レゾンデートル の商品レビュー
最近読んだ本の中でも特に面白かった。 よくよく考えれば「勧善懲悪」なのかな。。と。なんだかんだで昔ながらのストーリーが好きなんだなと思いました✨
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知念実希人氏のミステリー小説。久々の満点作品。小説家でありながら、現役の医師でもあるという神的なスペックが織りなす未体験のミステリーワールドにドップリハマってしまった。。末期癌を宣告された岬雄貴がジャックという殺人犯と関わる事で「自分の存在理由」「生きる意味」「死とは」というなん...
知念実希人氏のミステリー小説。久々の満点作品。小説家でありながら、現役の医師でもあるという神的なスペックが織りなす未体験のミステリーワールドにドップリハマってしまった。。末期癌を宣告された岬雄貴がジャックという殺人犯と関わる事で「自分の存在理由」「生きる意味」「死とは」というなんとも現役医師らしいテーマに沿って展開される物語。まず、登場人物への感情移入のさせ方が異常に上手い。人物の描写が現代にリアルにいそうである身近感と繊細且つ粒度の細かい描写がなせる技であろう。そして、医療描写がとても専門的であるが故にその描写が非常にリアルで残酷なのも特筆すべき点である。各章の細かい区分が各登場人物の主眼になっており、それぞれの点線が交わっていく伏線回収の仕方がこれまで見てきた作品の中ではNo 1。ミステリーだけでなく、PSYCHO-PASSな要素、ヒューマンな要素も多様に含んでおり、ページを捲る手が止まらない。。沙耶と雄貴の後半のやり取りに何度も涙を流しそうになった。。読み終わった後の彼らへの想いが止まらないくらい感情移入してしまうほど。「人生の価値はその人生を終える瞬間に決まる」は至言です。人生という素晴らしい有限の時の中でそれぞれの使命を全うし、周りの人と幸せな時間を後悔なく過ごす。改めて自身の命の大切さと尊さを感じさせる神作品でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
サスペンス。ミステリー要素は薄め。 息つく間もなく次から次へと展開が変わっていき、どんどん読み進めてしまった。 目次が主人公の気持ちの変化を表している。 最終的に主人公は、本人にとって意義ある人生を送れたのだと思う。 読み終えてスッキリした気持ちになった。
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Audibleで。 主人公は魅力的ですが、19歳少女に感情移入出来なくて、出てくるたびにモワモワしてました。 ミステリーというか、サスペンスというか、どういうジャンルかわからないけれど、聴き終えるまであっという間でした。
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audible聴き放題にて 面白かった ベタな展開と言えなくも無いけど こういうのが読みたかったんです やられました
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一気読みしてしまいました。 一つ一つのシーンがとても繊細で緊迫した状況が文章から伝わってきてドラマを見ていた気分です。 一人一人の視点で書かれていて読みやすかったです。
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語り手がこまめに変わるので、テンポ良く読めた。 それぞれの語り手の人生や境遇も描写があって、生きる意味とか愛とか命とは?とか…盛りだくさんだった。 そういうあらすじだと分かっていたけど、 人がたくさん死にます…
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これは一気読みしてしまう。 さすがに著者が医師だけあって、本筋は医療小説ではないのでむしろ迫力がある。 ガン患者がありえないような立ち回りをするが、それも小説の中でのエンタメ的な要素として楽しめば良いと思う。 ただ人が割と死にます…
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+++ 幻のデビュー作! サスペンス×ミステリー 私がジャックです―― 殺人者の〈存在理由〉とは? 末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。 ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが――。 そのカードは、連続殺人鬼「切り裂き...
+++ 幻のデビュー作! サスペンス×ミステリー 私がジャックです―― 殺人者の〈存在理由〉とは? 末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。 ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが――。 そのカードは、連続殺人鬼「切り裂きジャック」のものと同じだった。 その後、ジャックと岬の奇妙な関係が始まり……。 最注目作家、幻のデビュー作! 2年連続本屋大賞ノミネート、知念実希人の魅力が凝縮! (『誰がための刃 レゾンデートル』改題・改稿) +++ 末期がんを宣告された医師・岬雄貴は、絶望し、無為無気力な日々を送っていたが、ふとした偶然から切り裂きジャックの共犯者になる。ジャックと名乗る連続殺人犯の存在理由と、その後の展開で守るべきものを得た雄貴の存在理由とが、交錯する。残されたわずかな時間をどう使うか。守りたいものは守り切れるのか。病魔と殺人鬼と、執念との戦いである。テンポよく進んでページをめくる手が止まらなくなるのだが、想像すると凄惨で悲惨な場面が多いので、なるべくリアルに想像しないように読んだ一冊でもあった。
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真相に近付いていく過程は面白かったんだけど、ちょっと、人殺しすぎ。 あの刑事さん、最後残念だったな。
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