NETFLIX コンテンツ帝国の野望 の商品レビュー
ネットフリックスの株を買ったのは2017年ころか。それから株価は3倍になり、同様のサービスをAmazonやDisneyが力を入れてきた。米国ではオンデマンド市場が飽和してきたようだが、ネットフリックスは今後もさらに成長できるのか、それとも現在がピークなのか、その判断材料として読ん...
ネットフリックスの株を買ったのは2017年ころか。それから株価は3倍になり、同様のサービスをAmazonやDisneyが力を入れてきた。米国ではオンデマンド市場が飽和してきたようだが、ネットフリックスは今後もさらに成長できるのか、それとも現在がピークなのか、その判断材料として読んだのだが… アメリカでまだビデオが主流の時、大手が手掛けていないオンラインDVDレンタルを始めて、会員こそどんどん増えるが毎年赤字で、ビジネスモデルが、各方面から疑問視されていた。4割の社員をリストラしたり、家に帰らず古めかしい本社ビルで多くの社員が寝るのが当たり前だったり… それでもIPOして必ず来るであろうブロードバンド時代に向けてやっていく。しかしDVDレンタル時代の苦労話ばかりで、結構な低迷時代が続いたことを実感する。 でもこの本米国で2012年に出ているので、最近の本当に急成長した場面は書かれておらず、物足りない事この上ない。であるから、表紙に書かれている「GAFAを超えるIT企業」と言えるのか判らない。
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とても面白かった。ブロックバスターがネットフリックスとの競争の末敗れた会社というのは知っていたが、この本を読んでもっと深いところまで知ることができた。敗れたブロックバスターのことを新しい環境に適応することができなかった愚かな会社とみていたが、そんなことは決してなかった。ブロックバ...
とても面白かった。ブロックバスターがネットフリックスとの競争の末敗れた会社というのは知っていたが、この本を読んでもっと深いところまで知ることができた。敗れたブロックバスターのことを新しい環境に適応することができなかった愚かな会社とみていたが、そんなことは決してなかった。ブロックバスターのトップはむしろネットフリックスより未来を見ている部分もあったし、ネットフリックスの展開していたオンラインレンタル事業に追いつこうと、カニバリゼーションの危険があるとブロックバスター内部から妨害に遭いながらネットフリックスにはとり得ない独自の戦略を見つけ必死に食らいつく様子が感動した。ブロックバスターが経営破綻することを知っているだけに読んでいて切なくなってしまった。が、当時のブロックバスターチームには惜しみない尊敬の気持ちが生まれた。
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Good ・スタートアップ経営のダイナミズム(ウォール街とのコミュニケーション、敵対企業とのやりとり、第三者企業との提携模索など)がよく伝わる ・ネットフリックスとブロックバスターとの熾烈なライバル関係がとてもエキサイティング ・マーケティング(顧客とのつながり、データ分析、モデ...
Good ・スタートアップ経営のダイナミズム(ウォール街とのコミュニケーション、敵対企業とのやりとり、第三者企業との提携模索など)がよく伝わる ・ネットフリックスとブロックバスターとの熾烈なライバル関係がとてもエキサイティング ・マーケティング(顧客とのつながり、データ分析、モデルを使った敵対企業の損益分岐の予測など)における先進性 ・トップの人間により組織がかくも変わるものかと驚かされる ・見栄えのいい事業計画ではなく、議論から次に試すべきことを抽出し、失敗から学びながら成功を手繰り寄せることの重要性 Bad ・主役と言っていいヘイスティング氏に人間的な魅力が感じられない ・人間ドラマとしての面白さはあまりない ・アクティビストってその程度なのか・・ ・2012年ごろに書かれたものなので、最近のさらに破竹といえる動きについては言及がない
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▼成功企業と衰退企業の違いとは ■競合企業を意識するのか顧客に目を向けるのかの違い →CX向上によるLTVを意識 ◉成功する企業は、長期的な視点を持ち、顧客を意識 ☆何か新しいことを始めるときはwhyやwhomを意識
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全世界契約数1億5000万人売上1兆6千億円Netflix物語。1997年「アポロ13号」レンタルビデオ延滞金20ドルに怒りを感じてシリコンバレー郊外でDVD郵便定額レンタルに参戦したダイレクトメール大好きと美しい数字大好きな2人。100万ドルの賞金を出したアルゴリズムでリコメ...
全世界契約数1億5000万人売上1兆6千億円Netflix物語。1997年「アポロ13号」レンタルビデオ延滞金20ドルに怒りを感じてシリコンバレー郊外でDVD郵便定額レンタルに参戦したダイレクトメール大好きと美しい数字大好きな2人。100万ドルの賞金を出したアルゴリズムでリコメンドを開発し大成功。 12月31日には嵐の独占オリジナルドキュメントも。 契約数300万人と伸び悩む日本でも飛躍出来るか注目です。
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日本に来る前がほとんどなので、ここがすごいぞNetflix!みたいなものではなかった。 郵便DVDサービスから始まっているとは知らなかった。ブロックバスター倒産したのは知ってたけど、結構ギリギリの闘いだったんだなあ。
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ネットフリックスの成り立ちのお話 DVDの宅配レンタルから始まり、大手レンタルビデオチェーン店との競争に打ち勝ち、現在の地位を確立した ネットフリックスの話というよりかは、競争相手の駄目な話がメインだったように感じた
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2019/09/05市図書館 起業の一連の流れがわかってよかった。 Netflixが変革の道を歩んでいた頃、まだFacebookはなかった。 なぜなら、マークザッカーバーグは、その時まだ、高校生だったのだから。
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一番記憶に新しいからだけど、Netflixの創業者は中年サラリーマンであり、今を働く人々のアメリカンドリームかも。 アルゴリズムを一般?に募集するのは印象的だった。 1ヶ月お試しにお世話になりました!
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【顧客にとってネットフリックスは単なるDVD宅配便ではなかった。見たい映画を見つける最高の手段、自分の好みについての秘密を共有する友人、会うたびにもっと秘密を共有してますます信頼関係を深める永遠のパートナー。アルゴリズムの塊にすぎないという説なんて絶対に受け入れられない】(文中よ...
【顧客にとってネットフリックスは単なるDVD宅配便ではなかった。見たい映画を見つける最高の手段、自分の好みについての秘密を共有する友人、会うたびにもっと秘密を共有してますます信頼関係を深める永遠のパートナー。アルゴリズムの塊にすぎないという説なんて絶対に受け入れられない】(文中より引用) 郵便DVDレンタル事業から始まり、今やオンライン・ストリーミング・サービスの帝国を築き上げたネットフリックス。その創業から勇躍たる足場を築き上げるまでの歩みを描いたノンフィクションです。著者は、ロイター通信でメディア業界を担当したジーナ・キーティング。訳者は、『福岡はすごい』等の著作も持つ牧野洋。原題は、『Netflixed』。 今年のトップ10に入ってくるであろう作品。「茶の間の5時間」をめぐる戦国絵巻として非常に面白いだけでなく、何故に新参者のネットフリックスが既存の大手を打ち負かすことができたかを経営的な視点から学ぶこともできる一冊でした。ブロックバスターとのせめぎ合いはそれこそネットフリックスで映像化しても良いのでは。 今は『ナルコス』を観てます☆5つ
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