漫画ひりひり の商品レビュー
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漫画家をめざして専門学校に通う男の子と、その子が漫画家になってからの話。 ノンフィクション自伝のようなフィクション(笑)。 続きが気になり一気に読むほどには面白いし、軽いタッチで書いてあるので非常に読みやすいが、そこまでドラマはない、かなぁ。 いまどき、漫画のあとがきとかミニ漫画で、大体漫画家の生活とか漫画家になるまでの苦労とかはわかる(結構広まっている気がする)から、お仕事小説として楽しむには、ちょっと目新しさがないし。物語自体にそんなにドラマ性がある訳ではない。ただし、登場人物のキャラクター自体はどの人も魅力的ではあるし、主人公と専門学校教師の関係性と、そこに絡めた終わり方は好きだったな。 そういう意味では、帯とかに書かれて煽られてきるような、青春ドラマとして読むというより、ハートフル日常ストーリーの一環として読むという方がピンとくるかな。 ネーミングのヒリヒリ、の訳は読むと分かるし、そこからかー!て、ちょっと面白かった。
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2019.4.25読了。 漫画を描くことに真摯に向き合う主人公に応援したくなる。 物語の時代背景とか、 田舎の雰囲気とか共感する。 あれ?でも、作者さんはかなり若いんだけど この平成の始まりの頃は小学生だったんじゃないかなぁ。 よく描写されててすごい。 恩師の先生も素敵すぎる。 ...
2019.4.25読了。 漫画を描くことに真摯に向き合う主人公に応援したくなる。 物語の時代背景とか、 田舎の雰囲気とか共感する。 あれ?でも、作者さんはかなり若いんだけど この平成の始まりの頃は小学生だったんじゃないかなぁ。 よく描写されててすごい。 恩師の先生も素敵すぎる。 描かれてた漫画が実際にあったら読みたいと思わせる感じでした。
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何のてらいもなく真っ直ぐな漫画家物語。先生、友人を含め、(良い意味で)どこにいてもおかしくないような、実体を持った共感できる登場人物。成功していく者、挫折していく者、いろんな登場人物がいる中で、主人公がなぜこういう結末に至れたのか、何が違ったのかがよく分からない。よく分からないけ...
何のてらいもなく真っ直ぐな漫画家物語。先生、友人を含め、(良い意味で)どこにいてもおかしくないような、実体を持った共感できる登場人物。成功していく者、挫折していく者、いろんな登場人物がいる中で、主人公がなぜこういう結末に至れたのか、何が違ったのかがよく分からない。よく分からないけど、そういうものなのかもしれない。ちょっとしたきっかけなのか、それとも才能なのか。そこは嘘かもしれないけど、努力の結果だったりすると、もう少し夢とカタルシスを感じられる話になったのかも。
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最初、図書館で借りて読みました。 献本でもう一度読みました。 漫画を読むのが好きな人に読んでほしい本です。 主人公の歩くんの「漫画家になる」という夢に まっすぐに突き進んでいく姿に熱いものを 感じます。漫画家は、自分でお話を作って、絵で表現して 人に読んでもらって「感動」を与える仕事です。 漫画の専門学校で友達、恩師に出会って 漫画家ひとすじで生きるラストが良かったです。 デビューしてからの話は書かれていませんが、 大変だったんだろうと思います。
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夢を実現させる者させないもの…皆漫画を好きという面で同じでもどうして違いが出てしまうのか、努力も才能か、などなど、様々なことを考えさせられました。 方言が混ざっているあたりが田舎者の私としては親近感わくという部分もあるかも。 私見ですが努力の部分が伝わるようで伝わらないような…...
夢を実現させる者させないもの…皆漫画を好きという面で同じでもどうして違いが出てしまうのか、努力も才能か、などなど、様々なことを考えさせられました。 方言が混ざっているあたりが田舎者の私としては親近感わくという部分もあるかも。 私見ですが努力の部分が伝わるようで伝わらないような…、もう少しうまくできなかったかなと思う点もあります。
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献本企画で当選し、読ませていただいた。 これは青春小説である。主人公の葛藤や悩み、突き抜けていくパワーは漫画の世界に限ったことではなく、他の世界でもおそらく適用されるだろう。それでも、漫画の世界を全然知らない自分でも、どんどん話に惹きこまれ、ほぼ1日ぶっ通しで読み通してしまった。こんな生き方を自分もしてきただろうか。
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読み終わりが遅くなりました ブクログさんから献本いただいた一冊です まずタイトルで引っかかりますね 漫画に関わる作品だとは推測できますがひりひりって何だぁ?と思わせておいて答えを218ページまで引っ張ります ^_^ 高校3年で野球部を引退してから漫画家を目指す青春成長ストーリーで...
読み終わりが遅くなりました ブクログさんから献本いただいた一冊です まずタイトルで引っかかりますね 漫画に関わる作品だとは推測できますがひりひりって何だぁ?と思わせておいて答えを218ページまで引っ張ります ^_^ 高校3年で野球部を引退してから漫画家を目指す青春成長ストーリーです 彼の友情と挫折や悶々とする心情を応援したくなる作品です 一気読み間違いなしです
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主人公の真っ直ぐな情熱!マンガに対してだけでなく、友達や先生に対しても真面目に向き合う姿にガツンときた これだよ、これこれ!この熱さが欲しいんだよ!と一気に読んでしまった 私は主人公とほぼ同年代で田舎育ちなので時代の雰囲気もよくわかって、ちょっとキューっとなったりして
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1990年というと私は15才なので、主人公「歩」は4才年上です。 ほぼ同年代なので時代の空気感分かります。とにかく漫画雑誌が沢山出ていて少なくともジャンプ、マガジン、サンデーのどれかは皆読んでいた時代でした。 今でも無くなったわけではありませんが、電車の中で漫画雑誌を読んでいる人...
1990年というと私は15才なので、主人公「歩」は4才年上です。 ほぼ同年代なので時代の空気感分かります。とにかく漫画雑誌が沢山出ていて少なくともジャンプ、マガジン、サンデーのどれかは皆読んでいた時代でした。 今でも無くなったわけではありませんが、電車の中で漫画雑誌を読んでいる人をめっきり見なくなりました。昔、電車で漫画を読んでいる大人を揶揄する話題をTVでも見かけましたが、今となっては青少年でも電車で漫画雑誌読んでいる人を見かけないです。 今はデジタルの時代に移行しただけで、漫画の面白さは変わらないと思いますが、漫画雑誌自体の役割も終わりかけているのかもしれません。 そんな30年前(!!)の1990年に漫画家を目指した男の子たちの青春群像劇です。熱血少年漫画の熱さを写し取ったような熱量と、何とも言えないノスタルジーを感じさせる傑作です。 1970年代というと本当にノスタルジックという感じですが、1990年代というと僕ら年代にはついこの間の事なんですよ。この本を読んで、ああ、もう過ぎ去って帰って来ない日々だったんだな・・・。としみじみ感じました。 努力だけではどうしようもない世界を、たゆまぬ努力をする事によって自分の中の才能のかけらを掘り当てたもの。才能が有ると言われながらそれ以上の鉱脈が自身の中で見つからなかったもの。どちらも夢を追うというプロセスには変わりないのに、行き着く道は人それぞれ。 一足先にメジャーデビューする宇治原、画力は圧倒的なのにどこか突き抜けられない黒田、そして漫画はど素人なのに情熱は誰にも負けない主人公の歩。皆それぞれの選択肢の中で懸命に足掻く姿が愛おしいです。 もっと汗と涙と絶望にまみれて長く書いてくれても良かった。白熱したまま読み終わってしまいましたが、もっともっと燃え尽きたかったです。物足りなくは全然ないのだけれど、彼らの姿にもっと触れていたかったのであります。すっごい好き。
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漫画を題材にした小説ですが、まるで漫画のようにあっという間に読んでしまいました! 登場人物それぞれのキャラが立っており、コミカルで面白い。主人公がどんどん成長していくのも漫画のようなわくわくする設定でした。 自分が漫画好きなのもあり、どこか共感できる部分もあって非常に読みやすかっ...
漫画を題材にした小説ですが、まるで漫画のようにあっという間に読んでしまいました! 登場人物それぞれのキャラが立っており、コミカルで面白い。主人公がどんどん成長していくのも漫画のようなわくわくする設定でした。 自分が漫画好きなのもあり、どこか共感できる部分もあって非常に読みやすかったです。
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