わたし、定時で帰ります。―ハイパー― の商品レビュー
ドラマでは後半部分の話ですね。 取引先のパワハラとセクハラ騒動ですが、会社の方針のもとに社員に強要する。それがハラスメントに当たるかどうか、微妙なこともあるでしょうが、話の中の会社は運動していない社員は虫けら同然。 私も努力と根性の時代の産物でしたが、根はヘタレ。努力と口では言い...
ドラマでは後半部分の話ですね。 取引先のパワハラとセクハラ騒動ですが、会社の方針のもとに社員に強要する。それがハラスメントに当たるかどうか、微妙なこともあるでしょうが、話の中の会社は運動していない社員は虫けら同然。 私も努力と根性の時代の産物でしたが、根はヘタレ。努力と口では言いつついかにして楽をするか、根性なんて持ち合わせていない人間の癖に、合理性を追求されると逃げ腰になるという。 それでも、努力と根性が必要な時代はあったし、それは不条理ではあったけれども、合理的で理論整然とした無駄のないことだけが尊ばれるのもなんだか違うと思ってしまうのは、世代のせいなのか。 分厚い辞書を引かなくてもスマホで全部解決できる世の中だものね。そりゃ難しいか。 セクハラに関しては、取引先という断りにくい状況を利用するところが腹立たしさ満点でした。 たとえセクハラを受けても、これくらいなら普通だと思ってしまう環境だったり、そうでもしないと会社がつぶれてしまうような案件を果たして断りきれるのか。そうまでしないと取れない案件などいらないと言えるのか。 もちろんセクハラなど一ミリも許せないものだと思いますが、それが当たり前の世の中になってほしいものです。 主人公の結衣が自分の思うところとは別にどんどん出世してしまうことも意外だったし、曖昧に終わった前巻と違い、晃太郎との仲よりも来栖君のことが気の毒に思ってしまう終わりでした。
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定時退社、という日本の会社のタブーに挑戦した第一作は、美人女優でドラマ化もされて大成功。第二作も脚本にするのはさほど苦労はしなさそう。新しい脇キャラを増やしすぎていて、前回のお馴染みの出番が減っているのは続編としてはマイナス。劇中劇になる忠臣蔵をどこまで盛り上げられるか、も含め...
定時退社、という日本の会社のタブーに挑戦した第一作は、美人女優でドラマ化もされて大成功。第二作も脚本にするのはさほど苦労はしなさそう。新しい脇キャラを増やしすぎていて、前回のお馴染みの出番が減っているのは続編としてはマイナス。劇中劇になる忠臣蔵をどこまで盛り上げられるか、も含めて、脚本家の腕の見せ所かな。 定時というネタにはもう縛られないで、第三作では中国(グローバル)企業との対峙という大ネタに取り組んでもらいたいな。
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絶対に残業しない主義の結衣がとうとう 管理職に。今度の相手は、手ごわい新人たちと、 ハラスメントまみれの超絶ブラック企業!?
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歴史の事件と組み合わせて物語を進めていくのが面白い。 作者は歴史好きなんだろなと感じさせられる。 結末はなんとなく、予想できるが続きが気になる作品 ドラマを見てみたくなった。
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ドラマも見て、『わたし、定時で帰ります。』の本も読んだので、続編のハイパーを読んでみた。 結衣みたいな上司の部下になりたいなと思った。 内容は、ドラマの終盤の内容だったかな? もっとその後が読めると思ってたから少し残念。
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続編と気づかず読んだので前作は読んでいない。 ドラマも未見。 パワハラ・セクハラはもちろん、それに対する登場人物たちの対応も 不愉快になってしまい、スカッとはとても読めなかった。 そんなに味方がいることも、思いつきでうまくいきまくることも リアリティが無いように感じてしまったし 登場人物の誰にも感情移入ができなかった。 タイトルからは『ハケンの品格』の大前さんのような 仕事のできる人を期待したのだが、 主人公は周囲に仕事を押し付けて定時で帰るだけの フラグシップにされてしまっているだけだったのでがっかり。 主人公がもっと仕事ができるか、そのために工夫しているかと思ったが そうしたことはなかった。 しかし何故かうまくいってしまう。 そもそも、ホワイト企業の意味合いが可笑しいと思う。 定時で帰るのは仕事をばりばりやって仕事を終わらせられるから 帰れるのであって、能力もなく仕事も終わっていないのに それを他人に押し付けるのはホワイトとは言わない。 身勝手に自由にわがままにやるのがホワイトでもないし、 そんな変な新人が生き残れるなら良い会社というのも 全く解せなかった。 細かいことだが、電源を切ってるのに着信履歴が残るパターン 時々見かけるが謎だ。 忠臣蔵のストーリーとの絡め方も非常に気になる。 武士について理解が浅い印象がある。 「令和の時代なのに日本人の考え方は江戸時代なんだと この作品で知った」という感想を見かけてぞっとした。 知識の無い人は封建時代を駄目なもののように言いたがるが そういう人たちは大抵武士に関する知識も浅く プライドの為に命を軽々しく捨てると勘違いしていることが多く とても腹立たしい。 封建制度は給料は払うからその分社畜として働けというものではない。 忠義という言葉に勝手にネガティブなイメージをつけないで欲しいものだと思う。 忠臣蔵は自分も好きだし、創作が多いことも史実も知っているが とってつけられているだけでうまく物語とリンクしているとは 思えなかった。
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図書館で借りたもの。 絶対に残業しない主義の結衣がとうとう管理職に。今度の相手は、手ごわい新人たちとハラスメントまみれの超絶ブラック企業!? 結衣は吉高由里子、晃太郎は向井理…とドラマの演者さんに当てはめて読むのが最高にいいね。 どうやってコンペも定時も勝ち取るのか気になって一...
図書館で借りたもの。 絶対に残業しない主義の結衣がとうとう管理職に。今度の相手は、手ごわい新人たちとハラスメントまみれの超絶ブラック企業!? 結衣は吉高由里子、晃太郎は向井理…とドラマの演者さんに当てはめて読むのが最高にいいね。 どうやってコンペも定時も勝ち取るのか気になって一気読み! 「待ってて。どんな人でも安心して働ける会社にわたしがするから」 結衣、かっこよすぎでしょー! ラストの晃太郎と結衣にはニヤケっぱなし♡ 来栖くんもいいなぁ。 「上司マジックじゃないですから」 なんて言われたい…♡
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パワハラセクハラ満載の大手取引先(なので商売面からは喧嘩できないし、大手取引先自体の業績悪化の恐れもあるので下手にネット告発するわけにもいかない)というリアルにありそうな難しいテーマをとりあげた。 ファンタジーにとりあえずの解決をしていたが、現実はそう簡単ではないはずなので、リ...
パワハラセクハラ満載の大手取引先(なので商売面からは喧嘩できないし、大手取引先自体の業績悪化の恐れもあるので下手にネット告発するわけにもいかない)というリアルにありそうな難しいテーマをとりあげた。 ファンタジーにとりあえずの解決をしていたが、現実はそう簡単ではないはずなので、リアルにこの場面に直面しているそのパワハラセクハラ満載の企業に勤めている部下たちはけっこうみにつまされるかもしれない。桜宮というキャラはイマドキ古いかな。 内容はとても面白い、ドラマのキャスティングは本のキャラクターとあらためてマッチしていないのが、ドラマが爆発しなかった理由だろう。シシドカフカこそ主役に抜擢するべきだった。
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1作目に引き続き、面白かった~。 先が気になってぐいぐい前のめりで読んでしまう! “働き方は生き方”って言葉がささった。
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ブラック企業のクライアントからのハラスメントが酷すぎて、結衣と同じように、怒りで気持ち悪くなった。 個性豊かな新人たちや、厄介な同僚、クライアントたちに、真正面から向き合おうとする結衣はかっこいい。 でも、無理はしないで幸せになってほしい。 できる男の代表格、種田と来栖くんもいい...
ブラック企業のクライアントからのハラスメントが酷すぎて、結衣と同じように、怒りで気持ち悪くなった。 個性豊かな新人たちや、厄介な同僚、クライアントたちに、真正面から向き合おうとする結衣はかっこいい。 でも、無理はしないで幸せになってほしい。 できる男の代表格、種田と来栖くんもいい仕事をしていて良かったけど、仕事ができないと言われている吾妻や甘露寺が意外な活躍を見せていたのが良かった。 正にチーム戦!
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