女子的生活 の商品レビュー
主人公のように生きたい トランスジェンダーで生きにくい世の中の嫌なところもたくさん描写されてるのにそれに負けない繊細ででも芯の強い主人公の魅力に勇気をもらえた。 自分の気持ちだったりジェンダーに対する考え方だったりきっと変動するものだからまた読み直して考えたいなって思う素敵な...
主人公のように生きたい トランスジェンダーで生きにくい世の中の嫌なところもたくさん描写されてるのにそれに負けない繊細ででも芯の強い主人公の魅力に勇気をもらえた。 自分の気持ちだったりジェンダーに対する考え方だったりきっと変動するものだからまた読み直して考えたいなって思う素敵な物語でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
身体は男性だけど、心は女性的で恋愛対象も女性。 そんな主人公のお話だった。 普段から綺麗にお化粧をして、着たい服を来て女性トイレにも入る。 会社にも家族にもカミングアウト済で、自分を特別とも思わないし、卑下することもない。 自分らしく生きる姿が凄く魅力的だった。 主人公の周りも特に特別扱いしない。 主人公が女性であっても、男性であってもどちらでも良い。その人が好きだから一緒にいる。 当たり前に過ごす感じが好感が持てる。 家族へカミングアウトする話や、最後の合コンの話も好きだった。 読みやすくて、各キャラクターもイメージしやすい。 この作者さんの文章が改めて好きだなって感じた。
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面白かった。 テレビドラマ感覚でさらっと読めて、楽しい気分になる本だった。 何にも考えたくないときとかにおすすめ。
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戸籍上は男性で、トランスジェンダーかつレズビアン?という複雑な背景をもつ主人公 みき。 彼女が生きてゆく中で遭遇するいろんなエピソードが実際にあったことかもと思えるほどリアリティを感じるもので、だけどユーモアと気合いと理解ある友人のおかげで悲壮感がなる明るく生きているところが良い...
戸籍上は男性で、トランスジェンダーかつレズビアン?という複雑な背景をもつ主人公 みき。 彼女が生きてゆく中で遭遇するいろんなエピソードが実際にあったことかもと思えるほどリアリティを感じるもので、だけどユーモアと気合いと理解ある友人のおかげで悲壮感がなる明るく生きているところが良い。 時々覗かせる将来への不安もまた納得できる。
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あんちゃんのイメージで読んでみた一冊 ふんわかのあんちゃんと全く違うミキのストーリーに こんなのも書けちゃうんだ!と驚きつつも 楽しくて引き込まれちゃいました
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格好よくて可愛いミキ。魅力的でぐいぐい読んでしまいました。 こういう人が自分の側にいたら、自分ならどんな対応をするだろう?たぶん、よく分からない気味の悪い人として、忌避してしまうだろうな。 知り合ってしまえば、ただ対その人、ってだけなのだけど。 ミキには、そのまま真っ直ぐに生き...
格好よくて可愛いミキ。魅力的でぐいぐい読んでしまいました。 こういう人が自分の側にいたら、自分ならどんな対応をするだろう?たぶん、よく分からない気味の悪い人として、忌避してしまうだろうな。 知り合ってしまえば、ただ対その人、ってだけなのだけど。 ミキには、そのまま真っ直ぐに生きていって欲しい。
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女の子になって女の子と付き合いたいミキ。アパレル系に勤めて東京で一人暮らししながら女子力を高める。ジェンダーに真っ向から向きあって清々しい。同居することになった元同級生小川もいい味出している。
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以前ドラマを見ていたんだけど、途中から流し見だったので内容が曖昧だった。 読んでいたら「そうそう、このエピソードあったわ!」と思い出してきた。 東京のアパレル会社で働きながら、見た目完全に女の子として暮らしているミキ。 どんなに綺麗な男性でも、骨格とかで男バレするのが普通だと思...
以前ドラマを見ていたんだけど、途中から流し見だったので内容が曖昧だった。 読んでいたら「そうそう、このエピソードあったわ!」と思い出してきた。 東京のアパレル会社で働きながら、見た目完全に女の子として暮らしているミキ。 どんなに綺麗な男性でも、骨格とかで男バレするのが普通だと思う(じっさい、このドラマのミキ役は、志尊淳くんだったけど、「女装してる男」の見た目だったもんな。男としてはあんなに可愛い系なのに…)。 だから、ミキが女子トイレに入っても違和感なくいられるほど女の子なのは、それこそ涙ぐましい努力の賜物なんだろうな。 ミキが、若い時しかできないことだと言っていたのは、すごく説得力があったなぁ。 たまに、女性の格好しているおじさんを見るけど、着てるだけの人も多いし、逆にやりすぎ感がある人もいる。 女の子に受け入れられるには、若くて可愛くないと…というのは、ミキのなかに葛藤としてあるんだと思う。 トランスジェンダー=水商売や芸能人、というイメージが私の中にあったことも気づかせられた。ミキみたいに、会社員として働いてる人もいるはずで、私たちと何ら違わない生活を送っている人もたくさんいるんだよな。 この本を読んでいたら、性の多様性について自然と考えていて、そもそも私もノーマルなのか?とわからなくなったほどだった。 私は女だけど、可愛いきれいな女性(アイドルとか女優とか)が大好きだし、子どもが生まれてからはかっこいいだけのイケメンに興味がなくなってしまった。そんな人たくさんいるよ!とつっこまれそうだけどさ。 Facebookで、たまに「恋愛対象:男性」「恋愛対象:女性」とプロフィールに書いている人がいるけど、突き詰めて考えたら、堂々と「私はこうです!」と宣言できる人の方が少ないのでは?と思ったりしました。
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軽く読めるが、扱っているテーマは決して軽くはない。 言葉の応酬も、心の声も、そうだね!と共感できる。
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女子的生活(新潮文庫) 著作者:坂木司 発行者:新潮社 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 刷り込みに流されるのはもうやめよう!
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