へいわとせんそう の商品レビュー
この詩と共に載せる絵としてNoritakeさんのイラストが大正解過ぎる。シンプルで余計な書き込みがないからこそ、しっかり想像の余地を残してくれているし、「せんそうのよる」や「せんそうのくも」の演出にギョッとさせられる。最後のページの対比は今後何度でも味わいたい。
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平和と戦争がそれぞれ対比される形で進行する。 戦争のない日常がいかに幸せでありがたいことなのか改めて考えさせられた。 家族でご飯を食べ、勉強をして、暖かい布団で寝るという毎日当たり前のようにしていたことも戦争があったら真逆の生活を強いられてたかもしれない。 今の日本は平和な時代を生きているのだと、もっと自覚を持っていきたい。 後半で平和と戦争の対比から、味方と敵の対比になる。 平和と戦争はこんなにも違うのに、敵と味方はみんな同じ人間。 人間同士が、まったく同じ生き物同士が、争い、多くの命を奪う。 平和から戦争へと残虐な日常に変えていく。
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「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにがかわるのだろう。 シンプルな絵をとおして、じっくり考えてみましょう。 「戦争が終わって平和になるんじゃない。 平和な毎日に戦争が侵入してくるんだ。」 谷川俊太郎
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平和と戦争、味方と敵の二部構成になっており、言葉とイラストで分かりやすく表現されています。 後半の“せんそうのまち”から空気感が変わっていく表現が大変印象的でした。 前半の一部は少し無理矢理感があったので、違うシーンを切り取っても良かったのではと疑問に思いました。
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世界的には9/2が終戦の日なのですよね。 ということで、夏休み明けだけど子供たちに紹介した本です。 「敵だって私たちと同じ人間なんだよね」って再確認することができると思います…。
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極端ではある。だけどわかりやすい。 そしてわかりやすくわからないということを伝えている。 文章…というか、「ことば」と「え」。 どんなことを話しながら、お二人はこの本を作ったんだろう。 この短いことばと、シンプルな絵をどう選んだんだろう。
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家族の様子や朝日など、平和の時のそれと戦時下のそれを、谷川俊太郎さんのシンプルな絵とことばで比べて描いた本。 人の顔や朝日は戦時下でも同じなのに、なぜ争うの?と問いかけているように感じる。
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シンプルなイラストと 谷川俊太郎のシンプルな言葉で こどもから大人まで 自由な発想を与えてくれる。 そんな絵本。
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谷川俊太郎絵本★百貨展で手に取った絵本。多くのブク友さんのレビューも参考になる。 「みかた」も「てき」もそれぞれ家庭があり、生活があり、守るべきものがあるということを、ひらがなとかたかなとモノクロの挿絵で静かに訴えてくる。 じんわりとずっしりとへいわとせんそうの違いを感じさせる。...
谷川俊太郎絵本★百貨展で手に取った絵本。多くのブク友さんのレビューも参考になる。 「みかた」も「てき」もそれぞれ家庭があり、生活があり、守るべきものがあるということを、ひらがなとかたかなとモノクロの挿絵で静かに訴えてくる。 じんわりとずっしりとへいわとせんそうの違いを感じさせる。レビューにしばらくできなかったくらいの迫力。
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平和な日常を左ページ、戦争時を右ぺージに乗せた絵本。右ページの異様さは目立つよなあ。確かに訴える力はある。
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