旅ドロップ の商品レビュー
きれいな文章を書く人というと江國さんが頭に浮かぶ。名作と呼ばれる文学作品に向き合ったことはないし、江國さんの本だって「なつのひかり」と「間宮兄弟」くらいしか読んでいないけれど、少なくともうちの本棚できれいな文章選手権をやればやっぱり江國さんが優勝しそうな気がする。清潔なコップで飲...
きれいな文章を書く人というと江國さんが頭に浮かぶ。名作と呼ばれる文学作品に向き合ったことはないし、江國さんの本だって「なつのひかり」と「間宮兄弟」くらいしか読んでいないけれど、少なくともうちの本棚できれいな文章選手権をやればやっぱり江國さんが優勝しそうな気がする。清潔なコップで飲む冷たい水みたいにスッと体に染み込む語り口は、目が喜ぶのがわかる。あーおいしい、と感じる。 いつもお金がないので、あっという間に読み終わる「コスパの悪い」本にはなるべく近づかないようにしている。だけど、金平糖色したこの小さな旅の本をカバンにしのばせていれば、花見もままならない新型コロナの大騒動から離れて、少し気の抜けた時間が持てそうな気がした。「山みたいな天気ですから」と書店主がビニール袋で本を包んでくれた。この三連休の盛岡はひどい風と雨だった。空を見上げ、ころんだ子供を介抱するお母さんの気分で念じる。ウイルス、ウイルス、飛んでけー。
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【メモ】 ・本が好きで、外国に憧れていて、ドラマティックなことが好きでおいしいものが好き。 ・ラジオは空気がはみ出してくる。
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旅にまつわる、江國さんらしいエッセイ集。 特に、「平安時代の旅」と「ナッシュヴィルのアイスクリーム」が好き。 旅に出るのは豊かなことだなぁ、と思う。 雑誌に連載していたみたいに、妹(晴子さん)との往復書簡で聞きたいと思ってしまう逸話もたくさん。
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“旅”をテーマにしたショートショートエッセイ集。旅行雑誌に連載されていたものなので間違いない。1編1編があまりにも短くて拍子抜けしてしまうが、そこは江國さん。つぼをおさえた語り口で飽きさせず、時にニヤッとさせられる。ぼくは昔から“旅”というものに妙な憧れをもっていて、こうしたエッ...
“旅”をテーマにしたショートショートエッセイ集。旅行雑誌に連載されていたものなので間違いない。1編1編があまりにも短くて拍子抜けしてしまうが、そこは江國さん。つぼをおさえた語り口で飽きさせず、時にニヤッとさせられる。ぼくは昔から“旅”というものに妙な憧れをもっていて、こうしたエッセイや紀行もの、テレビの紀行番組などが大好きなのだが、旅の一瞬を切り取ったような秀逸なエッセイだった。
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ご自身の旅に関するエッセイ集。 旅に出る前の不安や緊張、旅先での出来事などが綴られる。 控え目でちょっと臆病な目線で、何よりもとても上品。文体も表現も感じ方も何もかも心地よく、久しぶりに読み終えるのが寂しく感じられる本だった。
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旅のいろんなシーンを短い文章で書かれてあり、飽きずに面白く読めた。私もその場へ行ったつもりになりました。実際行った事のある都市や空港なんかもでてて、そうそうと思ったり新発見だったり。軽く読めました。
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13歳で出会って、色んな時間を共有して、夢だった旅ができる友達。いいなぁ。私の旅ドロップはまだ10にも満たない数です。缶がいっぱいになればいいな。
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江國さんの小説はほぼ読んだことがないけど、このエッセイを読むだけでもどんな小説を描くのかが何となくイメージできてしまった。感性豊かでいてでも鋭い感じではなく、攻撃性もなく、きれいな日本語の文章で、読んでいる最中を楽しむと。険のない女性にいかにもうけそうな小説なんじゃないかな。 私...
江國さんの小説はほぼ読んだことがないけど、このエッセイを読むだけでもどんな小説を描くのかが何となくイメージできてしまった。感性豊かでいてでも鋭い感じではなく、攻撃性もなく、きれいな日本語の文章で、読んでいる最中を楽しむと。険のない女性にいかにもうけそうな小説なんじゃないかな。 私も旅は好き。新しいこと、知らない場所に飛ぶことが大好き。常に蒸発したい気持ちをやり込めて日常を送っている。本の中で、馴染みのないデパートや近場でも旅だとおっしゃるのに元気付けられた。遠くなくたっていい。いつでも逃避行は可能だね!
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江國さんの書く文章は、なぜいつもこんなに情景をありありと思い浮かべられるんだろう、と、やっぱり今回も思った。 旅(いろいろなシチュエーションが描かれる)というテーマなので特に。 こういう風に人生のワンシーンを思い出せる人になりたい。
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江國香織さんの旅エッセイ集。 旅先で感じたことや体験した事など、江國さんが綴る言葉や空気感が心地よく、楽しくページをめくりました。 江國さんのエッセイは とても好き。
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