15歳のテロリスト の商品レビュー

松村涼哉(著者)

2023/12/18

少年法という漠然とした知識しかない私にとって深く考えさせられる一冊でした。
展開も面白いため、重い内容でもテンポ良く読み進めることができました。

いつの世も法律を変える風潮は何かが起きてから。変えるって難しいなというのが率直な感想です。
15歳の少年はなぜこの事件を起こすことになったのか。そこまでしなければいけない理由は何なのか。その理由に辿り着いたときストンと着地できたように思います。

2023/12/12

疲れたぁァ_(›´ω`‹ 」∠)_
少年犯罪に関するお話。
加害者とその家族、被害者家族。
様々な立場の辛さと心の葛藤が見えて読んでいて苦しくなります。
ですが、そこまで重く書かれてはいないかと思います。テーマの割には読みやすいです。

2023/12/10

重い少年法の話なのかと思ったけれど思ったよりも軽い感じで被害者、加害者家族の立場で進んでいく。少年法をより都合よく捉え犯罪を犯していくところがちょっとラノベ感を感じた。

2023/11/27

すごく読みやすいミステリだと思った。
ミステリってこんな面白いの！？ってなった。
少年法について少し知る機会になったし、展開がひっくり返る瞬間にちゃんと自分で気づかせてくれる感じがたまらなく面白かった。
主人公の人間への考え方や家族を愛する心情が刺さる物語で読者が増えて欲しいと思う作品だった。

2023/11/27

泣いた

※この作者は
絶対進撃の巨人ファン

動き続ける=進み続ける
ぶっ壊す=駆逐してやる
その他諸々=本作でご確認を⸌⍤⃝⸍

とかエレン様の中二の特徴出てたっス(・∀・)

2023/11/21

　テロ、連日ニュースで聞く言葉だ。その裏にはいつも正義を主張するプロパガンダがあるような気がする。個人情報も投げ打って宣言する行動には驚きと疑念が混ざる。
　乏しい教養を逆手にとる悪意ある偉人様は色々な物語で登場する通り私利を最優先に考える人の末路は例外なく裁かれる。現実はどうだろうと思い浮かべると、例外はあちこちにあるような。

2023/10/21

あっという間に読了。

YA世代が多く読むメディアワークス文庫で、少年犯罪や少年法に関することを取り上げるのはよいことだと思う。

犯罪を犯すと被害者加害者それぞれの家族が不幸になる。YA世代に刺さって欲しい内容だった。

2023/10/08

全て、吹き飛んでしまえ。
15歳の犯行声明の後、駅爆破が。少年の目的は？

真実を理解してから、どうするか考えることに納得した。何も知らない立場であれば、その発言は無責任だ。
少年犯罪に興味を持つきっかけになった。

2023/10/03

内容も興味をひき、面白い内容だったが、なぜかあんまり心に入っていかなかった。結局は、創造できる内容だったからかな。

2023/10/02

すごいの一言。
加害者家族、被疑者家族、そして少年法と週刊報道からのネット社会。
すべての立場が間違ってなくて、めちゃめっちゃ間違っている。
張本人になれば、その人はすごく苦しくてワタシのせいじゃないのにって逃げたいだろう。
ワタシは耐えられずにすぐに逃げてしまうだろう。
渡辺篤人はすごい。

気付き
本人の苦しみが伝わってきて切なくて。
外野の身勝手な正義感と自己満足に腹が立つ。
この週刊誌とネット社会を変えることは出来ないのだろうか。