生のみ生のままで(上) の商品レビュー
女性同士の恋愛の物語だけど、とても描写が綺麗で不快感は1つも無く読むことが出来た。 女性同士の恋愛のコンプレックス、苦悩、葛藤などが手にとるように感じられた。 展開が早く読んでいても次が気になって一気読みしちゃいました。
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2人の出会いから惹かれ合っていくまでの急展開に圧倒されながら読んだ。 完全拒否から突然彩夏を受け入れてしまう逢衣の心変わりに、嘘でしょと思いつつ、案外こんなものなのかもと思わされる不思議。 男2人が不憫だけど良い人すぎてなんだかリアル。 ストーリー性があって、感情のアップダウンが...
2人の出会いから惹かれ合っていくまでの急展開に圧倒されながら読んだ。 完全拒否から突然彩夏を受け入れてしまう逢衣の心変わりに、嘘でしょと思いつつ、案外こんなものなのかもと思わされる不思議。 男2人が不憫だけど良い人すぎてなんだかリアル。 ストーリー性があって、感情のアップダウンが結構激しくて、続きが気になる。 下巻も早く読みたい。
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刊行されてすぐ買ったのに、やっと読了。 日常・非日常の行動の表現の仕方が鮮やかすぎて、あらためて、綿矢さんは言葉の魔術師やと感じさせられた。
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気になるところで終わったのだけど、図書館閉まって下巻が読めるのはいつになることか。。。 2020.4.11 49
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中盤と終盤に山があり、社会的には厳しい目にさらされる愛情をそれぞれの想いとやり方で貫いた逞しさや鋭さが読むのが辛いほどに暗くも輝いていた。2人の足を引っ張るのは何か?最終的に祝福してくれるのは誰か? 一生を掛けて?、今を生きて?、仕事が?、夢が?、方法云々ではなく困難な状況に挑み続けるなかで日常がうまく行くわけでもない。彼女達は駆り立てられていた。 彼女たちの特徴の1つを表す第三者の意見がある。 「…彼女と君が並んだときの雰囲気がコワイんだよ。なんか二匹のドーベルマンに睨まれているような迫力がある。いや二人とももちろんお綺麗なんだけどね、…」
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『絶対に無理だ、思っていた頃は安全圏にいられた。理解できない、したくもない、と思っていることが多いほど、平和に生きられると知った。一つの境界線が無くなりかけているだけで、私はこんなに不安的だ。たとえそれが、もともとは自分で引いた線でなくても。』 『今まで裸でいても、私は全然裸...
『絶対に無理だ、思っていた頃は安全圏にいられた。理解できない、したくもない、と思っていることが多いほど、平和に生きられると知った。一つの境界線が無くなりかけているだけで、私はこんなに不安的だ。たとえそれが、もともとは自分で引いた線でなくても。』 『今まで裸でいても、私は全然裸じゃなかった。常識も世間体も意識から鮮やかに取り払い、生のみ抱きしめて、一矢纏わぬ姿で抱き合えば、こんなにも身体が軽いとは。』 『私たちは一緒に未来を進める。私たちは二人で一足の靴のようなもので、お互いが揃えば、どこまでも勇ましく歩んでいける。』
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決断力のある主人公たちが羨ましい。 ラスト、このご時世で同性同士で付き合ってることを悪く書くようなマスコミがいたらそちらの方が気分が悪い。 などと思いながら下巻へ
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おもしろい。興奮が伝わる。でも、もう少し踏み込んで書いてほしい。同性同士なら、出会って恋をして紆余曲折経て一緒に生きていくにせよ、もっとちがった困難や葛藤があるはず。 彩夏の言うように、スクープされたときにすべてを公にしたらよかった。夢なんかより共に生きていくほうを選ぶその気持ちに共感する。 物語はそこで終わりでもいいくらいだった。後悔のなか生きていくのでもよかった。ずっとリアリティがある。 綿矢さんに聞きたい。「ひらいて」も、ドキドキしながら読んだ。先生はなぜ、同性同士の関係性を書くのですか?そこには、必然性はありますか?
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なんかうーんまぁそんな感じだろねのような。 うーん。 理想的な運命というか。 痛々しさの見せ方は綿矢的な技を感じる。
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これは素晴らしい小説。 女性同士の切なくて美しい恋愛小説。 逢衣と彩夏はとても素敵なカップルでカッコ良い。 上巻は一気に読んでしまった。 P147 逢衣と彩夏が愛し合う場面 ー 生のままの酒を口移しで無理やり飲まされて、気づけば自分から飲み干しにいっているような。 ー ...
これは素晴らしい小説。 女性同士の切なくて美しい恋愛小説。 逢衣と彩夏はとても素敵なカップルでカッコ良い。 上巻は一気に読んでしまった。 P147 逢衣と彩夏が愛し合う場面 ー 生のままの酒を口移しで無理やり飲まされて、気づけば自分から飲み干しにいっているような。 ー 常識も世間体も意識から鮮やかに取り払い、生のみ抱きしめて、一糸纏わぬ姿で抱き合えば、こんなにも身体が軽いとは。
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