∀')十二国記よりはライトかな?というぐらいで、なかなかハードです。小説家の台詞が芝居がかっててラノベっぽいぐらい。各キャラクターにそれぞれ背景と矜持があり色付けがしっかりされています。気軽に読み進めてたら「あれがそうだったのか!」ということもしばしば。展開は少年漫画的SFの王道、だと思います。出会ったばっかりだし、今のところ登場人物は恋愛がらみがないのがいいですね(2巻ではどうにかなってるのかもしれませんが。) 小説家in異世界を探していたときの予想、想像していた内容とは違っていましたが、それって運がいい。私のちっぽけな想像なんて遥か彼方の「私が知らない物語」を読むのが好き。 なろうで2014年連載開始2017年1巻分完結、2018年星海社FICTIONS新人賞受賞、2019年書籍化、2021年コミカライズ連載開始 https://ncode.syosetu.com/n7912cc/ https://magazine.jp.square-enix.com/gangan/introduction/youshyou/ ************************************* ウィリアム・モリス作品のオマージュだそうです。そちらも読んでみたいです。

Posted byブクログ

2019/10/10

フォロワーさんのお薦めのレビューを拝見して読みました。 ジャンルとしては、SFのライトノベルというのに入るのでしょうが、両方ともほとんど読んだことがなく、おそらく初めて読むジャンルでしたが、大変面白かったです! 初めて読んだのがこの本で幸せでした。(フォロワーさんはライトノベルで...

フォロワーさんのお薦めのレビューを拝見して読みました。 ジャンルとしては、SFのライトノベルというのに入るのでしょうが、両方ともほとんど読んだことがなく、おそらく初めて読むジャンルでしたが、大変面白かったです! 初めて読んだのがこの本で幸せでした。(フォロワーさんはライトノベルではないとおっしゃっていますが) 800ページありますが、最初の400ページを読むのに3日かかりましたが、後半400ページは、物語もヒートアップして、ページを繰る手が止まらず一晩で読み切りました。 まず、タイトルがよかったです。 『傭兵と小説家』でなく『傭兵と格闘家』とか『傭兵と銀行家』とかだったらまず、手に取らなかったかと思います。 正暦一八七三年の春。ユナリア合衆教皇国のイクスラハという街。 その国の傭兵組合の傭兵だったソード、23歳。 そして、美少女小説家である、バーダン・フォレスター。その国で一番の売れっ子国民的作家で、日本で言えば、年齢は違うけど、村上春樹みたいな存在。 この二人が一緒に旅をする、冒険活劇です。 最初はいがみ合いをしていたような二人ですが、旅の途中で、二人の過去が次第に明らかになっていきます。 小説家バーダロンの過去は、大親友との涙なしには読めない物語。 そして、傭兵ソードの過去はさらに壮絶で、この物語全体、最大の鍵となります。 これで、最後かと思うと伏線につぐ、伏線が張りめぐされていて、最後まで本当に驚かされました。 ネタバレになりますが、小説家は、もちろん最後にこの旅を小説として書きます。大切な人の為に。 <一>から<六>までの各章のタイトルが有名な小説のタイトルになっているのも遊び心があってよかったです。

Posted byブクログ

2019/10/05

本屋で物色していたときにカルロ・ゼンさんの帯に惹かれて読んでみました。久々のライトノベルです。 小説を書くためのネタとして不死の怪物の出る山へ行くという目的が、冒険小説としてとてもわかりやすくていいです。キャラクターも立っていて好感が持てますし、個人的には飛天御剣流みたいな剣技...

本屋で物色していたときにカルロ・ゼンさんの帯に惹かれて読んでみました。久々のライトノベルです。 小説を書くためのネタとして不死の怪物の出る山へ行くという目的が、冒険小説としてとてもわかりやすくていいです。キャラクターも立っていて好感が持てますし、個人的には飛天御剣流みたいな剣技を使うニヤニヤ男のゴルドが強かっこよくて好きでした(もうちょっと狂人でも良かったですが)。 そんな感じで分かりやすく読みやすいのですが、とにかく長く途中でダレてしまったのが残念。まあネットの連載小説なので仕方ないのかもしれないですが、一冊の本としてはもう少しまとめてもらえるとありがたいかなと思いました。

Posted byブクログ