盤上に死を描く の商品レビュー
詰将棋とそれに関する蘊蓄が詰み込まれたミステリー。ミッシング・リンクの謎、作中の詰将棋を解く楽しさで最後まで興味を惹きつけます。 しかし、主人公の女刑事と、その相方のイケメン刑事が魅力的なキャラなのにも拘らず二人の掛け合いの面白さはいまいちですし、警察の無能ぶりを露呈、犯人の動機...
詰将棋とそれに関する蘊蓄が詰み込まれたミステリー。ミッシング・リンクの謎、作中の詰将棋を解く楽しさで最後まで興味を惹きつけます。 しかし、主人公の女刑事と、その相方のイケメン刑事が魅力的なキャラなのにも拘らず二人の掛け合いの面白さはいまいちですし、警察の無能ぶりを露呈、犯人の動機と行動に乖離があるなど、なんか勿体無い感じでした。
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将棋の事はまるっきり分かりませんが、お話は面白かったです。 色々な知識を持っているという事大事ですね。
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連続殺人鬼。 その殺人の被害者には、将棋盤の詰将棋をするためピックアップされた。 久しぶりに刑事物語を読んだが、被害者のパターンには驚かされた。 また、その奥に隠された本当の犯行の動機についても、終わったと思わせて、まだ1章あるのでなかなかこっている。 殺人の動機なんて他人に...
連続殺人鬼。 その殺人の被害者には、将棋盤の詰将棋をするためピックアップされた。 久しぶりに刑事物語を読んだが、被害者のパターンには驚かされた。 また、その奥に隠された本当の犯行の動機についても、終わったと思わせて、まだ1章あるのでなかなかこっている。 殺人の動機なんて他人には理解できないものもあるが、この動機で複数の人の命を奪うのはやばいね。 トリックはほぼないのですが、殺人パターンを工夫したっという感じですね。
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「このミス」優秀賞に輝いた65歳の新人・きっと猫好きな井上ねこさんの本格的詰将棋ミステリ処女作。本書には「どえりゃーこと」等の名古屋弁も楽しいローカル色が出ていて実際に現地に行ってみたくなりますし、詰将棋の面白さにも目覚めさせてもらえましたね。詰将棋と見立て殺人をミックスさせたア...
「このミス」優秀賞に輝いた65歳の新人・きっと猫好きな井上ねこさんの本格的詰将棋ミステリ処女作。本書には「どえりゃーこと」等の名古屋弁も楽しいローカル色が出ていて実際に現地に行ってみたくなりますし、詰将棋の面白さにも目覚めさせてもらえましたね。詰将棋と見立て殺人をミックスさせたアイディアは単純ながら理解し易く巧く考えたなと感心しましたね。勿論こんな狂った殺人ゲームを本当にやられたらたまったもんじゃありませんがね。元詰将棋マニアの女刑事・水科と優男・佐田(×さだ〇さた)刑事コンビの活躍をまた読みたいですね!
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詰将棋に詳しくないからなんとも言えないけれども、作品の内容が秀逸というよりは、ミステリーに詰将棋を絡めた発想が斬新だ、という一点において受賞しただけのように感じた。特に人間ドラマがあるわけでもなく、被害者たちは殺されるためだけに作品内に登場したような能面の集まりだったし、佐田の立...
詰将棋に詳しくないからなんとも言えないけれども、作品の内容が秀逸というよりは、ミステリーに詰将棋を絡めた発想が斬新だ、という一点において受賞しただけのように感じた。特に人間ドラマがあるわけでもなく、被害者たちは殺されるためだけに作品内に登場したような能面の集まりだったし、佐田の立ち位置がよく分からないし、水科のキャラ設定も定まってない。ガチャガチャっとした作品。
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詰め将棋のパズル的要素はあまり知らなかったので、個人的には新鮮でした。作者はサービス精神が旺盛なのか、少し情報を出し過ぎな感じで、ミステリーとしてはちょっと物足りなかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
デビュー作という事で、星3つ。 将棋好きの女性刑事が連続殺人事件の謎に迫るミステリ。 少し残念なのが、主人公の女性刑事。最近の小説にしてはキャラが弱い。また、思わせ振りに登場し相棒となる所轄署の中年男性の刑事も、結局これといった話もなく期待はずれ。あの登場場面の周りの様子は何だったんだ。 ミステリとしての謎は、面白いのになぁ。
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ネタバレになるので詳しくは書けないが、かなり危な〜い内容。関係者が全員亡くなるのを待っての発表ということかな(^^)
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このミス優秀賞作品! というより、小説現代のショートショート仲間がデビューした! というので、購入。 おもしろかった。連続殺人にワクワクするって、ミステリーファンの悪いところです。 すみません、動機なんて放っておいて楽しみました。 「改作」のところが上手いなあと思いました。 あ、...
このミス優秀賞作品! というより、小説現代のショートショート仲間がデビューした! というので、購入。 おもしろかった。連続殺人にワクワクするって、ミステリーファンの悪いところです。 すみません、動機なんて放っておいて楽しみました。 「改作」のところが上手いなあと思いました。 あ、タイトル、表紙、帯と将棋おしですが、将棋を知らなくても大丈夫です。
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