機捜235 の商品レビュー
機捜にロートル刑事がやってきた。 相棒となった主人公はいずれ本庁捜査一課を目指す若手で場違いに思える新しい相棒に戸惑うが… 若手刑事と57歳の元見当たり捜査員の刑事のコンビがだんだんいいコンビニなっていく感じも良かったし、一話一話は短いけど機捜の役割をちょっと超えつつ事件解決!...
機捜にロートル刑事がやってきた。 相棒となった主人公はいずれ本庁捜査一課を目指す若手で場違いに思える新しい相棒に戸惑うが… 若手刑事と57歳の元見当たり捜査員の刑事のコンビがだんだんいいコンビニなっていく感じも良かったし、一話一話は短いけど機捜の役割をちょっと超えつつ事件解決!でスッキリの話ばかりで面白く読めました。エンターテイメント性ばっちりの1冊です。
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初動捜査を専門とする機捜を舞台とするバディもの。 第二機動捜査隊の渋谷分駐所に所属する高丸。怪我をした梅原の代わりに高丸の相棒となったのは、57歳の縞長。 体力が必要であり、捜査一課を目指す若い刑事の登竜門とされている機捜に定年間近の縞長が異動してきたことに、最初は抵抗感を覚える...
初動捜査を専門とする機捜を舞台とするバディもの。 第二機動捜査隊の渋谷分駐所に所属する高丸。怪我をした梅原の代わりに高丸の相棒となったのは、57歳の縞長。 体力が必要であり、捜査一課を目指す若い刑事の登竜門とされている機捜に定年間近の縞長が異動してきたことに、最初は抵抗感を覚える高丸だったが、縞長には他の刑事にはない特技があった。 折も折、テレビドラマで機捜ものを放送中なので、序盤は縞長の地味さに高丸と同様に引き気味だったが、縞長の本領が発揮されるに連れ、面白さを増していく。 今野敏ならではの、ほぼほぼ会話だけで物語が進む描き方で今作も描かれる。事件の概要などの説明も会話と、登場人物の心理描写のみで描かれるので、疾走感などスリリング感には欠けるが、その分さらっと読める。 読み終えた時には、高丸と縞長の信頼関係もしっかり伝わり、久しぶりにシリーズもの以外で今野作品を面白いと感じた。
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2020年4月にテレ東系で放送された平岡祐太さん、中村梅雀さん主演の2時間ドラマの原作。原作読んで、2人のイメージがピッタシなのに驚いた。特に梅雀さん、実際にはちょっと年上ではあるが、まるで当て書きしたみたい。今野さんならあり得そう。個々の話もすごく後味がいい
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時代小説だと、佐伯泰英氏の「酔いどれ小藤次」のような風采の上がらない、それでいて、仕事はしっかり、そしてそのことについて驕る事も無い人物のような人のようだと、私が、この本を読んで感じた この本の登場人物 縞長である。 機動捜査隊に所属している高丸は、同年齢の相棒 梅原が、全治3...
時代小説だと、佐伯泰英氏の「酔いどれ小藤次」のような風采の上がらない、それでいて、仕事はしっかり、そしてそのことについて驕る事も無い人物のような人のようだと、私が、この本を読んで感じた この本の登場人物 縞長である。 機動捜査隊に所属している高丸は、同年齢の相棒 梅原が、全治3か月の骨折したため、赴任してくる相手が、年長者の縞長で、あった事が、初め驚きと落胆であった。 高丸は、縞長が、相棒として役に立つのか? 後3ねんで、定年退職での縞長と共に 若者の街 渋谷の巡回で、成績を上げられるのか?と・・・・ 年長でもあり、初めは、コンビを組んでも敬語で、話をするようなちぐはぐ的でありながら、指名手配者の身柄を確保していく。 縞長は、捜査共助課の 見当たり捜査班であり、一度、その目を見たら、整形しようが、変装しようが、見分ける事が出来る能力を駆使している。 昔、何かで、見聞したのだが、見当たり捜査では、耳の形を覚えると・・・ この本の縞長は、目の特徴で、次から次へと身柄を確保していく中、高丸は、自分が宙に浮いているような感覚で、不眠症になる。 しかし、縞長の「気遣いしすぎなのだ」という言葉で、肩に入っていた余計な力が、抜け、食欲も増しぐっすりと眠れるようになる。 2人の敬語の話も、ため口で、話が、出来るようになり、渋谷署の強行犯係の熊井の内通者という悪いうわさも、コンビが、払拭していく。 こんな仕事仲間だと、検挙率も上がるだろうなぁ~と思えた。 このシリーズ、まだまだ続くのかな? なぜか、面白くて、アッという間に読めてしまった。
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異能のベテラン相棒(定年前)が警視庁第二機動捜査隊に配属された。ロートルを相棒にさせられて今までの様な活躍が望めないと悲観したが、むしろ・・・
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警視庁第二機動捜査隊第三方面の5番車に乗る高丸、そしてコンビを組むようになった見当たり捜査の縞長(シマさん)による機捜ならではの初動捜査、密行と職質に加えて、手配犯や挙動不審を見逃さない見当たりで解決される事件。 宝石 ザ ミステリーと小説宝石の別の号にに連載された9編ということ...
警視庁第二機動捜査隊第三方面の5番車に乗る高丸、そしてコンビを組むようになった見当たり捜査の縞長(シマさん)による機捜ならではの初動捜査、密行と職質に加えて、手配犯や挙動不審を見逃さない見当たりで解決される事件。 宝石 ザ ミステリーと小説宝石の別の号にに連載された9編ということもあってか、各編で機捜の説明があるのは単行本にまとめられると残念。 機捜という立場ならではの事件捜査や本庁・所轄の刑事との関わり、そして見当たりの眼力による容疑者確保の爽快感があった。 19-107
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さすが今野敏。面白い、読みやすい、キャラがいい。 機動捜査隊の中堅高丸と異動してきたパッとしないベテランシマさんのコンビが短編の事件毎に信頼し成長していく。社会人のテンションを上げてくれる警察小説。 サクサク一気読み。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編 渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊の高丸の新しい相棒が着任した。それは白髪頭のどう見ても定年間際の男・縞長だった。心の中で溜め息をつく高丸だったが、縞長は苦労を重ね、思いがけない実力を秘めた刑事だった! 縞長は見当たり捜査犯の刑事、500人以上の顔を記憶 ・機捜235 ・暁光 ・眼力 パトロールで見かけただけで指名手配犯を発見 ・不眠 指名手配を女装して潜伏先を出たのを縞長は気が付く。 ・指揮 現場の主導権争いを調整。 ・潜伏 ・本領 ・初動 ・密行
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見わたり班。そんな名前聞いたこともなかったし、そういった課が警察に存在するのかもわからなかった。でも、シマさんの人生をだんだんと知れば知るほど、自分の仕事をコツコツとこなす人ってかっこいいと思った。刑事でもない、花形とは一番遠いような一警察官だけれども、それとは関係なく自分の仕事...
見わたり班。そんな名前聞いたこともなかったし、そういった課が警察に存在するのかもわからなかった。でも、シマさんの人生をだんだんと知れば知るほど、自分の仕事をコツコツとこなす人ってかっこいいと思った。刑事でもない、花形とは一番遠いような一警察官だけれども、それとは関係なく自分の仕事をもくもくプライドをもってやっているシマさんがセクシー!!
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機動捜査隊が主人公の短編集。読みやすくスラスラと読み終えた。今野先生の作品は安心して読めますよね。意欲のある若い者が多い機捜に異動してきた定年間近なシマさん良いですねぇ。それによって成長していく高丸くん。今野作品の何かにまた出演してくれたら嬉しい
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