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アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー の商品レビュー

3.9

35件のお客様レビュー

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2025/08/11

《目次》 「キノミスケープ」宮澤伊織 「四十九日恋文」森田季節 「ピロウトーク」今井哲也 「幽世[かくりょ]知能」草野原々 「彼岸花」伴名練 「月と怪物」南木義隆 「海の双翼」櫻木みわ×麦原遼 「色のない緑」陸秋槎/稲村文吾訳 「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」小川一水

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2025/07/20
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アンソロジーかつSFということもあり、割と何でもありな各々という印象。ここに入っていなければ読まなかっただろうなというのも複数あり、アンソロの利点をかみしめる。 正統派は『彼岸花』…なんだろうか。耽美さは随一。 雰囲気でいうと『海の双翼』が、ギミックも含めておしゃれな感じだ。 個人的な一番は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』。これを基にした長編があるようで、大変に嬉しい。

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2025/05/11

伴名練の短編目当てで読み始めました。もちろん伴名練の短編単体でも十分お釣りが来るレベルの素晴らしい短編ですが、収録されるそのほとんどに漂う感情の邁進に強い衝撃があります。

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2024/11/06
  • ネタバレ

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一話目の『キミノスケープ』が導入としてあんまりきれいで、期待が胸の中でブワッと広がるのが感じられた。これから出会う貴女のことを考えずにいられない素敵な一作目。 百合的な要素も含めて一番好きだったのは、『海の双翼』 あなたのことはなんでも分かるはずだったのに、その全てを壊してあなたを新しくしてしまう存在が現れてしまった、その絶望と焦燥感、触れ合うことのない心。かたや新たな出会いはどれだけ遠い存在でも心を通わせることができることをキラキラと主張していて、関係性の対比に苦しくなる。その苦しさが愛おしかった。 あと読みながらこれってNTRか…と思っていた。

Posted byブクログ

2024/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体的に、静かで、透明で、淡々としているなあと思う。そのかんじがとても好ましい。 それが百合だからなのか、SFだからなのか、その両方だからなのかは分からないけど。 百合ジャンルももっと読んでみたいな、と思った。

Posted byブクログ

2023/09/02

ああ何て濃密で幸せな読書時間。 百合という表現は好きではないのですが、百合という表現でしか言い表せない関係性をSFで体現する面白さ。まだSFに慣れていない脳が未知の刺激に反応する悦び。テーマアンソロジーの魅力を恐ろしいほど味わいました。

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2023/07/17

まず表題と装丁が百合SFアンソロジーにピッタリでセンス高い。 『キミノスケープ』は自分以外誰もいないはずの世界で、姿の見えない誰かの痕跡を見つけていく一人旅。 注目すべきはこれが「あなた」を主人公にした二人称視点の旅小説ということ。 小説の世界に入りこんで自由に旅する自分を想像し...

まず表題と装丁が百合SFアンソロジーにピッタリでセンス高い。 『キミノスケープ』は自分以外誰もいないはずの世界で、姿の見えない誰かの痕跡を見つけていく一人旅。 注目すべきはこれが「あなた」を主人公にした二人称視点の旅小説ということ。 小説の世界に入りこんで自由に旅する自分を想像して、有り得ないほど癒された。今すぐここに行きたい。。。 他『四十九日恋文』『色のない緑』も好き。

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2023/04/15

百合SF短編集。百合と言ってもさほど濃厚な百合表現のある作品はない。どれも短編の醍醐味を味わえる良作だが、中には自分の読解力ではついていけない作品もあった。お気に入りは『四十九日恋文』。四十九日が終わるまで死者と1日1回メッセージできる世界。文字数は49文字から1日1文字減ってい...

百合SF短編集。百合と言ってもさほど濃厚な百合表現のある作品はない。どれも短編の醍醐味を味わえる良作だが、中には自分の読解力ではついていけない作品もあった。お気に入りは『四十九日恋文』。四十九日が終わるまで死者と1日1回メッセージできる世界。文字数は49文字から1日1文字減っていく。最後の49日目、果たして死者とどんな1文字を送りあうか。

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2022/06/06

『キミノスケープ』でぐっと捕まれ、『四十九日恋文』で惹き込まれた。仄かに香り匂う作品からから花束でしたたかにぶん殴られる作品まで、やはり百合はよいぞ……

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2021/08/15

世界初の百合SFアンソロジー。幅広い意味での「女性同士の関係性を扱うもの」を集めただけあって、著者それぞれの百合の捉え方が面白い。どの短篇も面白いが、中盤のソ連百合の南木義隆「月と怪物」にやられ、最後の小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」に止めを刺された。最後に強烈...

世界初の百合SFアンソロジー。幅広い意味での「女性同士の関係性を扱うもの」を集めただけあって、著者それぞれの百合の捉え方が面白い。どの短篇も面白いが、中盤のソ連百合の南木義隆「月と怪物」にやられ、最後の小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」に止めを刺された。最後に強烈な百合の王道を持ってくるあたり、編集者の力の入れ具合が感じられる。

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