レンタルなんもしない人のなんもしなかった話 の商品レビュー
彼がTwitterに出てきた時に、凄い助かるなぁ…ってなりました。 私は結構現実世界では気疲れタイプで、IKEAに棚を買いに行きたいから友人に車出してもらうとか、ちょっと仕事を手伝って貰うのが苦手です。 ちょっとお茶しようもたまにしかしません。楽しいけど、疲れてしまう。そんな人間...
彼がTwitterに出てきた時に、凄い助かるなぁ…ってなりました。 私は結構現実世界では気疲れタイプで、IKEAに棚を買いに行きたいから友人に車出してもらうとか、ちょっと仕事を手伝って貰うのが苦手です。 ちょっとお茶しようもたまにしかしません。楽しいけど、疲れてしまう。そんな人間です。 なのでレンタルさんみたいな人がいたらなあと昔から考えていました。 このレンタルさんですが、私みたいに「気配を消して欲しい」ユーザーには気配を消してくれるし、「彼氏役」のときは何も起こらないけど彼氏役として存在するだけという、完璧な仕事ぶりはなんだか特殊な背景を背負っているに違いないということはすぐに分かりました。 ポスドクでありながら、その道を辞めて毎日を実験のような、ちょっとアウトローとも思える日々を送る彼は一見優しいお兄さんですが、何か近寄りがたい何かがあります。触れてはいけないものも。また、彼には殆どと言っていいくらいの「共感する力」を消しており、ルール以外の事はしないし、情に絡む依頼はお断りしていました。恐らくそんな姿が唯一無二の「レンタルさん」を完成させているのかもしれません。 この本にはレンタルさんが、レンタルさんを始めてから出会った沢山の人とのふれあいの記録が書かれています。お願いはごく簡単で、でも本人達からすればいつか越えなきゃいけない壁。例えるなら、ためた宿題、どうしても食べられないトマトのような…あと、意外と羞恥心からきている内容もあります。 その壁をともにのりこえる姿はなんとも面白く、依頼人の人生もまたある種、苦しみや悲しさのようなものを抱えつつ、とはいえ体験を通して、みな「ほっとしている」のが印象的でした。中々存在でもって、言葉無しで安心が出来る初見の人は珍しいとおもいます。ある種、色んな「大丈夫だよ」とかの言葉や気配が時に足枷になるのかという場合もある事を実感しました。 この後彼は色々と大変なネット炎上にあったりと大変でしたが、今も活動していました。このレンタルさんの人生もまたどのように変化していくのか、気にかかるところです。
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今年(2020年)、コロナ禍で中断して4月から10月までやってたNEWSの増田君主演の連ドラの原作的作品。ドラマはうまく作ってるもんだと感心したが、それ以上に実際にこういうことをされてたんだと感心。ポール・マッカートニーのコンサートに行ったり、いろいろ美味しいもの食べさせてもらっ...
今年(2020年)、コロナ禍で中断して4月から10月までやってたNEWSの増田君主演の連ドラの原作的作品。ドラマはうまく作ってるもんだと感心したが、それ以上に実際にこういうことをされてたんだと感心。ポール・マッカートニーのコンサートに行ったり、いろいろ美味しいもの食べさせてもらったり、実現はしなかったけどカンボジア招待もあったり、ビックリ。羨ましくはないが改めて凄いと感心
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一見すると何もしてないけど、そこには人との強い繋がりがあって、何もしてないのに大きなモノを生み出してる。新しいビジネスモデルが見えて面白かった。
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かぜのたみさんとYouTubeでコラボしていたのを見て、なんだか面白そうな人だなぁと思っていた。 やはり興味深い面白そうな人だった。 野球観戦に行く予定だった人に、「面白いからもっと数学の話をしてくれと言われるほど頭がいい人なのだろう。
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2020/9/28 916||レン (3階日本の小説類) 一人では寂しいこと、恥ずかしいこと、友達ごっこなどなんでも依頼があれば交通費・食費(実費)以外は受け取らず付き合ってくれる。 条件は「なんもしないこと」、ただ、一緒にいるだけ。 いろいろな依頼への対応が私たちの心をほん...
2020/9/28 916||レン (3階日本の小説類) 一人では寂しいこと、恥ずかしいこと、友達ごっこなどなんでも依頼があれば交通費・食費(実費)以外は受け取らず付き合ってくれる。 条件は「なんもしないこと」、ただ、一緒にいるだけ。 いろいろな依頼への対応が私たちの心をほんわかされてくれます。 世の中にはいろいろな人がいるんだということも気づかされます。 テレビでも何度か紹介されました。
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前に読んだ「つけびの村」と「ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない」にレンタルなんもしない人さんがさりげなく登場してて、この人はいったい??と思い読んでみた。 とにかく頭がいい人なんでしょうね。 あと人とコミュニケーションを取るのがうまいのかな~ なかなか出来そうで出来な...
前に読んだ「つけびの村」と「ぼくが13人の人生を生きるには身体がたりない」にレンタルなんもしない人さんがさりげなく登場してて、この人はいったい??と思い読んでみた。 とにかく頭がいい人なんでしょうね。 あと人とコミュニケーションを取るのがうまいのかな~ なかなか出来そうで出来ない事だと思いますよ。 結構役立つ事柄が多いって事にも驚きで、今の時代いた方がいい人なのかな~なんて。
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様々な依頼があってそれが楽しい さらになんもしないということが成り立つことを分析することもできそうで、学術的にも面白そう 自分もしたい
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果たして「なんもしない人」でいることは本人にとって幸せなのか、どうなのか?まあ、世の中に一定のニーズがあることは分かった。
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読むのが遅い私でも2日で読めた。面白かった。 エッセイとは違って人の日記を読んでるようで、様々な人間がいるんだなって思える。ノンフィクション。
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存在は以前から知っていた。 レンタルをしたことはないが、一度だけ、したいと思ったことはある。 と言っても、そのことが終わってから後から考えて、しておけばよかった。。と思ったのだけど。 どんな依頼が来ているんだろ?というのが疑問で読み始めたが、色々だ。 そして、色んな人間がいるな...
存在は以前から知っていた。 レンタルをしたことはないが、一度だけ、したいと思ったことはある。 と言っても、そのことが終わってから後から考えて、しておけばよかった。。と思ったのだけど。 どんな依頼が来ているんだろ?というのが疑問で読み始めたが、色々だ。 そして、色んな人間がいるなー。。。というのが感想。(人ではなく、あえて人間と書く) 自分が、レンタルをしたかったのは、家族3人中、1人が手術、1人がインフル悪化で入院をした時の手術立会。 予定時間を過ぎても呼ばれないあの不安だった時間。 あの時に、なにもしないけれど、ただ近くに人がいる。ことが欲しかったなーと、思った。 ただ人がいる。 これ、結構大きいことなんだよな。
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