おにぎりの文化史 の商品レビュー
歴博っておもしろい企画を考えるな〜。 出土品に化石化したおにぎりがあったり 絵巻に描かれていたりと 古代から日本人が親しんできた「おにぎり」 握って形を保つには粘り気が必要。 なので、日本のお米にはちょうどいい。 でも、各地で握り方が違ったりする。 そんな民俗学的な記事もあれ...
歴博っておもしろい企画を考えるな〜。 出土品に化石化したおにぎりがあったり 絵巻に描かれていたりと 古代から日本人が親しんできた「おにぎり」 握って形を保つには粘り気が必要。 なので、日本のお米にはちょうどいい。 でも、各地で握り方が違ったりする。 そんな民俗学的な記事もあれば 昔の土器で実際に作ってみる記事もある。 あと「ふるさとおにぎり百選」もいい。 正直、だいたい何をはさんでもおいしいのだ。 書いていたら食べたくなってきた。
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何気なく読んでみたら意外と面白い。 お墓のおにぎりにご銭が入っていたり、海苔はいつから巻かれていたかだったり、確かになんでと思うところが突っつかれていく。 おむすび、おにぎり、握り飯の言い方など地域性が全国チェーン(コンビニ)の商品化で薄れていくというのは納得。
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第58回アワヒニビブリオバトル「文化」で紹介された本です。 2019.11.05 第72回アワヒニビブリオバトル「【往路】お正月だよ!ビブリオバトル」第2ゲームで紹介された本です。 2021.01.02
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”見るだけで楽しめる!”という表紙の言葉につられて借りてみた。写真やイラストがフルカラーでふんだんに使われていているし、何しろおにぎりというあまりにも身近なものについてこれ程深く考察されているあたり、実に面白い。おにぎりという名前に始まって、その形や具材・味付け等々、文献や浮世絵...
”見るだけで楽しめる!”という表紙の言葉につられて借りてみた。写真やイラストがフルカラーでふんだんに使われていているし、何しろおにぎりというあまりにも身近なものについてこれ程深く考察されているあたり、実に面白い。おにぎりという名前に始まって、その形や具材・味付け等々、文献や浮世絵・絵巻物をひもとくだけでも十分面白いと思うが、遺跡から出土したおにぎりが出てくるわ、弥生時代・古墳時代の炊飯に挑戦するわで「…ガチやん( ゚Д゚)」気軽な読み物の域を超えてますがな。 学校では単に「弥生時代に稲作が始まった」と習っただけで、古代の米が今ほど粘り気のないものであったとか、炊飯方法もこんなにあるとは知らなかったし、まさに日本史の教材として打ってつけだと思う。ところで、土器片クッキー・ドッキーはどこで買えますか?(笑)
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2014年に横浜市歴史博物館で開催された企画展「大おにぎり展――出土資料からみた穀物の歴史」の展示図録を再構成した書籍。 おにぎり……我々にとってあまりにも身近な食べ物ゆえに、お米食べるようになった頃から当たり前に存在していたんじゃねーの?と思ってしまいがちだったのですが、そう...
2014年に横浜市歴史博物館で開催された企画展「大おにぎり展――出土資料からみた穀物の歴史」の展示図録を再構成した書籍。 おにぎり……我々にとってあまりにも身近な食べ物ゆえに、お米食べるようになった頃から当たり前に存在していたんじゃねーの?と思ってしまいがちだったのですが、そうではなかったんですね。 また、本書においてその「じゃあいつから?」を探る過程がとっても刺激的。文献資料や発掘された遺物などの「点」同士が、観察・分析・考察によって「線」で繋がって行く……! 普段から考古学系の書籍には全く馴染みのない私は、このような思考のプロセスそのものに大変わくわくいたしました。 コメの品種によって調理法は違う。調理法が違えば調理器具や食器も違う。コメのルーツを辿ることは、そのまま日本文化の歴史を辿ることなのだなあ……。 これからはおにぎりを握るたびに、弥生時代に思いを馳せてしまいそうです。
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ライトな見た目のヘビーな民俗学書 文化史というより、古代史 てか、米は古代につながるのね 銅銭入りのおにぎりが気になってしょうがなかった
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日本人と切っても切れない米。おにぎり。昔のヒトの痕跡を発掘や出土物、文化財の分野から物語る。日本史の福徳本、食育にも活かせそうですね。
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横浜市歴史博物館で2014年に開催された企画展の内容をもとに作られた本。素晴らしいです。 おにぎりって身近な食べ物であるが故に学術的な興味の対象であることすら忘れそうになるけど、きちんと研究を集めたらこんな立派な本が書けるんだなあ。
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「おにぎり」は、いつから握られたのか?考古学がガチでおにぎりの歴史にアプローチ。古代から現代にいたる日本人とコメの密接な歴史に迫る!!(e-honより)
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大変面白く、貴重な本だった。2014年企画展「大おにぎり展」の図録がやっと出たのか、と思ったら、それを基にした普及版だった。もはや幻の図録だったので、それはそれで素晴らしい。 おにぎりの歴史は、即ち日本人はどうやってお米を食べてきたのか、という大問題に直結する。おにぎりの文献記...
大変面白く、貴重な本だった。2014年企画展「大おにぎり展」の図録がやっと出たのか、と思ったら、それを基にした普及版だった。もはや幻の図録だったので、それはそれで素晴らしい。 おにぎりの歴史は、即ち日本人はどうやってお米を食べてきたのか、という大問題に直結する。おにぎりの文献記録を辿る第1章〜2章は、戦後のおにぎり呼称の変遷や、中世から近世にかけての絵巻物語や浮世絵に登場するおにぎりの姿を記録する。ご飯は主食なので、あまりにも当たり前に存在する。だからみんな、それぞれの地方色豊かなおにぎりを作っていたことの自覚がない。そして、実は国民のイメージが「三角おにぎり」に劇的に変化したのも1980年代で、つい最近のことなのだ。コンビニの普及によって国民意識が「統合」されたのである。つまり、歴史は現代も動いているのだ。また、中国地方だけは、まだ半分くらい「おむすび」の呼称か続いているらしい。そういえば私も「三角おむすび」とか言っている。 面白いのは、世界のおにぎり文化圏は日本以外では、タイ・ラオス・雲南地方だけらしい。粘り気のある米を使う中国や朝鮮半島でも、冷えた米飯を食べる習慣がなく、米飯とおかずを混ぜて食べることが多いのでおにぎりは無いという(韓国のキンパブはどう位置づけるのだろ)。だとすると、おにぎりは基本的に日本人の発明なのではないか? いつから始まったのか? 第3章にご飯や籾の炭化遺物がずらっと並んでいる。これだけのモノをよくも集めたと感心した。そして遺物観察と考察の結果、現存してる確定的な最古のおにぎりは、表紙にもある古墳時代横浜市北川表の上遺跡(6C)のものである事が明らかになった。いくつかの塊がくっついているらしい。しかも竹籠(弁当箱?)に入っていた。 おにぎりは弥生時代から始まっていてもおかしくないじゃないか? しかし、そうでもないらしい。ご飯を握れるように炊くまでには、古墳時代の蒸炊きを待たなくてはならなかったのである。実験考古学の説明が、実にわかりやすく出ていた。 炊飯の方法は、世界的にも大きく分けて6種類だ。 (1)湯取り法(炊き上げる)。途中で湯を捨てて炊き上げる。一部東南アジアで使用されていて、弥生時代もこうだったようだ。 (2)炊き干し法。現在の炊飯ジャーで炊く方法。 (3)蒸器で蒸す。赤飯・おこわなどはこれ。振り水で補う必要あり。古墳時代はこれだと言われている。 (4)湯取り法(蒸しあげる)。途中ザルなどにあげて蒸す。江戸時代文献にあり。 (5)煮る。お粥(炊き粥)を作るのに、使われる。 (6)炒め煮。西洋のリゾット、ピラフ、パエリアなどはこれ。 あと、チャーハンは炊いたご飯の再利用。雑炊は炊いたご飯の煮たもの。 私は弥生時代は蒸器はなかったのだから、雑炊やお粥が多かったと思っていたが、土器の付着物で他の穀物と混ぜて調理した例はないらしい。だとすると、ご飯を炊くのは、竪穴式住居の外で、かなり慎重に、技術を持って毎日作っていたことになる。感動する。それを高坏の食器を囲んで手づかみで家族で食べていた。パサパサのお米だったから、おにぎりは握れない。しかも、学芸員は三回試してやっとまともに炊けたのである、。そんなに苦労しても、お米が良かったのか?雨の日はどうしたのか?またもや新たな疑問が出てきた。古墳時代になって、やっとかまどを家の中に据えて蒸して炊くことができるようになる。 次第とパサパサ米から粘り気のあるウルチ米に変わって行く。そして弥生時代晩期から個別食器に変わって行く。食卓の情景はこの頃大きく変わったのだ。お箸が使われ始めたのも、この頃の少し後である。弥生時代、ご飯は必ず家族で鍋をつつくように手づかみで食べていた。人生の中で、食事がいかに大きな構成要素だったか、私は想像する。
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