実験思考 の商品レビュー
ビジネスにおけるWhyの手前、日常に埋没した不便と向き合うこと、パラダイムを変えるための仮説をたて実験すること。それが実験思考だと理解した。 この書籍自体が実験という趣向はなかなか面白い。
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手にとった時、安っと、感じたのだが、この書籍の販売すらも著者の実験であった。 世の中の不便さを感じたらメモしておき、常識とか固定観念抜きでゼロベースで仮説を立案、儲かる、かつ、狂っていると思われるビジネスを立ち上げていく。 そのビジネスは著者にとっては実験であり、結果を楽しみにし...
手にとった時、安っと、感じたのだが、この書籍の販売すらも著者の実験であった。 世の中の不便さを感じたらメモしておき、常識とか固定観念抜きでゼロベースで仮説を立案、儲かる、かつ、狂っていると思われるビジネスを立ち上げていく。 そのビジネスは著者にとっては実験であり、結果を楽しみにしているだけである。 東京都港区に住む人とは異なる、地方に住む一般家庭、すなわち、99%をターゲットにできる、大きなビジネスを考える。その場合、シンプルさ(小難しくない)が求められる。また実験結果としては世の中性善説で成り立っていることに気づいたという。今後人は考えずに行動できるようになっていくことも見据えている。また世の中の動向には注視し、半歩先(1年後ぐらい)で流行るであろうサービスを展開していく。これは10年も前にカーシェアリングのサービスを展開した際の失敗に起因している。 加えて、筆者は得意なことのみに注力し、苦手なことは他者に任せる。そのため、得意なこと、苦手なことを明確に把握している。 なかなか自身では至ることがない大胆な考えを著者は持っており、少しでも自身の日常生活に実験思考を取り入れていければと考える。
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仮説ドリブンのために全てをかけたいって気持ちに共感しました! ・違和感をスルーしない ・インターネット村の住人にならない 上二つはパワーワードすぎる。。 ・サービスに「最高」の感覚があれば成功する ・悪 い人が何割いるか見積もっておく ・「悪い人を疑うコスト」をスキップする...
仮説ドリブンのために全てをかけたいって気持ちに共感しました! ・違和感をスルーしない ・インターネット村の住人にならない 上二つはパワーワードすぎる。。 ・サービスに「最高」の感覚があれば成功する ・悪 い人が何割いるか見積もっておく ・「悪い人を疑うコスト」をスキップする ・倉庫どうするかとか想定していなくてもなんとかいく 上4つは共感+もっと日本で浸透してほしい! 未来について共感 ・思考停止系が流行る ・衣食住は無料になる ・エンタメが強くなる ・暇になる ・所有する人所有しない人に分かれる 未来について斬新 ・スポーツはなくなる
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・狂ってると言われることが好き。 ・狂ったことをしよう。0か1か振り切れ。 が信条の著者。本全体を通して淡々とした文面ではあるものの、心の中は煮えたぎるように熱いことが伝わってくる。熱狂駆動な人なんだろう。 目の前のものを写真撮ってアップロードするだけで現金化できるアプリ『CA...
・狂ってると言われることが好き。 ・狂ったことをしよう。0か1か振り切れ。 が信条の著者。本全体を通して淡々とした文面ではあるものの、心の中は煮えたぎるように熱いことが伝わってくる。熱狂駆動な人なんだろう。 目の前のものを写真撮ってアップロードするだけで現金化できるアプリ『CASH』をサービス提供したことで世の中に広く知られた著者。理由は、1億円をばら撒いたらどうなるかを知りたかったから。まさに実験だ。思考して、実践している。 そんな実験大好きな著者が、本書に面白い仕掛けを施した。『実験思考』そのものを使った、ある実験をやろうと。それが、 「本の価格を自由に読者に委ねてみたら、定価で売った場合より儲かるのか?」 というもの。名づけて、『価格自由』だ。 私はサガン鳥栖のファンだが、2017/05/27に行った『値段のないスタジアム』に似た取り組みだと感じた。 サッカーの場合、結果次第で変わる、試合内容次第で変わる。選手にもファンにも経営するチームもドキドキが生まれる。 比較すると、本書の差別化ポイントとしては、本なので内容が担保されている点、支払う額によって著者からより密な情報提供があったり、著者の日常を覗き見するなんていうものまであったりする。著者の考えを取り込みたい人にとっては画期的だろう。AKB48グループのファンとのインタラクティブな交流に近いものを感じる。 規制緩和が進んだり、テクノロジーの発達によって、アイディアを即実行する環境が以前より格段に良くなった現代で、熱狂して実験することが明日のイノベーションを生む。そんな人が増える、熱狂駆動の人が増える本だ。
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NEWSPICSから本のプレゼント。 ★内容が薄い気がした。この方の作ったサービス利用者だったらまた印象違ったのかも。 ★気になった、学びになったこと ◯人を疑う行為をなくしたら、相当なコストをセーブできる、性善説に基づいたサービスをしたい とのこと →働いている保険会社の本人確...
NEWSPICSから本のプレゼント。 ★内容が薄い気がした。この方の作ったサービス利用者だったらまた印象違ったのかも。 ★気になった、学びになったこと ◯人を疑う行為をなくしたら、相当なコストをセーブできる、性善説に基づいたサービスをしたい とのこと →働いている保険会社の本人確認業務が、リスクと人的負荷(コスト)の兼ね合いの問題であるのを実感しているので、うなづけた。 ただ筆者が例にしてた自動改札、自分は当たり前と思ってしまっている。こういうのもそもそもどうなのかと疑ってみるのが進んだ人なんだろうな。 ◯不便なことだらけ、ぼくだったらこうするをメモ →この不便っていう感覚大事。そんなもんだろうなと思ってしまいがち。 ◯いいねも悪いねも信じない。世の中の反応が唯一の答え →会社で変えたいことがあったとき、やる前の個人の意見を気にしがちなんだけど、全体にばらまいたときにどうか?が答えなんだよな。 ◯覗き見市場に需要ある →おもしろい。何のか考えてみるのもいいかも。 ◯いらないモノは極限まで削る、旅行サイトで名前の漢字もナシ →会社でも前からあるから残すっての多い。削るための確認とか考えると。でもそれでずっと負荷かけるのって結局はコスパ悪かったり。この潔さ大事。
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2019年10冊目。 とても面白い。タイトルの通り、この本の販売方法自体がある実験になっている。原価の390円+税で販売し(電子書籍は0円)、QRコードから特設ページに飛ぶと、投げ銭的に好きな額を払えるようになっている。読み手の満足度に応じて価格が決まる方法は、通常の売り方より...
2019年10冊目。 とても面白い。タイトルの通り、この本の販売方法自体がある実験になっている。原価の390円+税で販売し(電子書籍は0円)、QRコードから特設ページに飛ぶと、投げ銭的に好きな額を払えるようになっている。読み手の満足度に応じて価格が決まる方法は、通常の売り方よりもプラスになるのか、という実験。(高価格になるとクラウドファンディングの返礼のように特典が付くので、書籍の満足度そのものとは言い切れないかもしれないけど)。そういえば『ティール組織』の著者フレデリック・ラルーさんも、実験とは違うけれど、投げ銭制を何かで実施していたと思う。 著者の光本さんは、世の中で抱く違和感に敏感で、そこに対して「自分だったらこうするのに」とアイデア化する力がすごい。業界や分野を問わず、200ページ程度の中でもポンポンと出てくる。そういう感覚を得るために、「あえて普通の暮らしをして、マスの感覚を保つ」というのも興味深かった。専門知識を得ることに必死になりがちだけれど、「そんな専門知識を持っている人は少数派だ」という感覚を忘れては、多くの人に届くものは逆に作れなっていく懸念もあるのだと。 サービスのコンセプトの切れ味も素晴らしかった。「ブログを立ち上げる感覚でお店を作れたら」はSTORES.jpになり、「メルカリのスピードキャッシュのようなものができないか」はCASHになり...驚くほどシンプルで明快だけど、ツボをついたワーディングだと思う。 全体を貫いている光本さんの思いは、潔い性善説。多くのシステムのなかにある「人を疑う」ことを前提とした取り組みが、どれだけのコストを生み出しているか。ごく少数の悪い人たちによる不利益を防ごうとセキュリティを固めるのではなく、大多数の良き人たちを信じたサービス設計をすれば、そちらの方がずっとコストが低く、利益が出るのではないか、と。 読後、頭がスコーンと軽くなった感じを持った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
基本的に性善説とお金の前借りが多い感じの実験。 ただ、今回の本の価格設定はどちらかというとクラウドファンディングのきっかけづくりをハードル下げてる感じですね。
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この本税抜き390円(原価)です。 内容に見合う金額後から頂戴、というやり方。それ自体が面白い。 が、値段に応じたインセンティブがあって、純粋な本の価値の査定には使えないなあというのも思った。 思ったよりぶっ飛んでない。普通にビジネスネタを考えている人にとって参考になる本。 ...
この本税抜き390円(原価)です。 内容に見合う金額後から頂戴、というやり方。それ自体が面白い。 が、値段に応じたインセンティブがあって、純粋な本の価値の査定には使えないなあというのも思った。 思ったよりぶっ飛んでない。普通にビジネスネタを考えている人にとって参考になる本。 以下メモ ・性善説で考える ・港区に住んでいる自分の当たり前は0.01%くらい、普通の生活をする ・ズレが限界に達しそうな業界を狙う ・どれだけ頭を使わずに済むか ・そもそもの名義を会社にしておき、個人に帰属させない、シェアがしやすくなる
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