千歳くんはラムネ瓶のなか(1) の商品レビュー
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友達のおすすめで普段あまり読まないラノベを読んでみました。最初は主人公のすかした態度が嫌で惰性で読み続けていたが、窓ガラス割った場面辺り(読めばわかる)からなんか面白くなって気づいたら完読していました。最初は主人公の性格に抵抗を示すかも知れないが、風景描写は美しいし、読みやすい文体なのでラノベ初心者の方にもおすすめです!
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リア充と非リア充。スクールカースト。学校のいざこざ……青春の澱みがこれでもかと詰まった物語でした。 他人と比べて自分の方が優れている気になったり、他人を何かに当てはめてわかった気になったりする人が多い中で、主人公の朔は自分の信じたいものを信じ、自分の信念を持ってい生きようとしていたので、とてもかっこよかったです。彼が周囲から男女の垣根を越えて信頼されていることに、とても説得力があるキャラ設定でした。 途中に挟まれるギャグも面白かったですし、地の文も読みやすく、とても満足して読める一冊でした。
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夏の勉強合宿や花火大会やら夏休みの楽しいイベントが目白押しの今回は、千歳のまわりの女性陣も様々な想いを抱えていて、迸る青春に身悶える……が、ついにこの時がきたという展開に全てを持っていかれる。楽しいだけではない、どうしても変化はおとずれる。 なんて面白いんだ、これが現代のラノベな...
夏の勉強合宿や花火大会やら夏休みの楽しいイベントが目白押しの今回は、千歳のまわりの女性陣も様々な想いを抱えていて、迸る青春に身悶える……が、ついにこの時がきたという展開に全てを持っていかれる。楽しいだけではない、どうしても変化はおとずれる。 なんて面白いんだ、これが現代のラノベなのか。 イギリスでもラノベ作家が急激に評価されて、あの現代最強作家のアンソニー・ホロヴィッツもラノベ出身だ。(イギリスではラノベとは言わんか)面白いものは、面白い。 文学における分類なんてどうでもいいかもしれない。
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オタク主人公・リア充が悪役というパターンが多いラノベには珍しく、イケメン超絶リア充を主人公にしたラノベ。 ラノベ系譜的には俺ガイル→弱崎くん→なろう的な俺tueee要素も合わさって生まれたのかな。人気なシリーズなだけあって、スクールカーストを冷ややかな視点で描くところとか、口八...
オタク主人公・リア充が悪役というパターンが多いラノベには珍しく、イケメン超絶リア充を主人公にしたラノベ。 ラノベ系譜的には俺ガイル→弱崎くん→なろう的な俺tueee要素も合わさって生まれたのかな。人気なシリーズなだけあって、スクールカーストを冷ややかな視点で描くところとか、口八丁で周囲を手玉に取る展開とか、本質を見極めてそうなダメ教師キャラと、主人公全肯定ヒロインとかとか、人気が出そうな要素押さえてる〜って感じ。 途中で登場する捻くれた引きこもりオタクくんに向けて人生の説教をぶちかますイケメンリア充主人公。当初は妬みや偏見で主人公に反感を持っていたオタクくんだったが、あまりの主人公の完璧っぷりに、好感を超えて尊敬の感情を抱いていき、最終的には完璧すぎるが故の"歪さ"に気付き同情さえするようになる。このオタクくんはこのラノベを読んでいるメインの読者層であり(偏見)、オタクくんへの説教は読者への説教で、オタクくんの心情の変化は、作者が読者に感じて欲しい変化であるような気がした。その作者の狙いにハマれば楽しめるだろうし、ハマらなければ楽しめない、自分は無理だった。 一見してメイン読者層が好きじゃないようなキャラクターを主人公にしてしかも説教までかますという読者に喧嘩を売るような作品だけど、「普段君が嫌っているリア充はリア充界の雑魚で本物のリア充は違うよ」っていう主張をすることで、上手く読者層の反感を買わないようにしてる。 この「"本物"のリア充はそんなことしない」みたいな主張は、ネットに蔓延る「本物の金持ちはそんなことしない」「本物の天才はそんなことしない」みたいな、過度に"本物"を幻想化しすぎるオタクっぽくて好きじゃないかな。 それにリア充を過剰な悪役にする昨今のラノベ・なろうのテンプレ展開を批判をしていたのに、クライマックスで同じようなことをしていたのもどうかと。それで余計に冷めた。 オタク全肯定な作品よりは健全かもしれないけど、ちょっと中盤からの自己啓発セミナーみたいな展開は気持ち悪かった。これは弱崎くんでも感じたけれど。 主人公の友達としてキャラが無駄に大勢登場するものの、1巻ではそれを置いて全く無関係なオタクくんがメインの話になるので、特に女キャラは最後まで誰が誰だか分からないまま読み終わる。 あとリア充同士の寒い会話シーンがなんのオチもなく続くのもキツい。今はこういうのがウケるのか。
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こういう悩む青春ラノベ(?)みたいなのを久々に読んだが、久々にプリキュア見たような感覚だなあ 私自身が当事者性を持って読むことは難しかったが、中高生には楽しく読めるものになっているのでしょう 最近は普通にしていたつもりだが、やれコロナウイルスだとかやれウクライナだとかやれ円安だとか、新聞の一面を飾るようなことばかり眺めて生きている気になっていたなあと反省 高校生が世界を認識するような、ローカルで閉じた世界で幸せを追求しなければと思わされた あと、女の子の名前と見た目がほとんど一致しないまま読み終えてしまった 1巻にしてはキャラが多かったというのもあるし、単に私がKindleでささっと読んでしまったのもあると思う すまん
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主人公の人生論、美学てきなものに好感を持てたり、驚き、新しい発見があったりして、とてもよかった。ライトノベルというより、小説に近い感じでとても好き。
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地元でコラボキャンペーンが始まったので、大人がラノベってどんなもんだろう?と興味本位で読んでみました。ライトノベルってどういう定義だっけと分からなくなるくらいちゃんとした小説でした。 リア充とか非リアとか陽キャとか陰キャとか、昔はなかった言葉が溢れていて、それに惑わされて自分を...
地元でコラボキャンペーンが始まったので、大人がラノベってどんなもんだろう?と興味本位で読んでみました。ライトノベルってどういう定義だっけと分からなくなるくらいちゃんとした小説でした。 リア充とか非リアとか陽キャとか陰キャとか、昔はなかった言葉が溢れていて、それに惑わされて自分をどこかの枠にはめなきゃいけない。しかも仮にどの枠にはまったとしても、周りの目を気にしながら自分の立場を演じていかなきゃいけないのですね。最近の子は大変だな〜。 若い読者を励ます素敵な言葉がたくさんあったので、学生さんはぜひ読んでください。
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シンプルに超おもろいっす! だけど、一部では人を選ぶかも。 ガチで引きこもった経験があったり、生きるか4ぬかを迷った経験のある人には、正直千歳の言葉は響かないと思いますね。毒親だったり、貧困家庭だったり、そもそも「美しい」という理想に向かって努力して生きる土台すら生まれつき持っていない人間はどうすればええねんとか読んでて思っちゃいました。 もちろんそういう人たちに向けての作品ではないと思うので、気にするだけ無駄かもしれませんが。 でも、純粋にライトノベルとしては最高でした!
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---説明--- カーストトップに君臨する千歳朔。 そして出会っていく女の子の悩みや友達の悩みを解決していく中で恋愛、友情などの気持ちが交差する物語。 もっと深い! ---感想--- 初めてちゃんとしたライトノベルを読んだ。 初めは読みづらさを感じたのだけれど、 どんど...
---説明--- カーストトップに君臨する千歳朔。 そして出会っていく女の子の悩みや友達の悩みを解決していく中で恋愛、友情などの気持ちが交差する物語。 もっと深い! ---感想--- 初めてちゃんとしたライトノベルを読んだ。 初めは読みづらさを感じたのだけれど、 どんどんと引き込まれてしまった。 と言うか真逆のカーストと言われていた二人を どんどん好きになった。 10代でこの小説に出会いたかったなと思った。 今の悩める若者たちやその他大勢に(皆んなに)読んで欲しい! 甘酸っぱいと言う感じではなく、 ガッツリと青春できる小説という感じ。 男同士の友情的なものに弱いのかも知れない。 4.5時間で読める
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青春恋愛モノを予想していたけれど、いい意味で裏切られた(ラブコメはラブコメだけど)。 主人公はトップカーストのリア充。周りからねたまれつつも好きな友人たちと楽しい毎日を過ごしている。 先生から、引きこもりのクラスメイトを登校させるよう頼まれたことがきっかけで、オタサー姫に振られて...
青春恋愛モノを予想していたけれど、いい意味で裏切られた(ラブコメはラブコメだけど)。 主人公はトップカーストのリア充。周りからねたまれつつも好きな友人たちと楽しい毎日を過ごしている。 先生から、引きこもりのクラスメイトを登校させるよう頼まれたことがきっかけで、オタサー姫に振られて引きこもってしまった非リアの健太が「ざまあ」するのに手を貸すことに。リア充仲間たちの手も借りて、健太を雰囲気イケメンに仕立てていき…。 青春ものの形を借りた、男の美学、いかに生きるかの哲学の話だった。 千歳くんは何でもこなして飄々としているようで、とてもストイックでいろいろ考えているし、「あの日見た月のように美しくありたい」と自己を律し続けている。 これを読んだ若い読者が憧れて彼を目指してくれたらいいな、と思うようなキャラだった。 手を貸す相手である健太が同性なのもよかった。異性だと雑音が入ってしまうけれど、恋愛感情のない同性だと純粋に手助けであり仲間のためになる。 洒脱でおもしろい会話、文章のテンポもよく、読むこと自体が楽しかった。作者はもともと純文学や一般文芸側の人だったというのは納得。 いい作品を読みました!
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