拝み屋カフェ 巡縁堂 の商品レビュー
どん底に落ちたところから這い上がっていくというか、シンデレラストーリーとも言えるのかな? 序盤の絶望感は読んでいてしんどいものがありましたが、人生捨てたもんじゃないですよね。 イケメン幼馴染との再会から、とんとん拍子でいろんなものを得ていくのは、ちょっと出来過ぎな感じもしますが。...
どん底に落ちたところから這い上がっていくというか、シンデレラストーリーとも言えるのかな? 序盤の絶望感は読んでいてしんどいものがありましたが、人生捨てたもんじゃないですよね。 イケメン幼馴染との再会から、とんとん拍子でいろんなものを得ていくのは、ちょっと出来過ぎな感じもしますが。 そのくらい報われないと、やってられないか。 ラストの相談者の夫婦の境遇が、想像したらつらくなりました。 幽霊よりも呪いよりも、怖いのは人間。 映像化したらおもしろそうな作品です。
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玲二のキャラクターがいい。一緒にお店をやる流れも、強引だけどむしろ納得だし。続編出す気満々なかんじがしたので、楽しみにしときます
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朱音が仙台に戻ってきた経緯が人間不信になるレベルで辛いものがあったけれど、最初に玲二に会えたのはよかったな。と思った。自分の思ったことを遠慮なく言える相手な上に、朱音のこともちゃんと見ているし。 拝み屋に相談しに来る人たちの悩みを解決しようと頑張る2人。人って不思議、人って怖い。...
朱音が仙台に戻ってきた経緯が人間不信になるレベルで辛いものがあったけれど、最初に玲二に会えたのはよかったな。と思った。自分の思ったことを遠慮なく言える相手な上に、朱音のこともちゃんと見ているし。 拝み屋に相談しに来る人たちの悩みを解決しようと頑張る2人。人って不思議、人って怖い。と思うこともあるけれど、解決したときの晴れやかな感じはよかったな。と素直に思えるものだった。玲二と一緒に働くうちに、朱音が元気になっていくのも嬉しかった。
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婚約者を奪われ、職場であらぬ噂を流され職までもを失った朱音。ショックのあまり逃げるように実家に戻ると、両親は旅行で長期不在の有り様だった。あまりの事に嘆いていると、苦手だった幼馴染みの玲二がとある話を持ちかけてきた。 「拝み屋」とついているのでオカルト色が濃い話かな?と思ったが、非常に人情味のあふれる話だった。ホラー小説の様に悪霊が出てきたり、呪いが出てきたりするわけではない。悩める依頼人の話を聞いて、その人たちの心に巣くう悪縁を断ち切るための手伝いをするような話だった。もちろん、依頼人の悪縁もすっぱり綺麗に解消され円満解決。また、不幸のどん底だった朱音も玲二を手伝っているうちにたくさん得たものがあり、人間的に成長して再出発できて本当に良かった。最初はすさまじい展開だったが、とっても素敵な話だった。さて、これは余談だが、物語を締めくくるエピローグで婚約者と同期女が流した噂が嘘だとばれたようで何よりである。実際にどうなったかまでは書かれていなかったので、わからないがまあ重要な役割を担っていた朱音を退職に追い込むようなことをしたのだから、会社から何かしらの制裁は受けているに違いない。ずっとこの二人に呪いあれと思っていたので、とっても胸がすっとした!
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拝み屋と言いつつも、オカルトやあやかしが絡まず、現実的な話で解決するのは好感が持てました。 実際にこんな拝み屋カフェがあったらいいなと思えるところがいい。 黒猫の話は感動的だったし、呪いの家の話は……友達は選ばないとなとオカルトとは別種の怖さがありました。 やはり怖いのはお化けよりも人間である。 探偵的に解決しつつも、最後には祈祷などで心のケアをしてくれるのは、流石拝み屋。 やはり「これで悪縁ともおさらば」「終わり」という分かりやすい区切りがあった方が、心も楽になりますし、次に進みやすくなりますよね。 それに美味しい料理がつくなら尚更。 ただ、幼馴染みの彼の気持ちやら家訓やら約束やら、主人公とのあれこれに関しての伏線はあったけど回収されずに終わってしまったので、その点は少し消化不良でした。 折角ニヤニヤしながら読んでたのに、匂わすだけ匂わせて何もないまま終わっちゃったのが悔しくて。 続編を睨んでのことなのだろうか……
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