ゆりかごに聞く の商品レビュー
まさきさんの親と子の話。相変わらず全体的に薄暗くて息苦しい。話の内容は入り組んで絡み合って、偽名も混じるから誰が誰だかわかんなくなったりもするけれど段々つながっていくさまは鮮やか。ただ彼に関しては全く見当がつかなかったなーあまりにも悲しい。宝子はまだやっと薄明かりが見えた感じだけ...
まさきさんの親と子の話。相変わらず全体的に薄暗くて息苦しい。話の内容は入り組んで絡み合って、偽名も混じるから誰が誰だかわかんなくなったりもするけれど段々つながっていくさまは鮮やか。ただ彼に関しては全く見当がつかなかったなーあまりにも悲しい。宝子はまだやっと薄明かりが見えた感じだけども、黄川田のやらかしは取り返しがつかないと思うな……もう離れた方がいいよ……みんなが自分の中にあるはずと信じてる母性や父性と向き合ったり向き合わなかったりする話。
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とっくに死んだはずの父が生きていた!!! なぜに? 残されたものを手にしても何が言いたいのかわからない。 そりゃ、調べるわ。調べてよかったのか、知らないほうがよかったのか。
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最近気にいって読んでいる「まさきとしか」。 これは、うーん、いまいち。 主人公のことが全く好きになれないんだよね。考え方も行動も。 最初の謎であったお父さんの死の偽装の理由が、 しっくりこないというか、それだけ?なんで?って感じで。 主人公宝子については、 実際の父親は極悪人で、母親は無感情の人で、弟は殺人鬼で、 育ての母親は欲しくもなかった子供を誘拐する犯罪者だし、 で、それは好きになれない女でもしょうがないか・・・
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主人公は新聞記者で、夫と娘とはある理由から別居中。そんな中、死んだはずの父親が、20年後変死体と発見された。父親から遺されたものは、少しの置き手紙と、殺人事件の切り抜き。なぜ、父はそんなものを残したのか、その心を知るために、主人公は調査を進め、さまざまな事件との関連を明らかにする...
主人公は新聞記者で、夫と娘とはある理由から別居中。そんな中、死んだはずの父親が、20年後変死体と発見された。父親から遺されたものは、少しの置き手紙と、殺人事件の切り抜き。なぜ、父はそんなものを残したのか、その心を知るために、主人公は調査を進め、さまざまな事件との関連を明らかにする。その裏には、思いもよらぬ真実が。
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面白かった。 昔亡くなった筈の父が、つい最近変死体で発見される。本当に父なのか、それならなぜ父は姿を隠していたのか… 少しづつ明らかになっていく事実と、プロローグがどう繋がるのか、最後までピリピリしながら読んだ。
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出生に秘められた悲しい物語。 プロローグ 一章 二章 三章 四章 五章 エピローグ 新聞社に勤める宝子のもとに、二十一年前に亡くなった父親の変死の知らせが届く。 娘を愛せず、離婚し、絶望的になっていた宝子は、父からのメッセージを受け取り、自分の出自をたどることに。 八王子...
出生に秘められた悲しい物語。 プロローグ 一章 二章 三章 四章 五章 エピローグ 新聞社に勤める宝子のもとに、二十一年前に亡くなった父親の変死の知らせが届く。 娘を愛せず、離婚し、絶望的になっていた宝子は、父からのメッセージを受け取り、自分の出自をたどることに。 八王子の阿部定様事件、産婦人科医殺人事件とのつながりが徐々に見えてきたとき、自分の驚愕の出生の秘密を知る。 誰しもが子供に母性を生ずるわけではない現実が、悲劇の連鎖を生む。 生まれてきた子供に愛情をそそげるかではなく、子供に自分の愛情を感じてもらえるか。深い。
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虐待を理由に娘を夫に奪われた宝子。21年前に死んだ父親が変死体で発見され、彼の持ち物から自分へあてた手紙とある事件の切り抜きを見つける。父親について調べるうちに…。確かにミステリですが、テーマは子供への愛。想像以上に重かったです。ベビーシッター経験のあるEXITの兼近さんの言葉を...
虐待を理由に娘を夫に奪われた宝子。21年前に死んだ父親が変死体で発見され、彼の持ち物から自分へあてた手紙とある事件の切り抜きを見つける。父親について調べるうちに…。確かにミステリですが、テーマは子供への愛。想像以上に重かったです。ベビーシッター経験のあるEXITの兼近さんの言葉を思い出しました。「子が生まれたときに親も産まれるんだ。最初からできる親は居ない。最初から立てる子供は居ない。」…抱え込まずに人に頼ることができますように。周りが理解してくれますように。哀しい子供たちが一人でも減りますように。
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11月-2。3.0点。 女性記者の主人公。21年前に火事で死んだはずの父が、ついこの間死亡したとの連絡が。 離婚して娘を手放した主人公、何組かの親と子を巡るミステリ。 サラッと読める。自分の出自が偶然に繋がるのが、こじつけ感が少しあった。まあまあの面白さ。
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初読みの作家さん。図書館の新刊コーナーで面白そうと思って借りた。あたりだった。子どもをかわいいと思えないって現実にあるんだろうなぁ。でもそれでよく産むよなとは思う。産むんじゃないよ。ほんと明美みたいな人間を相手に仲間たちが苦労してると思うとほんと産むんじゃないとしか言えない。男側にも子供を作った責任をもっと持ってほしいと思う。
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なんで苦手なのにこの人の本借りちゃうんだろう(›´ω`‹ )テーマが好みなのかな。『完璧な母親』の著者。 子どもを産むと、自動的に「母親」になる。母親になると「母性」が目覚める。……というわけでもない。分からないこと、ままならないことばかりで、泣いて悩んで怒って、さまざまな困難を乗り越えていくうちに形成されてゆくんだと思う。ただ、みんながみんなそうやって「母親」になれるわけじゃない。同じように「父親」になれるわけじゃない。 分かる。分かるんだけど、ストーリーとしては理解しがたい。実の娘との関係の行く末は納得したけど、待ち伏せして手紙回収したり、うーんなんかちょっとねー。 赤ちゃん誘拐の話は、角田光代の『八日目の蝉』の方が好きだし。うーん なんかねー。
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