ノーサイド・ゲーム の商品レビュー

池井戸潤(著者)

2019/07/14

いつものパターンだけど、心に響くものがある。
本当に真剣になったのは、いつだったのか…
本気で取り組んでいる姿は人を熱くする。
世の中には、この本で描かれる以上に泥臭くて青臭くて、でも輝いている人たちがいるんだろうな。
少しでもそれに近づけるように。

2019/07/12

君嶋はトキワ自動車本部で経営戦略室にいたが、社内の天敵と対立し、工場の総務部長へ出向となる。未経験なのに会社が持つラグビーチームのゼネラルマネージャーとなる。チームは低迷しており、ラグビー業界は問題が山済みであった。経営戦略のプロとして、改革に取り組むが、既得権益のある人々やぬるま湯につかった人々から抵抗を受ける。
社会に生きる人々を描いた話で、ラグビーが絡められ、様々な問題を指摘しつつ、立ち向かう姿を描いています。
ドラマが同時に始まりましたが、ドラマに差し込まれたメロドラマのような部分が僕には合わず、小説の方が好みでした。

2019/07/12

ドラマの1話を見てから読み始めた。
あの過剰演出ぶりと対照的な、池井戸作品らしいスッキリとした読み出し。
せっかくの池井戸作品デビューの大泉さんには大変気の毒だが、原作の君嶋の方がよほどスマートで、おそらく第1話分に相当する原作は、登場人物たちがより生き生きとしていた。そもそも同じ作品なのかと疑いたくなるような、ドラマのドンチャンぶりなのだが。
そして第2話以降、君嶋がどのようにスマートさを身につけていくのだろうか、そんな見方をせざるを得ないほどに、原作はスマートだ。
池井戸作品らしいいつもの清々しさとともにエピローグを読み終えた。

2019/07/10

非常に爽快感があり、また読み応えのあった作品だった。

ラグビーは全く知らなかったので読む前は少し抵抗があったが、池井戸さんらしく経営面からの話が多かったので読みやすく、またいい意味でラグビーのよさを知れた。

ワールドカップに合わせて執筆されたと思われるが、良い意味での宣伝となるでしょう。

まだドラマ版は1話しかみてないが、個人的には本の方が最初からワクワクして読破できた。

2019/07/09

ラクビーワールドカップを控え　良いタイミングですね。
ドラマと　並行して　読んでいくと　楽しいです。
このキャラクターは　誰が　演じるのかな。とか。
本当の敵は　誰なのか。
池井戸作品　最後は　スッキリしますね。
企業スポーツものは　やはり　大好きです。
ルーズベルトゲーム　陸王しかり。

2019/07/08

いつもの池井戸節です。
実力も人望もあるのに逆境に立たされた主人公が周りと力を合わせて社内の悪を倒す。
ちょうど今年の秋に、ラグビーワールドカップ日本大会が開催されるので、ドラマ開始のタイミングとしてはベストだが、この内容でワンクール持つのかね。

2019/07/08

スポ根ものかとおもったが、さすがは企業小説のプロ、見事に経営とミックスしたストーリーになった。敵が味方に、味方が敵に。が物語に深みを持たせ感情移入させる。会社内外の物語をミックスするという新技法に脱帽。

2019/07/07

いや企業スポーツとして自分が勤めている会社もラグビー部があるので親近感たっぷりで僕にとっては★５つです！！

読んでから見るか、見てから読むかというところで本日からTVが放映されるわけだけども、昨日ひょんなタイミングで書店に行くタイミングあり購読・イッキ読み！

ラグビー界も池井戸さんの力を使って、世の中に広めていこうとしているのか、池井戸さんご自身が動かれたのかはわかりませんが、ワールドカップイヤーのこのタイミングでみなさんにラグビーにもっと身近になってもらいたい、ぜひ読んでほしい本です。

信頼と実績のオオハシ書庫へ、また新たなメンバーが加わりました。　早い者勝ちでお貸出しできますよ！！

2019/07/06

トキワ自動車　経営戦略室次長の君嶋隼人は、滝川常務が進める大型企業買収に反対し、横浜工場総務部長へ左遷される。慣例で総務部長がトキワ自動車のラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務することとなっていた。ラグビーなど全く関心のなかった君嶋だが、チームの維持のため毎年１６億円も投入されている現実に経営の観点から問題を意識し始める。低迷し続けるアストロズを立て直すためゼネラルマネージャーとしてあらゆる難敵に立ち向かう。企業チームとしての存在意義を求め続け、ラグビーを愛する者たちの未来を繋ぐために君嶋は戦う。
池井戸作品らしく、即座に引き込まれ期待を裏切らない展開に胸が躍り、感動が駆け抜けます。

2019/07/06

ラグビーをテーマにした企業スポーツ小説。

TVドラマが始まる前に読みました。
タイトルからも「ルーズヴェルト・ゲーム」と比較されるようですが、残念ながらそちらはTVも小説も見ておりません。
ラグビーを蹴球と呼ぶのは著者と同じ大学出身の自分としては違和感はありませんでした。
いつものパターンではあるものの、最後まで面白く読ませきる手腕は名人芸ですね。
ラグビー協会をかなり辛辣に糾弾しているので、TVでそこまでやれるか見ものです。
これで予習はばっちりです。