未来の地図帳 の商品レビュー
田舎にいるので共感できるところは多い。 これから何が起こるか、のところはざーっと読み飛ばした。 関係ないところはふーん、でいいのかなと思う。 筆者の思う、これからの「王国」としての地域、ないし地方のありようが書かれた最終章は、イメージが鮮明で、輝かしい(とはいえ筆者のいうように「...
田舎にいるので共感できるところは多い。 これから何が起こるか、のところはざーっと読み飛ばした。 関係ないところはふーん、でいいのかなと思う。 筆者の思う、これからの「王国」としての地域、ないし地方のありようが書かれた最終章は、イメージが鮮明で、輝かしい(とはいえ筆者のいうように「成長」は容易ではない)地域のあり方があるような気がした。 今後、身の回りがどうなるのか、自分も担い手の一員としてしっかり見て行きたい。
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平成の大合併は、田舎都市の面積が大きくなっただけで、端々までのメンテナンス不全を起こして日本の人口減少の一因になったのではないか。 都道府県は、藩の区分けにまで戻せば地域社会コミュニティが復活できるのではないか。 と、個人的には思っている。 人口減少である。 30年後...
平成の大合併は、田舎都市の面積が大きくなっただけで、端々までのメンテナンス不全を起こして日本の人口減少の一因になったのではないか。 都道府県は、藩の区分けにまで戻せば地域社会コミュニティが復活できるのではないか。 と、個人的には思っている。 人口減少である。 30年後には、高齢者すらも減るのである。 そんな人口スッカスカになる日本は、果たして現状の暮らしを保っていけるのだろうか(無理だろ)。 筆者が提案するのは、ドット型国家。 一か所に集中的に街づくりをしていこうと提案する。
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現在の人口減少と人の移動、そこから2045年までの予測と対応策を示している。 現状と近い未来の動きとしては、まず地方の中核都市に人口が吸い寄せられ、そこからさらに東京に吸い寄せられるが、そのうち供給元である地方の人口が急減するため、日本全体の人口としても減少していくという流れ。 ...
現在の人口減少と人の移動、そこから2045年までの予測と対応策を示している。 現状と近い未来の動きとしては、まず地方の中核都市に人口が吸い寄せられ、そこからさらに東京に吸い寄せられるが、そのうち供給元である地方の人口が急減するため、日本全体の人口としても減少していくという流れ。 大都市内でも人口の偏りが出る。 対応策はちょっと安易かなと思うが、都道府県が基礎自治体の役割を担う、それぞれの都市が面的に存在せず都市国家のようになりドット型国家を形成する等はなかなかこれまでにない面白い発想だと思った。
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2015年から2045年の30年間に、人口がどう変化するかを予測したもの。 どこから、どこへ、どの年代の人々が移動していくか。 本書を読んでいた時、東京に滞在しており、折しも「東京一極集中」のニュースを聞く。観光客や通勤客でひっきりなしに東京駅の往来をみて実感。 なるほど、...
2015年から2045年の30年間に、人口がどう変化するかを予測したもの。 どこから、どこへ、どの年代の人々が移動していくか。 本書を読んでいた時、東京に滞在しており、折しも「東京一極集中」のニュースを聞く。観光客や通勤客でひっきりなしに東京駅の往来をみて実感。 なるほど、確かに東京一極集中というは頷ける。しかし、その一極集中も、ごく一部の区に限られ、そして、急激に老いるという問題も抱える。 東京への人口流入があるということは、それ以外の地域からの人口転出・人口減があるということだ。 その東京への人口を供給している地方都市も、別のところからの人口供給を受けており、その地域の人口が減り…、という具合だ。 2020年以降、この国の行政サービス、安定したインフラ、衣食住はどうなるのか、というある種の不安を改めて感じる。 自分の住んでいる場所、地域、働いている場所の状況を見ても、20年後先、どのようになっているのか。 たとえ、外国人労働者の増加、技術の発達があるのせよ、急激な人口減に追いつけないと思う。 筆者が提言する「戦略的に縮む」のは、賛同できる部分もあるが、一部やはり東京目線の考え方が窺え、納得できない部分もあった。
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東京一局集中で地方が過疎になる中、どの様にして、日本を活性化していけば良いのかがわかった。王国を築いて少しでも、安寧が訪れることを祈りたい。
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過去の少子化のツケでこれから出産期に入る若い女性がハイレベルで減っていくため、当分の間、出生数は下げ止まらない。人口減少社会は年々酷くなっていくことは避けられない現実なのである 国民の数が減りゆく中で、どこかの市町村やエリアだけがうまく立ち回り、単体で生き残ることは不可能だ。地...
過去の少子化のツケでこれから出産期に入る若い女性がハイレベルで減っていくため、当分の間、出生数は下げ止まらない。人口減少社会は年々酷くなっていくことは避けられない現実なのである 国民の数が減りゆく中で、どこかの市町村やエリアだけがうまく立ち回り、単体で生き残ることは不可能だ。地域ごとの対応策を考えるためにも、他地域の実情を知り、補完関係を作っていくことが不可欠となる 中核都市構想 いささかちゃう種が遅すぎた 国交省 国土のグランドデザイン2050 人口が15万人程度になると、百貨店や救命救急センター施設、先進医療を実施する病院が維持しづらくなる。映画館や、大学、公認会計士事務所が撤退を始める。都市としての風格や機能の衰えは地域経済にも波及するので、人口流出をさらに加速させる要因ともなる 東京の都心への集中以上に、地方圏では各県庁所在地にの便利な市街地への人口集中が進む 東京都の特殊出生率 2017 1.21 全国の1.43に比べて低いが、0-4歳の人口総数で診ると上位10位は東京23区 東京都は、全国から出産できる年齢の女性を多く集めている割には、出生数はこの程度しか伸びなかった 拡大路線による過去の成功モデルで東京圏が日本の経済成長をなんとか牽引しているうちに、人口減少が続く地方の社会基盤を、人口が減ってもやっていけるように根本から作り直すのだ 丸亀商店街の成功
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未来シリーズ第3弾 正しいしどうにもならないのかもしれないけれど、単にコンパクトにしていくしかないのかしら?と反発してしまう
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<目次> はじめに 第1部 現在の人口減少地図~日本人はこう移動している 第2部 未来の日本ランキング~20年後、日本人はどこに暮らしているか 第3部 それぞれの「王国」の作り方 <内容> 第1部、2部で詳細なデータの分析が行われている。ちょっと気になったのは、現在の行政...
<目次> はじめに 第1部 現在の人口減少地図~日本人はこう移動している 第2部 未来の日本ランキング~20年後、日本人はどこに暮らしているか 第3部 それぞれの「王国」の作り方 <内容> 第1部、2部で詳細なデータの分析が行われている。ちょっと気になったのは、現在の行政区分は役に立たなくなる、と言っていながら、この部分の分析は都道府県、市町村を基にしたデータであることだ。もちろん、そういう形でしかデータがないからだが、自分の主張が希薄になっている気がする。第3部は、著者のプランニングだ。曖昧な書き方だが、これは一つの提案として成り立つと思う。行政は「小さい」が、今までのように全部を見る、という考え方を捨て、受益者が必要な時だけ向かう、という考え方。それ以外の時は、小さな「王国」(著者の言い方で、従来の村落単位)で、助け合いながら生活をしていく。出来るなら「王国」ごとに、特徴を出して、生きていく。「王国」ごとに相互協力していく形(今までの行政的な部分も含めて)が、良いだろうという。日本人の、特に年寄りの頭は、発想の転換が難しいので、これの実現はかなり難しいが、妥当な考えだと思う。
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