へいわとせんそう の商品レビュー
残酷な描写はないけれど、心にズシッとくる。 簡潔な文章とモノクロのイラストでここまで心に訴えかけるとは。
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20秒(もっと短いかも)読めて(見て)雄弁に”へいわとせんそう”を語ってる。 みかたのかおも、てきのかおも、みかたのあさもてきのあさも、みかたの赤ちゃんもてきのあかちゃんも、まったく同じ絵。ここに深く感じ入った。
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前半は家族やまち、うみ等が、平時と戦時でいかに違うかを対比させて描き、後半ではかお、日の出のあさ、赤ちゃん等、敵と味方で何も違わない、という、戦争の愚かさの本質が、シンプルな絵、構成で見事に描かれている。 心揺らす余韻が残る。
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たったこの1冊で伝えられることがたくさんある溢れてる 考えさせられるでも1番重要なことはそのままでもある 世界中のみんながこれを読めばいいのに
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『へいわのぼく』と『せんそうのぼく』を並べて違いを考えてみる。 戦争によって強いられる不安・恐怖の状態、戦争による街や風景へもたらす影響を、シンプルな言葉と絵で比較する。 最後には、「みかた」と「てき」の間の同じものも考える。 戦争をすることの虚しさみたいなことを感じる。 文:谷川俊太郎、絵:Noritake
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旅先で思いがけず出会った本。 みかたとてき、そう刷り込まれるから憎く見えていたものが自分と変わらない存在だったことがわかりやすく伝わるなあと思いました。 あと、どんなに戦争が進んだとしても、変わらず朝日が昇っていく日常と戦争の比較でもあったなあと
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シンプルなイラスト。「へいわとせんそう」 「へいわとせんそう」と「てきとみかた」の対比。 象徴的な状況をシンプルに提示している絵本。この絵本は自分で読む力がある、想像力のある子にはNoritakeさんのイラストとともに心に残る1冊だと思います。ただ、本が苦手な子には、大人から「これはどういうことかな?考えてみよう。」と想像への声掛けが必要なのかなと感じました。絵本は受けとめ方は人それぞれで、読んだ人の自由でいいけれど、もしテーマを強く伝えたいなら、互いに向き合う、意見を出す、そういう時間も必要かな、大事にしてもいいのでは?と思う絵本でした。
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解説の必要もない谷川先生印の絵本でございます。定番。 シンプルでも、きちんと怖さが伝わるのはさすが。
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最後の2ページがジーンときます。赤ちゃんにはへいわもせんそうも違いはない。大人は子どもを巻き込んでまでなぜ戦争に向かうのか。平和の基準が下がっていく。ただ生きていけることが平和だったのか。
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6年生のクラスで読み聞かせ。 どう紹介しようか考えに考えて、 「今年の2月、ロシアがウクライナに侵攻しました。 毎日のようにTVなどで報道されていて、 私たちが生きている世界で今、実際に戦争が起こっています。 これから紹介するのは、詩人の谷川俊太郎さんが書いた 『へいわとせんそう...
6年生のクラスで読み聞かせ。 どう紹介しようか考えに考えて、 「今年の2月、ロシアがウクライナに侵攻しました。 毎日のようにTVなどで報道されていて、 私たちが生きている世界で今、実際に戦争が起こっています。 これから紹介するのは、詩人の谷川俊太郎さんが書いた 『へいわとせんそう』という本です。 谷川俊太郎さんは、たぶん皆さんが小学校1年生か2年生の 国語の教科書で習ったあの「スイミー」を訳した方です。 他にもたくさん、みなさんが読んだ本を書かれている詩人です。 それでは、『へいわとせんそう』読みます」 て言って、読み始めました…… 見開きで、向かって左側が「へいわ」で右側が「せんそう」。 その繰り返しかと思いきや、「みかたのかお」が。 「てきのかお」はページをめくらないと分からないし、 めくって現れた顔を見て「えっ」驚愕させられる。 そう、そうなのよ。 そしてその次の「みかたのあさ てきのあさ」が 見開きページで紹介されるという構成に唸りました。上手すぎる。 で、最後はまた最初の仕様に戻って…… シンプル、だけど、だからこそとても力強く感じるメッセージが 強く深く胸に刻み込まれる。 現在、すごくよく読まれているというのに、納得です。 小学生にはどう感じたのか訊かなかったけど、 ちょっとでも「読んでもらったな」心に残ったらいいな。
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