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フィンランドの教育はなぜ世界一なのか の商品レビュー

3.3

39件のお客様レビュー

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2021/03/24

【南】 日本とフィンランドの教育方法の違いを知れました。”教育に対して平等”このスタンスでフィンランドは教育を行なっています。実際に、社会人経験を得てから再度勉強をするために大学に入ったりすることもよくあるそうです。また、テストや入学式などもなくシンプルな教育現場になっているよう...

【南】 日本とフィンランドの教育方法の違いを知れました。”教育に対して平等”このスタンスでフィンランドは教育を行なっています。実際に、社会人経験を得てから再度勉強をするために大学に入ったりすることもよくあるそうです。また、テストや入学式などもなくシンプルな教育現場になっているようです。「個人の不可侵」のもと一方的に大人から教育されるのではなく子供達にも選択する権利があり日本との違いを知りました。

Posted byブクログ

2021/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事実の羅列がしてあるだけ。 ・高校まで無償であり、入試もない ・どこよりも、何を学んだのかを重視 ・兵役あり(半年〜1年) ・PTAは任意であり、煩わしい集まりはない

Posted byブクログ

2021/01/24

フィンランドの教育情報を羅列しているに過ぎないと言ったら辛辣かもしれない。 情報の中でも、電子が発達していたり、教育の自由さなど日本にないフィンランドの教育の考え方が示されており勉強になった。 この情報をもう一歩踏み込んでもらえたら嬉しかった。 私も一教育者として、教育のあ...

フィンランドの教育情報を羅列しているに過ぎないと言ったら辛辣かもしれない。 情報の中でも、電子が発達していたり、教育の自由さなど日本にないフィンランドの教育の考え方が示されており勉強になった。 この情報をもう一歩踏み込んでもらえたら嬉しかった。 私も一教育者として、教育のあり方を考えていきたい。

Posted byブクログ

2021/01/01

フィンランドの教育は国際比較でもかなり高い水準なのですが、日本のアプローチとはまったく異なります。日本でそのまま当てはめるのがいいかというとそうではないんですけれども、教育制度を再考するきっかけにはなると思います。 ◆シンプルな教育 まず、フィンランド教育はとてもシンプルです。...

フィンランドの教育は国際比較でもかなり高い水準なのですが、日本のアプローチとはまったく異なります。日本でそのまま当てはめるのがいいかというとそうではないんですけれども、教育制度を再考するきっかけにはなると思います。 ◆シンプルな教育 まず、フィンランド教育はとてもシンプルです。入学式や運動会などの行事はありません。 校則も制服も部活もない。授業時間が少なく、テストも受験もなく、だから当然塾もない。日本だとちょっと考えられません。超絶ゆとり教育です。 また、一斉卒業、一斉就職という概念もなく、仕事も有期雇用から入って、そこで合えば正規雇用という感じです。 日本の仕組みは、就活から逆算して大学受験、高校受験、中学受験、、、がありますから、そこを気にせずのびのび勉強ができるわけですね。 ご存知のとおり、フィンランドは北欧型の福祉国家ですから、小学校から大学まで教育は無償で、教科書ノート給食も無償です。これは、財政の考え方によりますから、ここは違って当然ですが、それ以外の違いは興味深い。 ◆ウェルビーイング フィンランドの教育では、ウェルビーイングの考え方を大事にしています。ウェルビーイングは、「福祉」と訳されることが多いですが、以下のような幅広い意味を持ちます。 「健康。体に不調がなく心地よい。日々の生活の快適さ。生き生きとしている。気分が晴れやか。自尊心を持てる。自己肯定感がある。他人も尊重できる。人と心地よく繫がっている。性的充足。不安がない。脅かされていない。差別やいじめ、虐待がない。障がいがあっても、支援や保護を受けられる。諸権利が侵害されておらず、護られている。経済的、精神的に安全で安心して暮らしていける。貧困、紛争、戦争からの自由。」 これは、権利教育とともに教育の柱になっています。 ◆倫理教育 フィンランドでは、道徳、倫理教育が手厚くなっています。権利教育とその裏返しとしての義務、つまり、みんなにこういう権利があるから、それを守るためにはこうしなくちゃいけないよね、ということが教えられています。また、教科書のなかの「正しいと判断する基準」というテーマでは、アリストテレスやカント、功利主義に触れながら、哲学史の異なる視点を示して考察を促すかたちがとられています。 ここから私見ですが、日本の教育で善悪を議論することはなかったと思います。教育の問題というよりは、文化の問題かな?日本文化では、善悪は最初から決まっているもので、ふつう議論の対象にはならない。でも、子どもの頃から哲学する、自分で考えるというのは大事なことだと思います。 ◆日本の教育は、、、(感想) 日本は、新卒一括採用で学歴(どの大学か)が重要視されますから、そこの比重がとても大きいです。いい大学に入るために、いい高校に入る、いい中学に入る、そのためにはテストでいい点をとって、、、と逆算されていく。また、努力や規律が重要視されていて、部活動とかも盛んに行われています。逆に、ウェルビーイングとか倫理とかは重視されてきませんでした。 確かに高度成長期とか、バブルの手前まではそれでよかったのかもしれないけれど、ITがこれだけ進んだ現代において、画一的で自分でモノを考えられない人間を大量生産し続けていいのか。それで幸せになれるのか。参考にすべきところは多いと思います。

Posted byブクログ

2020/12/31

フィンランドがPISA で読解力や科学的リテラシーなどのにおいて1位を獲得したことを知って、興味を持った。特に、「人生観の知識」という、日本の道徳にあたる科目が詳細に紹介されており、レベルの高さに驚いた。単なる知識だけではなく、思考力が鍛えられる。日本の教育にも活かせるところはあ...

フィンランドがPISA で読解力や科学的リテラシーなどのにおいて1位を獲得したことを知って、興味を持った。特に、「人生観の知識」という、日本の道徳にあたる科目が詳細に紹介されており、レベルの高さに驚いた。単なる知識だけではなく、思考力が鍛えられる。日本の教育にも活かせるところはあると思う。また、保育所は、朝食、昼食、おやつが無料であることに驚いた。働く母親に優しい環境が整っている。ただ、フィンランドの付加価値税は最大24%であるようだ。高福祉高負担の国と一概に比べることはできないと感じた。それでも、日本とのいろいろな違いがわかり、日本の教育について考えるきっかけになった。

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2020/08/16

フィンランドでは兵役があるというのが意外だった。兵役以外にシチズンサービスといって介護施設でのお手伝いなど別の国家奉仕へ置き換えることも可能。 フィンランドの教育はもちろん素晴らしいが、日本も必ずしも悪くはないのではと思った。 例えば学校行事。入学式や卒業式で節目をお祝いしたり...

フィンランドでは兵役があるというのが意外だった。兵役以外にシチズンサービスといって介護施設でのお手伝いなど別の国家奉仕へ置き換えることも可能。 フィンランドの教育はもちろん素晴らしいが、日本も必ずしも悪くはないのではと思った。 例えば学校行事。入学式や卒業式で節目をお祝いしたり、運動会や発表会などの練習して集大成を披露する場があること。賛否両論あるが、こういう行事はある意味強制で学校がリーダシップを張ってやらないと実現しなさそう。 そういう意味では日本もいいところある。 ただこのコロナ禍で、日本の教育の良さが体現しにくくなってしまっている。非対面、非集団に弱い。 また、給食も日本だと栄養バランス整っているが、フィンランドではそこまでなのではないか? 『フィンランドの教育』も勿論素敵だが、一度アメリカ(ソルトレイクシティ)での赤井先生の経験した教育を聞いてると、必ずしも『フィンランド』であることが『良い教育』『子供に自由に創造性を身につける教育』なのかは分からないと思った。 つまり、フィンランドでなくても極論日本やアメリカでも同じような教育方針やスタイルの学校に入ればいいだけということ。 いじめが教育大国といわれるフィンランドでもあるのは驚いた。いじめは根が深く、子供(特に小学校から中学にかけて)の希求的欲求なのではないかと思った。 自身の経験上、高校になった途端に周囲も含めていじめはとんと見当たらなくなった。 年齢に起因するものなのか、あるいは学力・家庭環境に依存するのか、その両方な気がするが、フィンランドであろうと世界のどこでも、いじめは起こっている。

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2020/07/25

 フィンランドでは、12歳から様々な権利が与えられており、早い段階で自ら選択する体制が整っている。また、小学校の時点で第二外国語を選択でき(選択しなくても良い)好きな科目を作るチャンスが多いな、と感じた。良いな、と思ったのは「人生観の知識」という科目である。幼い頃から考える習慣が...

 フィンランドでは、12歳から様々な権利が与えられており、早い段階で自ら選択する体制が整っている。また、小学校の時点で第二外国語を選択でき(選択しなくても良い)好きな科目を作るチャンスが多いな、と感じた。良いな、と思ったのは「人生観の知識」という科目である。幼い頃から考える習慣が身につき、学びへの姿勢を体得できる教科だと思う。ただ、フィンランドの教育はなぜ世界一なのか、という問に対する答えは記述されていない。  では、日本の教育のどういった点が問題でどうしていけば良いか、という点について記述されているとより良かった。

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2020/07/04

義務を果たすことを求められる日本と違い、小さな頃から徹底して権利の教育がされているのは素晴らしいと思った。兵役制度には驚いた。全体的にあまり感情なく事実が淡々と書かれていて、読んでておもしろくはなかった…

Posted byブクログ

2020/06/23

御子息を日本とフィンランドで育てた経験を主軸に、日本とは大きく異なるフィンランドの学校制度や教育方針等を紹介し、同時に日本の諸問題を問う本。 社会人という概念が無いのはなかなか想像し難いですし、色々と驚かされました。 世界一かどうかは、書ききれなかった向こうの問題もあるでしょ...

御子息を日本とフィンランドで育てた経験を主軸に、日本とは大きく異なるフィンランドの学校制度や教育方針等を紹介し、同時に日本の諸問題を問う本。 社会人という概念が無いのはなかなか想像し難いですし、色々と驚かされました。 世界一かどうかは、書ききれなかった向こうの問題もあるでしょうし何とも言えず(一冊で判断もしかねる)言い切りは本の方向性ともあまり合っていないようにも感じますが、タイトルで呼び込みたかったのでしょう。 どうあれ、とても学びがあるし先鋭的だと良い刺激を受けました。示された日本の問題は想像の範疇だったり痛感する事が多いですし、是非あちらを、真似るではなく(それは無理)参考に、より良い教育を国に目指して欲しいし自分でも考えたい所です。

Posted byブクログ

2020/04/25

教育こそ、昔からの流れで変えられないものはない。 それが既得権益という部分もあるだろうが、やっぱり何年かすると卒業してしまうために、顧客の声が反映されづらいという点が大きいのではないだろうか。 「そもそも今でもこんなことやっているの、おかしくない?」 そんな意見があっても、敢えて...

教育こそ、昔からの流れで変えられないものはない。 それが既得権益という部分もあるだろうが、やっぱり何年かすると卒業してしまうために、顧客の声が反映されづらいという点が大きいのではないだろうか。 「そもそも今でもこんなことやっているの、おかしくない?」 そんな意見があっても、敢えてここをアップデートしようという力が働きにくいのだ。 フィンランドは、人口や経済規模こそ小さいが、一人当たりGDPを見ると豊かで自由な民主主義国として知られている。 これだけでも日本とは大きく異なる。 日本は世界の中で相対的に比較すると、豊かで自由ではあるだろう。 しかしフィンランドとは何かが違っていると思われる。 なぜ日本はこんなに閉塞感があるのか。 教育制度が大きく影響していると思うのは、私だけだろうか。 フィンランドの授業時間は日本の半分らしい。 日本では詰込み型の受験勉強を強いられるが、フィンランドでは「学びたい時に学ぶ」が基本。 入学や卒業というセレモニーは簡易で、社会人になっても大学に入り直すなども普通のことである。 確かに今まで気にしてなかったが、日本であんなに勉強しても、大して頭がよくないというのはどういうことなのだろうか。 根本的に頭が悪い民族なのか? 勉強方法のシステムが悪いのか? これは当然に後者だろう。 やはり目的と手段をはき違えているとしか思えない。 「なぜ勉強するのか?何のために勉強するのか?」 決して「受験戦争を勝ち抜くため」ではないはずだ。 何かが間違っている。 (根本的に日本はそういうところがある) この辺を正しく軌道修正しないと、次の世代が育たない。 どんどん日本が弱い国になってしまう。 国力を高めるならば、教育からだ。 真剣に考えるべきことと思う。 (2019/11/18)

Posted byブクログ