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阿・吽(9) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2021/05/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

坂上田村麻呂…平城天皇を受け止めたところ大きかったなぁ。最澄と空海会わせたい、って言ってたけど退場寂しい。空海が最澄に宛てた手紙「風信帖」、あまりに真っ直ぐで切なくなってしまいました。最澄は耳も目も病んでて応えられなかったのも悲しい。でもきっとこれから。。それにしても空海はほんとに絵が下手だったのかな…?

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2020/03/19

本巻は「薬子の変」。面白かったけど、短かったなー。もうちょい読みたかった。 空海の絵が「下手くそ」であるというのは面白かった。空海が対象をどのように認識しているのか、という問題は、「阿吽」という漫画全体にも通じると思われる。 文字が浮かび上がり、生物が躍動し、光と闇が入り乱れる作...

本巻は「薬子の変」。面白かったけど、短かったなー。もうちょい読みたかった。 空海の絵が「下手くそ」であるというのは面白かった。空海が対象をどのように認識しているのか、という問題は、「阿吽」という漫画全体にも通じると思われる。 文字が浮かび上がり、生物が躍動し、光と闇が入り乱れる作画は、読者である我々に「体験」として受容される。 ぼくたちにとって、最澄と空海の人生は「阿吽」の華やかな描写によって認識されるのだ。 そして、空海にとって、ほとんどすべてのものはシンプルに認識される。だが、ある特別なものにだけ、彼の認識の解像度は飛躍的に向上する。 まさに、ぼくたちは空海(や最澄)の認識を(追)体験しているのだ。

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2019/04/12

『阿・吽』9巻読了。この年で読んで良かった。空海の「若さ」が解るし、最長の「涙」の意味も伝わる。そして頭の中ではamazarashiの『フィロソフィー』の~悲しみを知っている 痛みはもっと知っている それらにしか導けない 解が君という存在で~と言う下りがぐるぐる回っていた…

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2019/04/17

大好きな空海を特集していたテレビ番組に、学者に混じって、著者のおかざきさんが出ておられた。発言が洗練されていて、お洒落で、しかも鋭敏かつ的確で、この人の漫画を読んでみたいと思い、検索して『阿・吽』を取り寄せた。毎巻、圧倒されながら読んでいる。あらゆる角度から見て、良くできている。...

大好きな空海を特集していたテレビ番組に、学者に混じって、著者のおかざきさんが出ておられた。発言が洗練されていて、お洒落で、しかも鋭敏かつ的確で、この人の漫画を読んでみたいと思い、検索して『阿・吽』を取り寄せた。毎巻、圧倒されながら読んでいる。あらゆる角度から見て、良くできている。唐に行ってみたくなったし!泰範と空海がどのような出会い方をし、どのような関係として、描かれるのか、今からとても楽しみだ。

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2019/03/22

歴史が動き新しい時代が開かれようとしています。最澄は切ない。平城帝は自らの病故か、あっけない。薬子にも言い分はあったのですね。橘 嘉智子は美人のイメージが違いました。今回は、杉本苑子さんの「檀林皇后私譜」を思い出す部分があります。

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