機捜235 の商品レビュー
全く知らなかったが、テレビシリーズにもなっていたという。 短編の切れ味がある。 ネタの使い方も、巧みだ。
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サクッと読了。機動捜査隊の仕事を描いた短編集。主人公の高丸の相棒、梅原が業務中に怪我をしたため新たな相棒がやって来る。それはおよそ機捜には向いていない年配の刑事だった。というよくあるっちゃある設定。さらにその年配の刑事(縞長という)がある特殊な能力を持っている、となるとこれも何処...
サクッと読了。機動捜査隊の仕事を描いた短編集。主人公の高丸の相棒、梅原が業務中に怪我をしたため新たな相棒がやって来る。それはおよそ機捜には向いていない年配の刑事だった。というよくあるっちゃある設定。さらにその年配の刑事(縞長という)がある特殊な能力を持っている、となるとこれも何処かで聞いた展開だ。しかし今野さんの上手い所はそのプロットからバディものの真髄を見せつけてくる点。年齢と経験の差から互いに敬語同士だった2人がいつしかタメ口で話す仲になる。その過程が上手い。短い短編集なのでサクッと読める点も良し。
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#機捜235 #今野敏 #読書記録 ハズレのない警察小説が読みたければとりあえず今野敏。 今回は、機捜を舞台にした連作短編。 若手の登竜門機捜に、50を超えた刑事 縞長がやってくる。相棒となる高丸は当初困惑するも、次第に縞長の能力に気づき。。。 短編ということもあり、小粒...
#機捜235 #今野敏 #読書記録 ハズレのない警察小説が読みたければとりあえず今野敏。 今回は、機捜を舞台にした連作短編。 若手の登竜門機捜に、50を超えた刑事 縞長がやってくる。相棒となる高丸は当初困惑するも、次第に縞長の能力に気づき。。。 短編ということもあり、小粒な日々の事件がいくつも収められているので、めっちゃ面白かった!とはならないが、短時間、時間あるときにちょっと読む、にはちょうどいい、みたいな感じか。
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全体として話はつながってはいるが、短編集みたいなつくりなのでお手軽に読むことができる。ドラマにもなってるみたいだけど私はドラマは見てない。警察の中にもいろいろな役割があるんだなーと改めて知った。
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凄腕の「見当たり捜査員」と機捜の「密行」ってきっと相性いいよなぁと思った今野敏さんがそのまま小説にしちゃいました というような小説でした(失礼な!) んでも凄い面白かったですわ しまさんのキャラがよい 超短めの連作短編集です 今野敏さんさくっと読みやすい文体ととても素敵な...
凄腕の「見当たり捜査員」と機捜の「密行」ってきっと相性いいよなぁと思った今野敏さんがそのまま小説にしちゃいました というような小説でした(失礼な!) んでも凄い面白かったですわ しまさんのキャラがよい 超短めの連作短編集です 今野敏さんさくっと読みやすい文体ととても素敵なキャラクターが噛み合った傑作です 今野敏さんファンは漏らさず読むべし!
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何故か自分の中で、今野敏は苦手な作家さんだと思い込んでいた。ところが、先日、ザベストミステリー2014の掲載作品を読んだら‥お、面白い。 ということで、掲載作品が収録された単行本を。 どんどん深まっていく、年輩の後輩シマさんと主人公の絆がイイ。
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今野敏さんの小説だから、そしてドラマで見た中村梅雀さんのものがとても良かったので図書館で借りてきました。 最高です。 短編集です。 主人公は縞長省一だが語手は相棒の高丸。 縞長と組むことで成長していく高丸の話でもある。 ドラマも小説もとても面白かった。
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今野作品としては珍しく単発ものの作品。いや、大変たのしめました。 まず、高丸と縞長のコンビがいい。なにより物語を通して、二人の絆が強くなっていく様が読んでて楽しいです。とくに縞長の老獪さというか熟練した職人的な味わいと高丸の若さの対比が新鮮です。 縞長の実力が物語の進行ととも...
今野作品としては珍しく単発ものの作品。いや、大変たのしめました。 まず、高丸と縞長のコンビがいい。なにより物語を通して、二人の絆が強くなっていく様が読んでて楽しいです。とくに縞長の老獪さというか熟練した職人的な味わいと高丸の若さの対比が新鮮です。 縞長の実力が物語の進行とともに開花していくのもある種の成長譚を目の当たりにしているようで、ここも星評価upのポイントかと。 短編になっている構成も読みやすさを下支えするポイントになっているように思います。事件の初動にのみ関わるという機動捜査隊の特質を考えると長編は展開しにくいのでしょうけれども、これを逆手にとったスピード感あふれる構成になっていて、次へ次へと読み進めたくなってしまいます。 他の今野シリーズでは脇役的な機動捜査隊を主役に据えている点も見どころです。STシリーズや安積班シリーズでたびたび登場する機動捜査隊ってなんだろう、と思っていましたので、本作で多少は理解が深まったかなと思います。
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定年間近の白髪頭の縞長と組むことになった高丸。 ため息をつく高丸だったが、縞長は捜査共助課にある「見当たり捜査班」に所属していた。指名手配犯を人混みから見つけ出すスペシャリストだった。 縞長と相棒になったことにより高丸は人間として刑事として成長していく。 ドラマMIU404を...
定年間近の白髪頭の縞長と組むことになった高丸。 ため息をつく高丸だったが、縞長は捜査共助課にある「見当たり捜査班」に所属していた。指名手配犯を人混みから見つけ出すスペシャリストだった。 縞長と相棒になったことにより高丸は人間として刑事として成長していく。 ドラマMIU404を見て機捜に興味を持ちました。 バディの関わりを中心に、ってところは機捜ならではなんですかね。 短編で話が短いのですが、しっかり一話ずつ完結していて読みやすかったです。
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機動捜査隊の中堅隊員・高丸と、怪我をした相棒の代わりに着任してきた元見当たり班刑事の縞長コンビの活躍を描いた短編集。 機動捜査隊というと、その名の通り事件発生直後の捜査や現場保全をし、大きな事件の時は応援部隊として捜査に加わり、時には家宅捜査や被疑者確保の現場に駆り出されたりと...
機動捜査隊の中堅隊員・高丸と、怪我をした相棒の代わりに着任してきた元見当たり班刑事の縞長コンビの活躍を描いた短編集。 機動捜査隊というと、その名の通り事件発生直後の捜査や現場保全をし、大きな事件の時は応援部隊として捜査に加わり、時には家宅捜査や被疑者確保の現場に駆り出されたりと何でも屋でフットワークが命。 そんな機動捜査隊に来たのが定年間近じゃないかと思われる白髪頭でのんびりに見える縞長だから、高丸のガッカリ感は半端ない。 実際縞長は長年様々な部署を渡り歩き、刑事をしていたこともあったが上手く行かず、初めて機動捜査隊に来たという珍しいタイプ。 だが縞長には見当たり班として膨大な指名手配犯の顔を記憶し、例え指名手配犯が整形していても見破るという特技があったのだ。 機動捜査隊で沢山の手柄を立てて刑事になりたいと願っている高丸と、初めての機動捜査隊で仕事を覚えはじめの縞長。 最初こそギクシャクしていたものの、次第に高丸は縞長の良いところ尊敬出来るところを知り、縞長もまた高丸に親しみを感じ、良いコンビになっていく。 同時に機動捜査隊を便利屋扱い、下に見る刑事たちや公安などに反発を感じるようになっていく。それは機動捜査隊という部署とその仕事に誇りを感じ始めている証。 確かにはたから見れば、機動捜査隊は事件の端緒だけを触ってあとは所轄に引き渡して終わり、普段はパトロールをして朝から夕方までの勤務で気楽に見えるかも知れない。 だが事件発生直後に駆け付けるだけに目撃証言や証拠が失われないうちにきっちり集めなければならないし、パトロールも不審者や不審な出来事がないか常に目を配り気を抜けない。 結局は機動捜査隊も刑事もそれぞれが重要な部署で仕事なのだ。 今後高丸が刑事になるにしても別の部署に行くにしても、縞長と組んだ日々はきっと今後の糧になるはずだ。 この作品含め最近読んだいくつかの作品で感じること、人にはそれぞれ長所短所、得意不得意があって、それらを補い合い助け合うことで同じ方向や目的に向かって進めたなら良い組織になるが、逆に足を引っ張り合い相手の短所や不得意なことをあげつらうようでは駄目な組織になっていく。 今野作品は様々な人々が互いに認め合い補い合う姿を描いているので心地よい。 嫌味な熊井刑事も次第に魅力的になっていたし、器の大きな徳田班長も良い。 今野さんらしくサクサク読めて清々しい読後感。
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