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本当の翻訳の話をしよう の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2024/05/18

▼村上春樹さん柴田元幸さんによる、米文学オタク本とでもいうべき一冊ですね。どうやら柴田さんが作っていた雑誌に載ったものをまとめたらしく、であるが故か割と「みんながわかりやすいように配慮」については頓悟したレベルの「ノーケア」(笑)。正直僕はそんなにアメリカ文学傾倒していないので、...

▼村上春樹さん柴田元幸さんによる、米文学オタク本とでもいうべき一冊ですね。どうやら柴田さんが作っていた雑誌に載ったものをまとめたらしく、であるが故か割と「みんながわかりやすいように配慮」については頓悟したレベルの「ノーケア」(笑)。正直僕はそんなにアメリカ文学傾倒していないので、話の八割はわかりませんでした。まあでもそこはかとなくオモシロいレベルには本として作られています。 ▼主なコンテンツはおふたりの対談原稿。多くのこの本と同じく僕も「村上春樹さんファン」がこの本を読んでいる動機なんですが、実はこの本でいちばん面白く読んだのは、柴田さんの単独原稿(とはいえ、元はこれも講演か講義だと思うんですが)の、「日本における欧米文学翻訳の歴史」みたいなのがいちばん面白かったです。森鴎外さんって、「村上春樹レベル」に翻訳しまくってたんだあ・・・とか。鴎外サンはさらに医者であり高級官僚だったわけで、そりゃあ村上さんほどは小説は(分量的には)書いてないよなあ。書けるわけがない。 ▼「復刊してほしい絶版海外翻訳本」というコーナーがあって、そこに仏語の、メグレものの「男の首」があったのがなんだかうれしかった(笑)。

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2024/03/06

大好きなお二人の翻訳に関する話はとても興味深くて楽しい。 2人で同じ小説の一節を翻訳して比較することができる機会を持てるなんてなとても有意義な時間。どちらも素敵で。

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2023/12/12

特定の分野をすごく深く掘り下げている人が、いろいろな所にいることをあらためて感じた。 正確な柴田訳と読み易い村上訳のどちらを選べば良いか難しい。

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2023/07/17

出版社・編集の問題があると思うのだけれど、題名で選んだ自分としては、240ページまでは序章。 村上・柴田両氏の英米文学書に対する思いの対談。残念ながら自分にはここに掲載されているほとんどを読んだことがないので、彼らの熱い思いを理解する事が出来なかった。 題名と同内容の箇所は、...

出版社・編集の問題があると思うのだけれど、題名で選んだ自分としては、240ページまでは序章。 村上・柴田両氏の英米文学書に対する思いの対談。残念ながら自分にはここに掲載されているほとんどを読んだことがないので、彼らの熱い思いを理解する事が出来なかった。 題名と同内容の箇所は、最後の最後にホンのちょこっとなのだけれども、内容は豊か。訳にあたっての2人の思考回路が明らかになって面白い。 敢えて偉そうに言わせてもらうと、お二人の訳は共に、大仰すぎる様に感じてしまう。もっと軽いノリの雰囲気になっていても良いのではと思う。 村上氏の「翻訳のコツは二回読ませないこと」とあるが、本当にその通り。翻訳書で何回読んでも内容が理解できない文に何度も遭遇したことか。そんな本に限って、「原文の味をそのまま活かした訳を心がけた」などと書いてあったりする。 少なくとも主語と述語のつながり位は、はっきりさせてもらいたいし、自分の理解力欠如を棚に置いて言うならば、翻訳書であるが故に、簡易さを求めても良いのではないだろうか?

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2021/12/25

一番おもしろいと思ったのは、村上春樹と柴田元幸の訳が並んでいるところ。比較してみると、当然のことと言えば当然なのだが、訳し方・雰囲気が全然違う。同じ作品でも、翻訳者によってこんなにも違うのかということが分かると、海外文学の新旧訳書の読み比べをしてみたくなる。

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2021/11/07

たとえアメリカ文学に詳しくなくても、それぞれの作者の特徴もよくわかりとても楽しめます。 村上さんと柴田さんが翻訳において何を大切にしているかが、実例でより詳しくわかります。今まであまり翻訳に興味を持っていませんでしたが、関心が高まり翻訳本を2倍楽しめそうです。

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2021/08/28

かなりマニアックだが、解説もついていてわかりやすかった。ジョン・チーヴァー、グレイスペイリーの作品を読んでみたくなった。日本翻訳史にも触れられて良かった。

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2021/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上さんの小説もエッセイも好きだし、ちょっと読んでみるか、ってな軽い思いで読んでみたのですが、すみません。案外ガチでした。コレ。マジで「本当の翻訳の」話でした。ガチすぎて、ちょっと付いて行けませんでした。「そ、そこまで専門的にならんでも、、、すみません。僕が踏み込んではいけない領域でした」ってな感じ。いやあ、ガチだったなあ~。 あ、アレですね、海外の有名小説の一部の和訳を、村上春樹さんと柴田元幸さんがそれぞれ訳して、原文と、それぞれの訳を3つ同時に並べる、ってところは、試みとしては凄く好きでした。おもしろいなあ~。 人によって、あんなに翻訳の文章って、変わるんですねえ、っていうね。文章って、ホンマに人を表すんだよなあ、ってことが、よく分かります。とある外国語の作品を、誰かが訳す。そこにはそれぞれの訳す人の人生そのものが顕在化するのだ、って感じ?大袈裟に言いますと。翻訳、という行為そのものは、やっぱり、面白いですね。それはシミジミと思いました。うむ。

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2021/05/20

 Monkeyは毎号買っており、ここに収められた内容もそこで読んでいたので、特に真新しい発見とかはなかった。  なんだろう、なんというか……一冊の本にまとまったとしても、可もなく不可もなしって印象。  つまらなくはないのだけれど、あまりググッとはこなかった。  それにしてもこの両...

 Monkeyは毎号買っており、ここに収められた内容もそこで読んでいたので、特に真新しい発見とかはなかった。  なんだろう、なんというか……一冊の本にまとまったとしても、可もなく不可もなしって印象。  つまらなくはないのだけれど、あまりググッとはこなかった。  それにしてもこの両者、本当に多くの本を読んでいるなぁ、とこれが一番感心したことかも。

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2020/12/22

刺激を受けた箇所がいくつもあったけど、 二人の知識がすごすぎてついていきたかったけどついていけなかった(^^)知識量が羨ましい こういうの日本文学でもやってほしー! アメリカ文学また読んでみたくなった。

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