漫画ひりひり の商品レビュー
漫画家を目指す細川歩が、入学した専門学校で出会った仲間と共に、挫折を繰り返しながらも夢に向かって前進していくという青春小説。ラノベタッチの文体で、スイスイ読める。 もっと長くして、上下巻、あるいは上中下巻構成にしても良かったのでは。 努力、友情、勝利というジャンプセオリーを小説で...
漫画家を目指す細川歩が、入学した専門学校で出会った仲間と共に、挫折を繰り返しながらも夢に向かって前進していくという青春小説。ラノベタッチの文体で、スイスイ読める。 もっと長くして、上下巻、あるいは上中下巻構成にしても良かったのでは。 努力、友情、勝利というジャンプセオリーを小説でやってみたら、こんな感じかも。
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【あらすじ】 高校時代まで野球少年だった主人公が突如漫画家を目指して、漫画家養成の専門学校に入学。同級生や講師、家族など周囲の人々からの刺激を受けて漫画家としての成長の日々を描く。 【感想】 漫画家に限らず自分で創造したもので他人に影響をあたえたいと考えている人すべてに刺さる作品だと感じた。 同じ専門学校に通う同級生が「「漫画」を嫌いになりたくないから漫画家になるのをあきらめる」という言葉が印象に残った。 創作活動を生業にする仕事の裏側というか生みの苦しみというものが伝わってきた。 途中はあまり救いがなさそうな話で、読むのがつらくなってしまったが最後には、きちんとそれぞれの幸せを掴んでいて安心した。 自分の人生の目標のように感じていたことに挫折したら人はどうなってしまうのだろうと考えることがあるけれど、人はなんとかそういう気持ちに折り合いをつけて生きていけるらしい。
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ブクログの献本で頂きました。ありがとうございます。 手塚治虫に入れ込んで漫画家を目指し、専門学校に入学した素人同然の主人公が、仲間と切磋琢磨し、ときに挫折しながらデビューを目指す話。実に一本気で、平成版「まんが道」とでも表現したくなるような気持ちのいい青春物語でした。 学校の...
ブクログの献本で頂きました。ありがとうございます。 手塚治虫に入れ込んで漫画家を目指し、専門学校に入学した素人同然の主人公が、仲間と切磋琢磨し、ときに挫折しながらデビューを目指す話。実に一本気で、平成版「まんが道」とでも表現したくなるような気持ちのいい青春物語でした。 学校の面接日は、奇しくも手塚治虫が亡くなった日。マンガ界にとって、昭和が終わった日。青春群像を縦糸とするならば、平成初期の世相とその後31年間の時の流れが物語の横糸となっていて、両面の角度から物語を楽しめる作りになっています。 30年前を思いだす単語がポンポン出てくるのは懐かしかったですが、やや取って付けた感も。人物劇が面白かったので、ちょっと勿体ない印象も受けました。
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ひりつくような熱い青春もの。 平成元年。 宮崎勤の事件などもあり、漫画=オタク=犯罪者予備軍というような風潮もある中、漫画家を志し漫画専門学校に入学した歩と黒田と宇治山。 彼等の友情と、漫画家デビューを目指す過程を描く。 主人公・歩が漫画家目指して半年の元野球少年、という設定...
ひりつくような熱い青春もの。 平成元年。 宮崎勤の事件などもあり、漫画=オタク=犯罪者予備軍というような風潮もある中、漫画家を志し漫画専門学校に入学した歩と黒田と宇治山。 彼等の友情と、漫画家デビューを目指す過程を描く。 主人公・歩が漫画家目指して半年の元野球少年、という設定のおかげで漫画ってどうやって描くの?ってところから入っていくので分かりやすかった。 あと、平成の風俗や事件やファッションが懐かしく、ああ、これあったよねえ、とか、思い出しながら楽しく読める。 文字も大きく、平易な言葉遣いで、ひらがなも多め、すらすら読めるので読み応えないかと思えばいやいや、どうしてなかなか。魅力的なキャラクター(滝先生好き!)とそうそう、これこれ!なストーリー展開で心地よく浸れた。 大分が舞台なのでそちら方面にゆかりのある方なら、さらに楽しめそう。
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なるほど、こんな切り口の青春小説もなかなか面白いしヒリヒリしますね♪ たまたまの動機で漫画家の道を選択した元 高校球児が悩み苦しみもがきながらも、ひたすら挑み続けるリアルで熱い様子に共感を覚えながら読了。 舞台も馴染みある大分や別府なので共感度合いも増幅(笑) 漫画家を目指す世界...
なるほど、こんな切り口の青春小説もなかなか面白いしヒリヒリしますね♪ たまたまの動機で漫画家の道を選択した元 高校球児が悩み苦しみもがきながらも、ひたすら挑み続けるリアルで熱い様子に共感を覚えながら読了。 舞台も馴染みある大分や別府なので共感度合いも増幅(笑) 漫画家を目指す世界の大変さもよく分かり臨場感も伝わってきて一気に読みました。
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(2019/6/12読了) ブグログからいただいた本。合間を置いて読んでも全く差し支えがなかったので、かなり日数をかけて読み終えました。星は、四捨五入で3です。 作者は1981年生まれ。しかし、舞台は作者の親の年代くらい。その年代に近い者として、時代背景に少し違和感がありました。昭和から平成、令和を迎えるまでの時の流れについても、まだ次の元号にいつなるかわからない時期なのに、平成に想いを馳せていたのも、気になりましたね。→読後の今、知ったんだけど、平成元年だったのね。思い込んで読んでしまってました。すみません。 登場人物は少なく、皆個性があって、わかりやすいです。 タイトルの「ひりひり」は、作中一度しか出てません。目を惹く言葉だけど、それほど意味を持った言葉には思えなかったので、どうなのかなぁと思ってしまいました。 (内容) 平成元年2月9日、歩は、夢への一歩を踏み出すべく大分にある鳥羽デザイン専門学校漫画コースの入学試験に挑む。漫画家になりたいと希望に満ちて入学した生徒たちは、平成31年を迎えて、どんな大人に成長したのか。平成を生きた少年たちの漫画家青春群像活劇。
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漫画好きにとっては傑作。 この題名の本を読みながらダラダラと涙を流す私を見て、家人ドン引き。でも本当に感動したし面白かったです。 挫折した高校球児が偶然手に取った手塚治虫作品に感銘を受け、漫画家を目指す物語。 体育会系から漫画家なんて斬新だと思ったけど、想像以上にしっくり馴染むか...
漫画好きにとっては傑作。 この題名の本を読みながらダラダラと涙を流す私を見て、家人ドン引き。でも本当に感動したし面白かったです。 挫折した高校球児が偶然手に取った手塚治虫作品に感銘を受け、漫画家を目指す物語。 体育会系から漫画家なんて斬新だと思ったけど、想像以上にしっくり馴染むからもしかしたら漫画家も体育会系なのかもしれません。 私は漫画が大好き。ぐるりと見渡しても私ほどの漫画好きは知人に3~4人(あれ結構いるな)。 泥を噛むように漫画家を目指し、血を吐きながら漫画を描いてくれる先生方には感謝しかない。
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表紙やタイトルの感じから昔がテーマの話かと。 そんなに好みじゃなさそうと思ったのですが… よかったです。熱い。 「まっすぐだなあ。自分がいやになってくる」 滝先生と黒田の気持ちよくわかる。 それこそひりひりするくらい。 遅くなってしまいましたが献本でサインまで! ありがとうご...
表紙やタイトルの感じから昔がテーマの話かと。 そんなに好みじゃなさそうと思ったのですが… よかったです。熱い。 「まっすぐだなあ。自分がいやになってくる」 滝先生と黒田の気持ちよくわかる。 それこそひりひりするくらい。 遅くなってしまいましたが献本でサインまで! ありがとうございます。 大事に読ませていただきました。
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爽やかで、まっすぐで、読後感がとても良かった! 漫画家になる夢に向かう男の子たち。 友情。先生との深い絆。 何度も胸が熱くなりました。 主人公は1970年生まれ。 平成元年(1989)に漫画の専門学校に入学し奮闘する。 今からちょうど30年前のおはなし。 当時の流行りの音楽...
爽やかで、まっすぐで、読後感がとても良かった! 漫画家になる夢に向かう男の子たち。 友情。先生との深い絆。 何度も胸が熱くなりました。 主人公は1970年生まれ。 平成元年(1989)に漫画の専門学校に入学し奮闘する。 今からちょうど30年前のおはなし。 当時の流行りの音楽や漫画やファッションなども あれこれ書かれているので、 平成元年は自分は何してたかな?とか、 こんな事件があったんだっけ、 とか、あれから30年たったのかあ。。。 など思いながら懐かしく、胸が熱くなった。 大分が舞台というのも、あまりなく新鮮。 あのころ大分はこんな感じだったのかと 興味深い。方言も楽しい。 さいごの章、 読み終えるのがもったいなくて、 名残惜しくて、少しずつ、 ゆっくり読んでしまった。 この結末で、よかったあ。。。 続きが読みたいくらい、素敵な小説でした。
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宇治田ユウキ 黒田 主人公細川歩のなかで 誰か成功したんだろうと思いながら読んでいくが 途中からそれはどうでもよくなって 漫画に取り憑かれた人々の性(さが)に引き込まれた。 それでも漫画を描き続けますか? 平成初期の大分のローカル風土が出ててよかった ダイエーのフードコートで...
宇治田ユウキ 黒田 主人公細川歩のなかで 誰か成功したんだろうと思いながら読んでいくが 途中からそれはどうでもよくなって 漫画に取り憑かれた人々の性(さが)に引き込まれた。 それでも漫画を描き続けますか? 平成初期の大分のローカル風土が出ててよかった ダイエーのフードコートで100円ラーメンをたべてた 駅前の感じとか 画材を買いに行くにも店が限定されてたし 東京に持ち込みしに行くにも 寝台富士で4-5万かけて行ってたなど
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