知的生産術 の商品レビュー
自分の生き方のルールを、腹落ちするまで考えて決める。決めたら必ず守る。例外は認めない。 腹落ちしたルールは自己暗示がかかる。 アイデアが天から降ってくることはない。インプットの絶対量が少ないからアイデアが出ない。インプットを増やすのは、質の高いアウトプットを行うため。 記憶は...
自分の生き方のルールを、腹落ちするまで考えて決める。決めたら必ず守る。例外は認めない。 腹落ちしたルールは自己暗示がかかる。 アイデアが天から降ってくることはない。インプットの絶対量が少ないからアイデアが出ない。インプットを増やすのは、質の高いアウトプットを行うため。 記憶は、入力するものではなく出力するもの。アウトプットすることで定着する。=人に話す。文章に書く。 人生はトレードオフ。新しいものを得ようと思ったら何かを捨てる必要がある。
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題通り知的生産性を高める生き方について語られています。 出口さんの本をはじめて拝読しましたが、極めて筋の通った方であると感じました。 特に時間に対するコミットメントが高く、読んでいて気持ちのいい内容でした。 時間は有限であり、自分の好きなことに全力を注ぐべき。 腹落ちして納得出来...
題通り知的生産性を高める生き方について語られています。 出口さんの本をはじめて拝読しましたが、極めて筋の通った方であると感じました。 特に時間に対するコミットメントが高く、読んでいて気持ちのいい内容でした。 時間は有限であり、自分の好きなことに全力を注ぐべき。 腹落ちして納得出来ることで有れば、自ずとを継続でき自然と習慣化する。 自分のプライベートについて考えた場合、 24時間から睡眠、仕事、食事等の時間を差し引いていくと4時間しか残りませんでした。少な過ぎです… この可処分時間をいかに自分が好きなことに使えるか。 しっかり吟味しないといけませんね。自分の為に。 改めて、私自身がほんとに何をしたいのかを考える良い機会になったと思います。
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出口さんがAPU(立命館アジア太平洋大学)の学長に就任されてから出版された一冊。 いつもながらの「出口節」を堪能できる一冊です。 本の帯に書かれているように、「人・本・旅」で学んで、「数字・ファクト・ロジック」で考えることの重要性を再認識することができました。 そして、「運」と言...
出口さんがAPU(立命館アジア太平洋大学)の学長に就任されてから出版された一冊。 いつもながらの「出口節」を堪能できる一冊です。 本の帯に書かれているように、「人・本・旅」で学んで、「数字・ファクト・ロジック」で考えることの重要性を再認識することができました。 そして、「運」と言う要素の大切さ。 付箋は28枚付きました。
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『知的生産術』出口治明著 2017年娘の学校の講演会でお会いしました。 そこから出口さんの書籍を読むようになりました。 1.自分の頭で考え決める。 2.出会い、本、旅→学び 3.文字化発信→理解度↑ 4.サボり願望→工夫思考 5.上位2割役割→組織生産性 改めて出口さんのルー...
『知的生産術』出口治明著 2017年娘の学校の講演会でお会いしました。 そこから出口さんの書籍を読むようになりました。 1.自分の頭で考え決める。 2.出会い、本、旅→学び 3.文字化発信→理解度↑ 4.サボり願望→工夫思考 5.上位2割役割→組織生産性 改めて出口さんのルーティンに感化されました。
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人生を無駄にするのは、「済んだことに愚痴を言う」「人を羨ましいと思う」「人に褒められたいと思う」。 そうだなぁ。 人脈は、飲んだ回数に比例する。そうだなぁ。
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これまで様々な著書を出版されており、企業経営、歴史など幅広い知識を持つ著者が、現状の少子高齢化の打開策として生産性の向上と個人として知的生産術を述べた一冊。 現代の日本における少子高齢化の状況から、工場モデルの社会経済体制からの脱却の必要性、消費税などの捉え方など、鋭い視点や提言...
これまで様々な著書を出版されており、企業経営、歴史など幅広い知識を持つ著者が、現状の少子高齢化の打開策として生産性の向上と個人として知的生産術を述べた一冊。 現代の日本における少子高齢化の状況から、工場モデルの社会経済体制からの脱却の必要性、消費税などの捉え方など、鋭い視点や提言が所々に散りばめられており、参考になる点は多いと思います。 新たに大学の学長となられ、今までとは異なる挑戦を始めた著者の言葉は、誰にでも示唆に富んだものになると思っています。 ▼人口ピラミッドが正常な姿をしている社会では、「敬老原則」(多数の若者が働き、少数の高齢者を支える)が基軸。 超高齢社会では、敬老原則の継続は不可能。これからは、解雇の自由化とセットになった定年制の廃止、同一労働・同一賃金への移行など、「年齢フリー原則」をベースとして社会のインフラを組み替えていく必要 ・敬老原則の世界では、働いている若者から所得税を集め、住民票で敬老パスを配れば事足りる ・年齢フリー原則の世界になると、全員が社会を支えるわけなので、消費税に切り換える以外の方法はない。経済的に不利な人に給付を集中しようとすれば、マイナンバーを整備するしかない。 少子高齢化とは、こうしたパラダイムシフトが伴うもの ▼わが国では、「消費税といえば弱者に厳しい仕組みだ」という、紋切り型の意見が出されます。しかし、弱者にやさしいヨーロッパの社会が、すべて消費税を基幹としているという事実が、そういった意見は皮相的に過ぎないことを何よりも雄弁に物語っていると思います。 ▼生活の基本を「メシ・風呂・寝る」から、「人・本・旅」に切り換える ▼新しい情報や知識を自分の頭の中に取り込むためには、幅広く学ぶことが必要 学ぶための方法:たくさんの「人」と出会い、たくさん「本」を読み、たくさん「旅」をして(現場に出て)経験を重ねること ▼「おいしい生活」=「いろいろな知識を身につける」×「自分の頭で考える」 「おいしい生活」はイコール「教養」もしくは「リテラシー」であり、イコール「イノベーション」でもある ▼知的生産性を上げる5つの視点 ①無限大ではなく、「無減代」を考える ②「なぜ」を3回繰り返す ③「枠」や「制約」の中で考える ④「数字、ファクト、ロジック」で考える ⑤考えてもしかたがないことは考えない ▼社会常識に頼っていると、社会の中に芽吹きはじめている小さな変化を見落としてしまう 社会一般の価値観や、常識や、成功体験や、前例を鵜呑みにしないで、すべてを一度くらいは自分の頭で徹底的に疑って考え抜くことが大切 ▼数字:相互に検討可能なデータのこと ファクト:データに関連する事項や過去に起こった事実のこと ロジック:数字とファクトに基づいて実証的に理論を組み立てること ▼「インパクト(=影響力)=仕事量(アウトプット)×スピード(時間)」 ▼世の中のすべての物事は、トレードオフの関係にある。すなわち、何かを選ぶことは、何かを捨てることと同義 ▼人生を無駄にするもの ①済んだことに愚痴を言う ②人を羨ましいと思う ③人に褒められたいと思う ▼「得意・不得意」「向き・不向き」といった部下の適性を見抜いて、正しく人材を配置するのがリーダーの役割 ・人材配置のポイント ①部下の適性や意欲を把握する ②短所は無視して長所を伸ばす ③全員を管理職に育てる必要はない ④サボる社員がいてもいい ▼アメリカの心理学者マーシャル・ロサダ「ポジティブな感情とネガティブな感情がおよそ3:1以上の比率になっていると、人は意欲的に働く」(理想的な職場では、6:1) ▼『貞観政要』の「三鏡」 ①銅の鏡(本当の鏡) ②歴史の鏡 ③人の鏡 <目次> 第1章 日本の生産性が低い理由 第2章 新しいアイデアを生み出す「考える技術」 第3章 最小の労力で最大の成果を上げる「インプットとアウトプットの技術」 第4章 チームの力を引き出す「マネジメントの技術」 第5章 明るく楽しい職場をつくる
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「知的生産術」日本実業出版社出版。最近出版された本で本屋でチラチラ見て読みやすいと思ったので購入。「イノベーションはサボりたいという気持ちから生まれる」という冒頭から始まり生産とは?働き方について、考える技術が詰められている本です。
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・日本が工場モデルからサービス産業モデルへシフト →製造業と発想力 →短時間で成果を出す →「メシ・風呂・寝る」から「人・本・旅」へ ・ライフネット生命 ・立命館アジア太平洋大学(APU) →国際教養大学(秋田) ・「無限大」から「無減代」へ 無:なくす(無視する) ...
・日本が工場モデルからサービス産業モデルへシフト →製造業と発想力 →短時間で成果を出す →「メシ・風呂・寝る」から「人・本・旅」へ ・ライフネット生命 ・立命館アジア太平洋大学(APU) →国際教養大学(秋田) ・「無限大」から「無減代」へ 無:なくす(無視する) 減:減らす 代:代用する ・枠や制約の中で考える ・数字、ファクト、ロジックで考える →成功体験は判断を誤らせる ・やりたいことから時間を確保する。● //1日24時間の使い方をこんな風に考えたことがなかった ・腹落ちするまで考える →義務感が強すぎると遊び心が消える →責任感が強すぎると追い込まれてしまう ・インプットとアウトプット →人に話す →文章に書いて人に見せる ・役職名は機能である
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・脳の質量は体重の2%程度なのに消費されるエネルギーはほぼ20%(成人男性で500kcal )に相当する。脳をフル回転させる労働はメカニズム上「1回2時間」休憩を挟んでせいぜい3〜4回が限度(映画2時間もその理由 ) ・新聞の書評欄にはハズレなし ・5つの視点 1.無減代 2.なぜ3回 3.枠や制約の中で考える 4.数字、ファクト、ロジックで考える 5.考えても仕方がないことは考えない ・仕事がうまくいかない場合、たいていは「インプットの絶対量が少ない」ことが原因 ・スピードこそが極めて重要な経営資源 →小さなことでもどうするかをすぐに決めて早く行動を起こすことが大事。仮決めでもいいのでとにかく一旦結論を出す。 ・影響力=仕事量×スピード 物理の法則と同じ ・262の法則 →上位2を味方につけとことん任せる。そうすれば他は引きずられて付いてくる →下位2は遊ばせておき非常時に備えられる 100%全員付いて来させたのはヒトラーとスターリンだけ。2割くらいが横を向いているのであればうちの組織は正常でよかったとむしろ喜ぶべき ・ポジティブとネガティブが3:1の比率になっていると人は意欲的に働く (理想的な職場では6:1)ロサダの法則
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大量な読書をして、柔軟な考え方ができるようになったという。 p35 戦後の日本は、立派な工場をつくり、労働者を長時間働かせて、工場でつくった製品を輸出して、高度成長を実現しました。しかし、もはや工場モデルが過去のものになったことが決定的である以上、社会のシステムも、働き方も、変わらなければなりません。サービス産業栓中心とする社会においては、労働時間ではなく、「成果」と、それをもたらす「アイデア」こそが、生命線になります。労働者が長時間労働をしていたら、画期的なアイデアは生まれません。長時間労働工場モデルは、現代の働き方にまったく見合っていないのです。 p47 そもそも自分の頭の中にさまざまな情報や知識がなければ、アイデアは浮かびません。イノベーションやアイデアは、自分の仕事を深掘りするだけでは生はれないのです。新しい情報や知識を自分の頭の中に取り込むためには、幅広く学ぶことが必要です。学ぶための方法は、3つあります。たくさんの「人」と出会い、たくさん「本」を読み、たくさん「旅」をして(現場に出て)経験を重ねることです。 p49 僕は、歴史、文学、哲学、思想,宗教,科学、美術、ビジネス、マンガなど、ジャンルは一切問わず、どんな本でも読みます。飛行機に乗っても、新幹線に乗っても、地下鉄に乗っても、座ったら本を読まないと落ち着かない。本を選ぶ判断基準は、「おもしろいかどうか」だけです。 p50 新聞の書評欄にはハズレがなく、「これは失敗だったな」と思った本は、一冊もありません。書評以上にまちがいないのが、古典です。 p52 僕は「人·本·旅」で大量にインプットした結果として、物事を柔軟にとらえることができるようになったのだと思います。そのため大企業病にかからずにすんだのだと思います。僕を分解すると、おそらく本50 %、人25 %、旅25 %でできていると思っています。 p91 たくさんの時間を調査や検討などに費やすよりも、「上限枠」や「規制」を設けたほうが、まちがいなく時間当たりの知的生産性は高まります。何かを決断しなければいけないときも、たとえば「10分で答えを出す」 とはじめに時間の上限を決めてしまいます。すると、 余計なことを考えている暇がないため、集中して考えるようになります。(僕の経験上、日常の仕事であれば、 10分間集中して考えれば何らかの答えが出ると思います)。 AとBの2択があって、どちらも同じくらい「好き」な場合は、「コインの裏表」で決めます。選択肢が3つ以上あって、「どれも同じ程度に好き」ならば、あみだくじで決めます。情報を集め、期限を決めて考え、それでも結論が出なければ、あみだくじかコインの裏表で決めればいい。長々と考えるのは時間の無駄です。なぜかと言えば、AとBについて情報を集め、集中して考えても結論が出ないということは、AとBの間にはそれほどの差がないということです。つまり、どちらに決めても。大した違いはないということ。
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